人間は恋に落ちると目がハートになるの/Chris Brown「Closure」

朝から大興奮したアッシャーの「Tiny Desk Concert」。

「Tiny Desk Concert」とは、米公共ラジオ放送NPR(National Public Radio)が企画するライヴ・シリーズで、会場は実際のNPRのオフィス。
これまでもコールド・プレイ、テイラー・スウィフト、BTS等々、500組以上のアーティストが出演していますが(もちろんR&Bアーティストも多数出演)、満を辞してアッシャーの登場となりました。
これがまぁ、大人の魅力とキュートさが満載の最高な内容。アッシャーのヴォーカリストとしての資質の高さもよくわかります。さらにはコーラスがエリック・ベリンジャーとヴィドという贅沢さ。流石はスーパースター!
長年「アッシャーはかっこいい!」と言い続けるも、「ニカウさんじゃん!」と馬鹿にされ続けてきた(やや大袈裟)私としては、やっぱりアッシャーはカッコいいんだよ!だからずーっとそう言ってたじゃん!と思ったのでした(笑)。

アッシャーには東京とLAで2回対面インタビューしたことあります。
東京でのインタビューは4th『Confessions』(2004年)が出た時だったかな。某ホテルで30分くらいのインタビューだったのですが、生で見たアッシャーがあまりにカッコよくて、インタビュー終わった後に、同行していた編集者くんに「真紀さん、目がハートになってますよ」と言われたのでした。人間って恋に落ちると本当に目がハートになるんですよ!
実はこの時のインタビューで私が勝手に<アッシャーに誘われた>と思っている出来事があったのですが、誰も信じてくれない&この話をするとかなりイタいおばさんと思われるので(もう思われてるでしょうがw)割愛。これからも私の心の中でこの出来事は生き続けるのです←イタいよ!

LAでのインタビューは5th『Here I Stand』リリース時(2008年)。東京のインタビューの時よりも取り巻きがすごくて、緊張感もすごくて。アッシャー自身もちょっとお疲れモードで、あのキュートな笑顔がなくて(あの笑顔にやられるのよ)、東京でのインタビュー時ほど盛り上がらなかった記憶。もちろんカッコよかったですけどね。だからインタビューよりも、一緒に行った音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんと、当時LAに住んでたライターの大前至さんと3人でショッピングしたり、車の中で超しつこい高橋さんに私がブチ切れたことの方が思い出となってます(笑)。

ともかく、アッシャーは私にとってはメアリー・J・ブライジと並んで最も思い入れの強いアーティスト。ライナーもたくさん書かせていただいたし。久しくアルバムが出てないので、そろそろ新作リリースしてほしいですね。

Mary J.Blige / Need Love feat. Usher

そういやメアリーの最新作『Good Morning Gorgeous』にアッシャー参加曲あったなーと思いピックアップ。私的には得しかない組み合わせでございます。

Lucky Daye / Guess

最新作『Candydrip』収録曲。アッシャー「U Don’t Have To Call」をBPM遅くして使用してます。

と、作品出してなくとも、2022年もアッシャーは随所で顔を出しているのでした。流石はスーパースター。常に存在感がありますね。


<今日の1曲>
Chris Brown / Closure feat H.E.R.

新作ラッシュのR&B界ですが、かつてアッシャーの後継者と言われていたクリス・ブラウンも新作『Breezy』をドロップ。これが昨今の流れに反して、24曲入り、1時間20分という特大ヴォリューム。聴くのぶっちゃけ超大変(汗)。ゲストもリル・ウェイン、リル・ベイビー、エラ・メイにブラスト等々、超盛り沢山。中でもH.E.R.をフィーチャーしたこの曲が好きかな。猛烈に暑い毎日に涼やかな風を送り込んでくれるような、クールなミディアムとなっております。

Chris Brown / We(Warm Embrace)

本作からの先行シングル。こちらはガイ「Let‘s Chill」使い。90年代R&Bをネタにするのが流行っているというか、もはや定着してきた感じですね。
ちなみにこのMV、結構ややこしくて、最初に流れてるのは「Sleep At Night」という曲で、夢から覚めた後(1分15秒過ぎ)からこの曲が始まります。最後なぜか宇宙に連れていかれてます(笑)

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