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ご褒美みたいなライヴ/ Ravyn Lenae「One Wish」

(8月1日のジャム&ルイスの大阪公演に行かれる方は、壮大にネタバレしてますので、ご注意ください)

7月はこの日のために生きていたと言っても過言ではありません……ジャム&ルイス、キャリア40年以上にして初のリーダー来日公演!!!

私がチケットを取ったのは初日、7月28日のセカンド・ステージ。場所はビルボードライヴ東京。
この日のためにライターの林剛さんがXにアップしていたジャム&ルイスのライヴの動画を観たり、林さんのプレイリストを聴きまくったりして(林さんに頼りまくっているw)準備万端。何より会場に行く前から居酒屋で呑んできたので気持ち的にも準備万端(笑)。
そしてファースト・ステージに行った方達から「最高だった!」という報告を受けて気分は上がりっぱなし。

会場に着いたら知り合いもたくさん。DJ ICE夫妻が隣の席だったり、元bmrの丸屋九兵衛さんにも久しぶりにお会いしたり(丸屋さんの変わらなさはある意味異常w)

開演時間の20時30分ピッタリに(真面目!)ジャム&ルイス御大とゲスト・ヴォーカリストのシェレーエ&ルーベン・スタッダード、およびギター&ドラム&キーボード(ミュージック・ディレクター)が登場。
1曲目は上記ライヴ映像で予習していた通り、S.O.S.バンド「Just Be Good To Me」!
初っ端から総立ちで凄まじい盛り上がりを見せていました。
私もヒールを脱いで踊りまくり(笑)
客層はおそらく私より年上の、80年代に青春を送ってきたであろう方々が大半で、だからこそS.O.S.等タブー・レーベルの曲は超大盛り上がり。「Saturday Love」なんて大合唱ですごかったですよ。

S.O.S. Band / Just Be Good To Me

Cherrelle & Alexander O’Neal / Saturday Love

ちなみにステージ正面に見て右側がジミー・ジャム、左側がテリー・ルイス。ジミーが肩からキーボードを下げて、テリーはベースを弾いてました(弾いてない時も多々ありw)。もちろん黒いスーツに黒いハット、サングラスというジャム&ルイス・スタイル😎丸屋さん曰く、足元はスニーカーだったらしいです笑。

その後もジャム&ルイス・プロデュース作品をシェレーエ&ルーベンが歌っていくのですが、特筆すべきはシェレーエのヴォーカル。シェレーエ(Sheléa)はフライトタイム一門で、2013年に『Love Fell On Me』でデビューしているシンガー。彼女がとにかくすごかった!!!ジャネットにもシェリル・リンにもヨランダ・アダムスにもアン・ネズビーにもなれる歌声(by林さん)の持ち主で、彼女の“歌ぢから”のおかげで、ただの懐メロ・カラオケ大会にはならなかったと思う。パワフルなシャウトも繊細なハイトーン・ヴォイスも自由自在。こんな才能の持ち主が売れないんだからなー。そして彼女レベルのシンガーがゴロゴロいるアメリカ。恐るべし。ちなみにスーパーミニスカートを履いてらして、パンツが見えないかそっちもドキドキしてました笑。

もう1人のルーベンはR&Bファンにはお馴染みのシンガー(ご存知ない方はググってください)。若干カンペ見過ぎな感じでしたが(笑)、もちろん歌うまかったですよ。けど正直、存在感はシェレーエの方が圧倒的だったなー。ベルベット・テディ・ベア(彼の愛称)な風貌は変わらずでした。

楽曲はジャネットの曲が半分くらいを占めていて、やっぱりジャム&ルイス=ジャネットなんだなぁと思いました。
あとアッシャー至上主義者としては「U Remind Me」をやってくれたのが嬉しかったなー。
フォースMD‘s「Tender Love」からのボーイズIIメン「On Bended Knee」の流れも死ぬかと思いました。
あとあと、私の知り合いの多くが「この曲で泣いた!」と言っていたのがヨランダ・アダムス「Open My Heart」。この時のシェレーエもすごかったー!!!

Yolanda Adams / Open My Heart

そして私的モスト・エモーショナル・ポイントはラストのサウンズ・オブ・ブラックネス「I Believe」!!!
なんとなーくジャネットとかタブーの曲がメインで、パースペクティヴはやらないだろうなぁと勝手に思っていたので、まさかのSOBに大感激。当然大盛り上がり。これが「I’m Going All The Way」だったら私は号泣&失神していたことでしょう。あの曲ほどラストに相応しい曲もないですから(知る人ぞ知るディスコ・ギャラクシーのクロージング・ソングでもありますw)

Sounds of Blackness / I Believe

全28曲、畳み掛けるように次々と曲をやってくれたので、予想以上にたくさんの曲を聴くことができて大満足。そのどれもがヒット曲というのが本当に凄い。お客さんのパワーも凄まじくて、本当に素晴らしかったです。彼らも日本人がこんなに盛り上がるとは思っていなかったんじゃないでしょうか。これに気分をよくして、また何度も来日してくれることを祈るばかりです。

終演後、ドリンクのお会計をしてたら隣でTシャツが売っていたので興奮そのままにゲット。Tシャツを買うとジャム&ルイスとミート&グリートできるという特典があって、別にそれはいいかなーと思ってたんだけど、せっかくなので列に並んでみる。ただ話せるだけなのかなーと思ってたら、まさかの2ショット写真が撮れるとのことで、神様と写真を撮ってきましたよ!!!家宝です!!!

緊張しすぎて「Thank you for coming to Japan!」という短い文章を噛みました笑
興奮のあまり買ってしまったTシャツ。初日で売り切れちゃったみたい。

ライヴ翌日も、翌々日も、ライヴに行った方達と感想LINEを送りあったり、興奮がずっと続いてる感じ。私だけじゃなく行った人達みんなね。
R&Bを、ブラック・ミュージックをずーーーっと聴いてきたからこそこんなに楽しめたわけで、本当にずっと聴いてきて良かったなぁと心底思いました。ご褒美みたいなライヴでした。
とにかくジャム&ルイスの2人にはずっと健康でいてもらって、また来日してもらわねば! まだまだやってない曲は山ほどありますから! 「Sensitivity 」も「Optimistic 」も「The Best Things In Life Are Free」もやってないですから! 頼みましたよ!!!


<今日の1曲>
Ravyn Lenae / One Wish feat. Childish Gambino

この流れでジャム&ルイスの曲を紹介すべきでしょうが、やはりここは新譜で。1ヶ月近くnoteを書いていなかった間にも新譜は色々出てますが、最近のお気に入りはこれかな。シカゴ出身のシンガー、レイヴン・レネーの新曲で、チャイルディッシュ・ガンビーのをフィーチャーしたメロウ・ミディアム。ギターのループが心地好いトラックの上で、エアリーな歌声を聴かせております。チャイルディッシュ・ガンビーノの気怠い歌声もナイスです。レイヴン・レネーはDJ Dahiがメイン・プロデューサーを務めたニュー・アルバム『Bird’s Eye』を8月にリリース予定。そちらも楽しみ!

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