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■技術3 ドーナツで信頼

なにかしらのシチュエーションで、キャストを説得するには

信頼

が最重要です

信頼を勝ち得るために必要な能力は、

教養と専門知識

長年の付き合いでお互いの事を理解し合っている…というようなケースではなく、初対面同士の場合、相手を信頼し得るかどうかは

教養と専門知識で判断されます

教養と専門知識

欲しいですよね!

しかし私たちは、興味がある事しか覚えられませんし、勉強する時間もありません

ではどうするか?

ポイントは、

知っている事のみを夢中で話す

その知っていることが一分野でも一か所でも、人より深かったら、「何でも知っている」と人は勝手に思ってくれます。

一般の人が言う「教養がある」「専門知識がある」という印象には、Wikipediaのように色んなことを何でもしっているイメージがあるでしょうが、そんな人は居ません。

一分野につき一箇所を掘り下げて、全部を知っているような顔をすればいいんです

例えば、プロ野球

私、桑田は、店のTwitterやブログで頻繁に、プロ野球選手を例にあげて、キャストを紹介しています

「桑田はプロ野球が好きみたいだし詳しいな」

と思ってくれているかたが居るかもしれませんが、私はプロ野球観戦に1度も行った事ないですし、テレビで野球中継を観る事もありません

西武ライオンズファンのキャスト、こすもすちゃんのほうがずーっとプロ野球に詳しいです

私のプロ野球の知識は、2000年代に放送されていた『勇者のスタジアム・プロ野球好珍プレー』のみ

ガチです

この番組が好きで、録画したビデオを何度も観ていたので、当時の選手(松井、清原、高橋由伸など)や番組で紹介されていたレジェンド選手たち(バース、達川、宇野など)には詳しくなりました。

例えば、バース選手について

阪神ファンのかたに「バースについて語ってみろ」と言われて

「バースは史上最強の助っ人外国人と言われ、王貞治の持つホームラン記録の55本にあと1本と迫る54本まで打ったけど、巨人の投手がストライクを投げなかったので、記録更新できなかった」

と話したら「もうええわ!そんなこと誰でも知っとるわ」で終わります

しかし、先述の番組で得た知識を使い

「バースは今、オクラホマでバース農場っていう馬鹿でかい農場の農場主をしてるよ。阪神退団のキッカケとなった長男ザクリー君の悪性脳腫瘍も向こうの病院で無事手術に成功して今でも元気してる」

と語ったらどうでしょう。「自分めっちゃ詳しいやん!!」となるはずです。

全体を知らなくても良くて、細部を熱く語れば教養、専門知識があると勘違いしてくれるトリックです。

そして、もう1つ。否定する技も持ちましょう。この技で、話に説得力を持たせてくれます。バースの話をしていたら、ひょんなことから

「なんやお前、バースの事は詳しいのに、岡田と掛布のこと全然知らんやんけ」

とバレたとします。その時は、屁理屈を言えばいいんです。

「僕はバースがとにかく好きでめっちゃ応援してたから、岡田も掛布も全然記憶にない。だから当時の阪神ピッチャーが誰投げてたかとかもさっぱり覚えてない。とにかくバースしか見てなくて、極端に言えばバースが打席に入るときだけテレビ点けてたから」

ここまで言えば大丈夫です。または

「お前、バースの事は熱く語るけど、阪神タイガースの事は何にも知らんやないか」

と突っ込まれたら

「阪神タイガースが好きというより、バースが好きなんや。バースが阪神タイガースでどれだけ大成功しようとも、ザクリー君の病状を第一にして、家族をとにかく1番に考えて即行動できたやん。それが凄いなって思って、そんなこと今の自分に即決できるかなってあの時のバースを思いだして考えることがよくあるねん」

みたいなことをいって、また話をバースのエピソードに戻せばいいのです

これで、その場にいる人には「野球に詳しくない奴」には見えないでしょう。本当には詳しくなくても。

1時間も喋ったらバレますが、キャストと1つのコアな話題を1時間も喋る事なんてありません。瞬間、瞬間、で話が通じれば問題ありません。

あとは、この詳しい一分野一箇所を増やせばいいだけです。

この技を、知識のドーナツ化と呼びます。

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私たちは何かを勉強するとき、誰でも知っている真ん中の部分は勉強する必要ありません。

先ほどのバース選手の例で言いますと、王貞治のホームラン記録うんぬんは誰もが知っている知識です。

ドーナツの真ん中・・・誰もが知っているような知識
外側の輪っか・・・誰もが知らないような知識


誰もが知っているような知識よりも、誰も知らないような知識のほうが自分にとって役に立つことが多いです。

なぜって誰もが知っているなら誰に聞いても教えてもらえます。でも自分しか知らないならみんな自分に聞くしかありません。ドーナツも食べるところは真ん中じゃなくて外側の輪っかだろう、というわけです。

当たり前のことのように聞こえますが、ニッチな知識の価値=教養であり専門知識となり、初対面での信頼へと繋がります。

これは、キャストに対してのみならず、私が毎日更新しているブログ記事にも同じことが言えます

誰もが知っているような情報であれば、わざわざ私のブログを通して知る必要がありません。

例えば、明日の天気予報を知りたければ、新聞を読んだり、テレビを見たり、誰かに聞けば教えてもらえます。それか、Yahoo! などのポータルサイトを見れば知ることができます。

親切心をかねて、わざわざ毎日更新するブログやTwitterに「明日の池袋東口の天気は12時~16時、曇り、16時~20時雨、」のように発信しても「お前の言う事よりヤフー天気のほうが信用あるからそっち見るわ」という話になります。

つまり、誰もが知る情報、誰かの方が詳しい情報は、私が語り手である必要がありません。

でも逆に、私しか答えられないことや私の専門分野のことであればどうなるでしょうか?

そう。知りたい人は私のブログを頼ってくるようになります。

それが私のブログ記事の価値になります。

私のブログ記事の価値は、ご存じの通りJKMAXに関する全ての情報

スケジュールの空き、人気キャストの出勤、戦力外ネタ…など、私にしか発信できない情報を発信し続けています

誰も知らない情報が大事と言っても、特ダネを探してくる必要はありません。

誰もが知っているような情報であっても、”自分の視点” という価値が加われば、新しい情報に生まれ変わります。

例えば、辛口コメンテーターは普通の人が言わないような ”辛口のコメント” が付加価値になります。

それに自分の専門分野のことであれば、一般の人が知らない知識や経験を持っているはずですよね。

例えば、

・偽造免許書を作ってくれるサイト
・ベランダでメダカを飼育する方法
・カリブの海賊にあるレストラン予約を取る裏ワザ

あなたにとっては当たり前のことでもほかの人から見れば、ものすごく価値ある情報だったりします。

何らかの悩みを解決するために、私たちは情報を検索します。そのときに単なる悩みの解決策ではなく、あなたという付加価値のある解決策を示せれば、その情報は大きな意味を持ちます。


誰もが知っているような情報よりも誰も知らないような情報を発信し続ける。その事が、初対面であっても信頼に繋がる

特ダネのことではありません。

あなた独自の視点を付加価値にするということです。

あなたしか答えられないことやあなたの専門分野のことをどんどん発信していきましょう。

多くの情報が溢れる時代、ど真ん中の情報よりも外側のニッチな情報のほうが、人の興味を集めて信頼を勝ち取れますよ。



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