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自分で作る書類:履歴書(その1)

履歴書の概要

履歴書には(その1)と(その2)があります。
(その1):居住歴、学歴・職歴、身分関係を記載します。
(その2):出入国歴、技能・資格、賞罰を記載します。

履歴書(その1)の書き方

(その1)には、居住歴、学歴・職歴、身分関係を出生から始まって時系列に空白なく記載します。いつものようにテンプレートを用意しましたのでご利用ください。

①氏名

帰化前の氏名をフルネームで記載します。書き方はこれまでと同じですね。

②年月日

和暦で記載します。
西暦-和暦の換算はこちらで確認できます。
正確な日付がわからない場合は、月までを埋めるようにしましょう。

③住居関係

1行目は、必ず生まれた場所を記載します。出生届記載事項証明書や出生証明書と同じ住所を記載します。

2行目以降から、これまでに住んだ場所を記載していきます。住所の最後には(昭和48年3月31日移転)などと、次の場所に移転した日の前日を記載します。
現在住んでいる住所には、(現在まで)と記載します。

これまでの住所歴が分からない場合は外国人登録原票(閉鎖外国人登録原票)を取り寄せる必要があります。請求は、出入国管理庁に行います。詳しくはこちらを参照ください。

④学歴・職歴

学歴
○○小学校入学と書き、別行に同校卒業と記載します。中退の場合は、中退と記載します。

職歴
会社名、担当職種を記載します。具体的な職務内容も記載します(営業担当など)。

退職の場合は、「前記会社退職」と書きます。アルバイトの情報も忘れずに記載しましょう。

現在勤めている会社の情報の後ろには、(現在まで)と記載します。

人材派遣会社に登録していてさまざまな会社に勤務している場合は、以下のように記載します。
〇年〇月 ○○株式会社(人材派遣会社) 入社 (介護職)
〇年〇月 株式会社XXへ派遣(介護職) (令和〇年〇月まで)
〇年〇月 同社契約期間終了

⑤身分関係

父、母が死亡している場合は、父死亡・母死亡と書きます。

結婚した場合は、婚姻届を届けた日にちを記載します。「韓国人姜和子と婚姻届」と記載します。事実婚をした場合は、「韓国人姜和子と事実婚」と書きます。

結婚した日は婚姻届の日です。結婚式を挙げた日ではありません!

子どもが生まれた場合は、「長女信子出生」などと記載します。

父母が離婚している場合は、「父母離婚」と書きます。

履歴書(その1)は人生の歴史

履歴書(その1)は、引っ越し、これまでの学歴、職歴、出生、結婚・離婚、子供の誕生、親の死亡など、人生の記録そのものです。そのため、情報量も多く、時系列に沿っていきなりこのテンプレートに記載することはできません。まずは思いつくままにExcelに入力し、最後に日付でソートしてから記載するようにしてください。

これまでの人生の歩みを年表にしていきましょう

チェックリスト

チェックリストを用いて、記載の不備がないか、必要書類は集められそうか確認してみてください。


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