お化けは嘘だけれども、居るのです
推しメンは主にメディアを通して私の前に現れます。
ホールやスタジアムやそういった会場のステージの上に現れます。
でも決して私の日常生活には現れません。
私が知っている推しメンの外側はほとんどが(装飾や演出が施されていて実態とは異なる)嘘で、私は嘘と承知で信じ、それでいいと夢を見るわけです。
なのに現実はこうだとか、お前は知らないだろうが本当はこうだとか、余計なことを言ってくる人がいる。
私は嘘を真(まこと)と思っているわけではないのです。
邪魔をしないでもらいたい。
「アイドルだって人間だし、一人の女の子だから恋だってするし、彼氏がいたって不思議じゃない」
そんなことはどうでもいいんです。
大事なのは私の前に「どういうふうに現れているのか」なのです。
そして「こういう存在ですよ」と示されれば、それに従うのです。
その在り様が気に入らなければ推すのをよすだけです。
些細なことで気に入らなくなったりもしますが。
とにかく放っておいてほしいです。
私が知りたいのは、推しメンが提示するすべての情報であって、隠していることは知りたくない。
知りたい、気になる、と言いながら、知りたくないんです。
嘘を嘘と承知で信じ込む
煙に巻かれて霞に眩まされて
それでもいいと夢を見る
これは夢だと知りながら
知っていながら信じ込む
それが私の推し方です。
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