見出し画像

2021年7月28日、これからの快進撃が約束された日

2020年から2021年にかけてのなにわ男子さんの快進撃は思い返してみても半端じゃなかった。

2020年1月、前年から行っていた全国ツアーの追加公演を大阪城ホールで行い、そのあとすぐに関西ジャニーズJr.として京セラドームを3公演埋め、2月末にハイチュウのCMに抜擢されたあたりで、「これはちょっとすごいことになってきたな……」という感覚があったし、その1ヶ月後には初めての東京進出として両国国技館でのコンサートを控えていたりして、「もう絶対両国でデビューじゃん!!!」と話したりもしてた。

結局、両国国技館公演はコロナウイルスによって延期・中止になってしまって、はしごを外されたような気持ちだったのだけれど、それに反してなにわ男子の勢いは止まらなかったように感じる。コロナ禍によって現場がまったくなくなってしまった中で、持ち前のトーク力や明るさでバラエティをどんどんこなしていったなにわ男子は、勢いの衰えを感じさせなかった。

2020年
・大西流星くん藤原丈一郎くん大橋和也くんがTBSゴールデンバラエティレギュラーに抜擢
・4月のめざましTVマンスリーエンタメプレゼンターに大橋和也くんが抜擢
・7人主演のドラマ『メンズ校』決定
・めざましテレビで冠コーナー決定
・テレビ朝日での期間限定冠バラエティ番組決定
・MステにジャニーズJr.合同で出演
・めざましテレビをジャック
・両国国技館コンの振替公演を配信
・なにわ男子のオールナイトニッポンプレミアム決定
2021年
・ジャニーズJr.チャンネルに参入
・大西流星くん主演ドラマ決定、主題歌になにわ男子の楽曲
・道枝駿佑くん主演舞台「ロミオとジュリエット」決定
・テレビ朝日でレギュラーバラエティ番組決定
・読売テレビ音楽特番サポーター就任
・西畑大吾くんスピンオフドラマ主演
・道枝駿佑くん小枝のCMキャラクター、手ピカジェルCM
・藤原丈一郎くん、阪神オリックス戦で初実況席
・ABC夏の高校野球、熱闘甲子園応援ソングに抜擢
・Mステ単独初出演、オリジナル曲披露
・8ヶ所26公演の全国アリーナツアー開催
・なにわ男子のオールナイトニッポン決定

「本当にジャニーズJr.か?」とファンはよく言うけれど、デビュー組に混ざってもこの仕事量とその質はすごいと思う。どう考えても次のデビューはこのグループだ、と客観的にみれば間違いなくそうだろう。
でも、2020年下半期以降、気がつくとなにわ男子は“デビュー”という言葉を使わなくなっていた。デビューしたその先について話すことが多くなっていったし、どんなに大きな仕事がきても、すごくナチュラルにそれを受け入れてしっかりとこなしているような印象もあった。だから、周りとは「デビューが決まっていることを伝えられてるんじゃないか?」って話をしたりもした。

でも、実際は全然違った。

デビュー発表があった7月28日昼公演MC、絶対に“そう”だろうと思えるほどの確定演出ですら茶化して、“そうじゃない”ふりをする。インスタアカウントの開設、単独YouTubeチャンネルの開設、もうここまできたら次は……となりそうなところで、おそらくなにわ男子のメンバーもそう思ってはいたのだろうけれど、誰も確信した表情はしていなかった。なにわ男子のみんなが今までどれだけもどかしい思いをしてたのかということを実感してしまうほどに、最後の最後まで、「デビュー」という単語を見るまでは、なにわ男子のみんなは動かなかった。
そしてデビュー決定の知らせのあと、「知っていたんじゃないか」説をおもいっきり蹴飛ばすくらいの全員での大号泣。「ああ、これはデビューを匂わされたりはしてなかったんだな」とすぐにわかったし、それと同時に、あれだけの大きな仕事を任されても、「自分たちがデビューに近づいた」「デビューできるかも知れない」「デビューしたい」というような直接的な言葉や態度をこちらに見せないように努めていたのかもしれない、とも思った。すごい子たちだ。平均年齢ハタチそこそこのグループなんだからポロッと本音が出たり、調子に乗って浮足立って匂わせてみたりしてしまってもおかしくない。でも、それが一切なかった。すごすぎる。みんなで同じ意志を持って同じ方向を向いて歩いてきたということが痛いほどわかった瞬間だった。

デビューが決まって、7人だけで集まって、肩を組んで、みんなで声を上げて泣く姿もとても印象的だった。他担からの心無い言葉も聞こえていただろうし、何をしても何を話してもどこかから文句が出る日々、それ以外にもいろんな苦労があったんじゃないかと思う。さまざまな重たいものを抱えながらひたすら7人で一列に並んで歩いてきたからこそ、デビュー決定の文字を見た7人は、まず先に7人で喜びを分かち合おうとしたのかもしれない。

なにわ男子の快進撃は、まだまだ続いていきそうな気がする。
あの7人だったらなんでもできそうな気がする。
大きな仕事をしているところが想像つく。
5大ドーム公演をしている姿、国立競技場でコンサートをする姿、紅白歌合戦で司会をやっている姿、ぜんぶ“ありそう”と思える。
ファンは、7人のそんな夢がかなうように、7人の隣に並ぶだけだし、「手繋いでみんなで一列になって行こな〜!」という大橋くんの掛け声でみんなで前に進むだけ。“CDデビュー”によって、これからもそれを続けていくことができるという確約がもらえたのが本当にうれしい。

改めて、なにわ男子さん、デビュー決定おめでとう。
これからも隣を歩かせてください。

※デビュー発表の動画が公開終了されたので削除しました。