タオルちゃん

さて、たまには「死」以外の事も書いていきたいと思う。

私は赤ちゃんのときから寝るときにタオルが手放せない。タオルがあると安心するのだ。どう使うかというと、寝る前に顔にスリスリするのだ。肌触りが最高だ。もう死んでもいいとさえ思える。

ちなみに、わたしはこのタオルを「タオルちゃん」と名付けている。現在このタオルちゃんは4代目にあたる。

世の中にはありとあらゆるタオルがあるが、全部が全部タオルちゃんになれるわけではない。厳しい審査があるのだ。

それは、私がほっぺすりすりをして気持ちいいかどうかだ。だいたい、この試験で9割は不合格となる。次の世代の募集しているときに出会った肌触りのよいタオルだけがタオルちゃんになれるのだ。

タオルちゃんはだいたい5～10年周期で変わる。毎日使っているのでどうしても時間がたつとボロボロになってしまうのだ。

小さい頃は、大人になったらタオル離れすると思っていたが、見事に治らなかった。残念すぎる。

自分は今日もタオルちゃんとともに寝続ける。

おわり

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