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非常に魔の山

非常に魔の山である。
もはや、ロシアが北海道に攻め込んだら
私はなんとか丘を確保するために進軍すると思う。
そんなことを洗濯物を干しながら思った。

なぜだろうか。
席替えも飽きたのだろう。
もうすべての席を見てしまった。
これが繰り返されるのかって思ってしまった。

教育の失敗。
そういうこともあるのだろう。
なぜ志願したのだろうか。
魔の山には政治が出てこない。
新聞読んでるけど、関係ない。
だって魔の山なんだから。
そういうことなのかもしれない。

今の私と同じだ。
飽きてしまった。
生き死に興味がないのだろう。
だから進軍したのだろう。
教育の失敗。
死にに行ったのだろう。
どこでもいいのだろう。

そんなことを思った。
昨日は飲めなかった。
ごはんでおなかいっぱいになって
満足してしまった。
することがなくなった。

ゲームって足りないからやるんだろうね。
何かの穴を埋めるのだろう。
でもおなかいっぱいだと興味がなかった。
どうでもいいしね。

これが続いたら、絶望する。
夜、やることがないから、結婚するのだろう。
子どもができれば忙しい。
心を亡くすことができる。

夢中になれる。
そういうことなのだろう。

魔の山にいるのとなんら変わりない。
ただ続くだけ。
連綿と続くだけ。

正法眼蔵を読んでいて思うのは
さっぱりわからない。
何がいいたいのかわからない。
たぶん道元もわかってないのだろう。
でも読みやすい。
意味はわからないけど
読みやすい。
なんだろうね。

これが頭のいい人なんだと思う。
なんかすごいことを言ってるっぽい。
そんな気がする。
だから音読が好き。

意味なんていらないのかもしれない。
そういうものだ。

最後の7年くらいは
戦争を望んだのだろうか。
何を考えたのだろうか。
もはや考えることをやめて
お酒に浸っていたのだろうか。

どこで決心したんだろうね。
最初からかな。
大義のために死んだのではないと思う。
失った時間と名誉のために?
仕事ができない。
人間としての義務が果たせない。
そんなことを教育が埋めてくれた。
考えていれば、よかった。
でも師匠(せんせい)が死んでしまった。

殺してしまった。
自分も死にそうになった。
友人も死に
どうでもよくなった。

そんな気がしてしょうがない。

比較すること
ランキングに乗ること
お金をたくさんもらうこと。

ぜんぶ他者がいる。
でも禅には誰もいない。

そういうことなのかもしれない。
昔は中国にいけば、偉い坊さんに会えた。
でも行ってみたら、インドだった。
そういうときにどんなことを思ったんだろうね。

えー、三蔵法師しなきゃいけないの?
って思うよね。
マラソンの訓練みたいだ。
あれは、終わったと思ったら
そこがスタートらしい。
地獄だと思う。
そうやって心を鍛えるのだ。

ボクシングの人が負けたけど
そういうことなのだろう。
身体なんていらない。
名誉がすべてだって言えばよかった。
タオル投げられて負けてた。
なんか面白くなかった。

もはや興行なのだろう。
工業なのかもしれない。
すべては工場から生産される。
それでもいいと思うんだ。
何かのために犠牲なんていらない。

そんな感じになっていくのだろう。
また次がある。
次なんていらないよね。
いまを生きているのに。
って思ったりもする。

でも今を生きていないから
戦争に行くのだろう。
負けるとかどうでもいいのだ。
何を思ったのだろうね。
恐怖がなかった?
脳内麻薬にやられてた?
面白いよね。

カストルプ君は何を思っていたのだろうか。
何か考えることはできていたのだろうか。
もはや私と同じ。

彼が造船技師(エンジニア)になっていたら
アイヒマンになっていたのだろうか。
アイヒマンはその手腕でもって運んだ。
エンジニアはその運ぶ船を作った。

道具を使う人間がコワイ。
そういうことなのかもしれない。
運んだから悪いのか
考えたから悪いのか
運べるから悪いのか。

答えはでないけど
考えなくなったら終わりだ。
だから私は終わりだ。

なんだろうね。
本当に、ふと思ったのだ。
私は北海道に行くのだと。
なんとか丘を確保するために突撃するんだ。

もうそんな戦争はできないよね。
塹壕掘ったりできないよね。
私は何を目指して突撃すればいいんだろうね。
安寧の世界が来たら
何も考えなくなったら
お酒飲んでるのと何が違うんだろうね。

今日は目が覚めてしまった。
お酒を飲めなかった翌日。
そんなことを思うから
お酒を飲むのだろう。

今日を忘れるために。
眠れる夜を眠るために。
すべてが退屈。飽きちゃった。

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