【黒い砂漠】序盤を終えて（その３）
韓国の「Pearl Abyss」が運営するMMO『黒い砂漠』です。
お試し版のFFXIVをうっちゃってプレイしてみたら、なるほど気になる点もちらほら。今回は世界観も絡めて、そのあたりを。
まずは”The”がつく剣と魔法の世界というのが1つめ。
古めかしい王道の欧風ファンタジーで、たぶんウケない。
これ、とくに日本ではコンサバですらなくなって「濃い目に味付けしないと食べてもらえないもの」くらいに成り下がったジャンルな気がしますね。
転生したりフルダイブしたり出会いを求めたり居酒屋だったり。
もちろん、そのどれでもないのでキャッチーさに欠けます。
ちょっと余談ですが、似たような感じがあるのかAmazonのレビューで”モンハン”が引き合いに出されている不思議。まったくのお門違いですね。
ところで私が購入した2022年4月末は1,000円ちょっとで買えたのに、これを書いている6月半ばで倍額になっていました。
この変動相場も、よくわからなくて不思議っちゃ不思議。
さておき。
『黒い砂漠』には非現実的な移動インフラがないので、もっぱら移動は馬を駆るしかありません。この、移動のまどろっこしさが2つめ。
ぼけーっと走っている様を見続ける時間があったりします。
いっそ馬がなければ徒歩で。
滑空できる、なんて特殊な役職もありますが、こちらは例外。
どちらにしてもプレイ時間の何割かは移動するだけになることも。
「Red Dead Online」にもハマったクチなので、耐性もあるのか気にならないものの、嫌なひとは耐えられないだろうな..とも思っちゃいますね。
馬のモーションは、ちょっとザンネンな感じ。
いや、きっと「Red Dead Online」が良すぎるんだろうな。
で、3つめ。
課金要素については、あまり気になりません。
そもそも、こういうのって買うひとしか買いませんし。
進めていくうちボーナスでもらえる衣装もあるし、そもそも装備品で変わる見た目も悪くないので、べつに衣装が必要ないんじゃないかとも。
ただ、ここまで一貫して剣と魔法の世界に傾倒していながら、課金層狙いか奇抜なセーラー衣装もあったりで..見かけて萎えることもあるかな。
そういうのに限って「そりゃねえだろ」なデザインだったりもします。
最後に、MMOとして楽しめるかどうか。
メインクエストほか特殊なものでなければ基本はソロで攻略できるようで、是が非でも”パーティを組まないと進めない”なんてのはありません。
このあたりは「MMOって知らないひととやるんだよなぁ」で気後れしてたひとも手が出しやすいんじゃないでしょうか。
慣れてきてパーティでも組んでみようか、と思ってからギルドやらを探してみるなり、”ならでは”の楽しみを見つけていくくらいでいいかも。
オンラインであること、の押し付けがないのは『黒い砂漠』の良いところ。
プレイヤー同士で戦う＝PKのあるMMOですが、特定クエストをクリアしてレベル制限を外さなければPVP対象にならない仕組み。
牧歌的なプレイがしたければ、クエストを受けないという選択もありです。
とはいえ制限を開放すると襲われまくるなんてこともありません。
少なくともコンソール（PS4）版は、そこまで殺伐としてない感じです。
たぶん物語としては序盤。
でなければ、せいぜい第1章というところまでを終わらせてみて..
プレイしてみた中で、はじめてのMMOにはベストマッチだと思います。