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ミネアポリスに足を向けて寝られません/BJ The Chicago Kid「Forgot Your Name」

もうリリースから1ヶ月近く経ってしまいましたが(汗)、すっかりお馴染み、ユニバーサルの再発シリーズ『Throwback Soul〜ソウル/ファンク定番・裏定番・入手困難盤』の第4弾<ニュー・ジャック・スウィング/ヒップホップ・ソウル・エラ〜ネオ・ソウル前夜編Vol.2>(4/26発売)にて、

●ミント・コンディション『From The Mint Factory』
●フロント・ページ『Front Page』
●ジャネイ『Pronounced Jah-Nay』

の3作品のライナーノーツを執筆しました。

ミントは「Nobody Does It Betta」「U Send Me Swingin’」といった代表曲に加え、シングルカットされてない大名曲「If The Feeling’s Right」を収録! 今やすっかり大物のクリス・デイヴも第7のメンバーとして参加してますよ。

Mint Condition / If The Feeling’s Right

フロント・ページは何はともあれ「Like You Used To Do」! 後期NJSの大名曲! 個人的には94年の裏ベスト。

Front Page / Like You Used To Do

ジャネイは「Hey Mr. DJ」「Vibe」「Sending My Love」「Groove Thang」といったシングル諸曲がずらり。これら全てネタ使いの曲でヒップホップ・ソウル全盛のこの時代の香りがプンプンします。それ抜きにしても2人のヴォーカルと佇まいはエレガントでスタイリッシュでソフィスケイテッド。彼女達を超える女性デュオは出て来ないんじゃないかなーと本気で思います。

Zhané / Hey Mr. DJ
マイケル・ワイコフ「Looking Up To You」使いで、サビではブランド・ヌビアン「Step To The Rear」も登場。

もちろん全部大大大好きなグループ(デュオ)ですが、中でも個人的に思い入れの強いのがミント・コンディション。
なぜなら、私は今は無きblast誌のライター募集で、彼らのサード・アルバム『Definition Of A Band』のレビューを書き応募→優秀作に選ばれて、ライター・デビューしたのです!

↑以前「懐かしのヒップホップニュース」さん(面識なし)がTwitterであげてくれていたもの(恥)

なんでミントのこのアルバムを選んだのか全く覚えてませんが(ライター募集あったの98年で、このアルバム96年だし)、ともかくミントのおかげでライターになれたので、彼らには感謝しきりです。ミネアポリスに足を向けて寝られません。

というわけで、これ以来、彼らは私にとって一層特別な存在となり、あらゆるところでミント愛を公言しており、それもあって(?)今回ライナーを書かせていただいた……のかは分かりませんが、一応レコード会社の担当者さんからも「真紀さんしか思い浮かばなかったですよ!」と言っていただいたのでした。

Mint Conditon / Love Is For Fools
好きな曲は山ほどあれど、映画『Why Do Fools Fall In Love』(98年)のサントラに収録されたこの曲は私にとってちょっと特別かも。普及のために、12インチを3枚買って、友達に誕生日でもなんでもないのにプレゼントしました(笑)。プロデュースはケリ・ルイス。のちにトニ・ブラクストンと結婚してグループ脱退(現在は離婚)。戻って来ないのかなー。

↑この曲について、『R&B HIP HOP DISC GUIDE』(ブルース・インターアクションズ刊)で熱く語った記憶……と思って探したら、思ってた以上に暑苦しかった(笑)。

↑ミントっていつ来日したっけ…と調べてたら音楽評論家の吉岡正晴さんのブログに到着し。吉岡さんにもミント愛を熱く語っていた模様(汗)

メイン・ヴォーカルのストークリーはソロとして大活躍だけど、やっぱりミントのライヴが観たいなー。アルバムも2015年の『Healing Season』以来出てないし。バンドならではの一体感を味わえる希少なR&Bグループだし!頼むよ〜!!!(>人<;)


<今日の1曲>
BJ The Chicago Kid / Forgot Your Name feat. Cory Henry

活躍著しいBJ・ザ・シカゴ・キッドの新曲は、コリー・ヘンリーを招いたハイ・サウンド・ライクなソウル・ミディアム。ハイ・サウンド好きの私にはドンピシャ! 最高! プロデュースはチャーリー・ビリアル&イエティ・ビーツ。チャーリー・ビリアルは2月にトゥイートをフィーチャーした70sソウル風味の曲をリリースしてるので、彼の趣味が反映されたという感じでしょうか。もちろんBJの趣味もですけどね。

Charlie Bereal / The Making of You feat. Tweet
ついでにこちらも。トゥイートもお元気そうで何より。

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