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学マス楽曲群ファーストインプレッション。

2024/5/1から9日間連続で学マスに登場するアイドルたちのソロ曲のフルMVが公開された。

そこにある熱量にあてられるように、MV公開順に学マス楽曲の個人的なファーストインプレッションを残しておこうと思った。
ゲームに触れられるようになる前、また楽曲についての各種情報がほとんど公式から出てないこのタイミングで書いておくことで、今後ゲームを触れて自分の感想が変わった際、振り返ることができるようにという意図もある。

感想一つ一つに対応するMVを都度埋め込むのはさすがに見づらいので、最後にリファレンスとして公式のプレイリストを埋め込んでいる。
もし気になる曲があった節はそちらをご覧いただきたい。


1.花海 咲「Fighting My Way」

お披露目配信で断片的に聞いたとき「(電音部の)カブキエリアっぽいな?」とおもったが、フルで聞いてもカブキエリア感は変わらなかった。
「神様の思し召しだ」と突然差し込まれるあたりとか。

ブランドのセンターポジションのアイドルの一曲目にこの曲を歌わせるあたりに、コミーノさんの笑顔の裏に隠れているクリエイターとしての狂気のかけらが見える気がする。

2.月村手毬「Luna say maybe」

(アニクラのような)他流試合に無言でお出ししてもフロアを制圧できる力を持った曲だと思う。

サビのモチーフをギターとブラスが奏でる導入部から個人的には好きでしかなく、いいな、と思って聞いていたらサビの「分かってる、分かってる、解ってる…わかってるよ!」の感情を叩きつけるような歌い方に殴りつけられた。ディレクションもすごいが、それに応えてる小鹿さん何者なの…。

さらに2番サビ後、「どこまで/いけるのか」からのパート。坂を上り切った時にいきなり視界が開けるようなメロディの展開…から落ちサビまでの進行のすさまじさ/心地よさ。

落ちサビ「神様のいたずらです」あとに一回だけ入ってくる「x pan x pan x pan papan!」のクラップは、現場でちゃんとクラップ出来たらすごい心地いいんだろうなぁ。(佐藤(貴)さんが配信で言ってた、レコーディングで収録するのを見たと言うクラップ、たぶんこれのことだよね?)

3.藤田ことね「世界一可愛い私」

どこからどう切ってもHoney Works。すごい。

冒頭の「愛してくれてサンキュー」のあたりからいきなり飯田さんの歌い方にだいぶライブっぽくあえて外した感じが入ってるのは、誰の癖なんだろうか。

現場で「かわいい!」コールを体験すると曲の受け取り方がまた変わりそう。

4.姫崎莉波「clumsy trick」

「可愛い長女属性」を詰め込んだような曲。
謎の中毒性がある。
サビの「自由型のいい子は好き放題」の部分がすごく好き。どこをどうしたらこんな歌詞が生まれるのか。

この曲のMVは一連の学マスMV群のなかでもタイポグラフィにかける情熱が一番熱い気がする。作画ならぬ作字カロリーがすごそう。

5.紫雲清夏「Tame-Lie-One-Step」

リリース前に連続公開された一連の学マス楽曲のなかで一番ナムコ味(より正確には「R4」味)を感じた曲。
首都高の板橋~戸田間や16号八王子バイパスなど、前車に追走すると速度が出がちなエリアで運転しながら聞いたところ、えらく楽しかった。

「止まない2step」が「やまないグースステップ」に聞こえて?????となったのは、さすがに自分の耳ながらどうなのかと思ったとかなんとか。(一部のミリオタだけに理解してもらえる可能性がある感想)

6.篠原広「光景」

まさかの本気すぎるBossaNova。個人的には大好物。
「ふるえて 選ぶ」のあとの間奏?部分などが特に好き。
その直後「わたしのまつ毛の~」のあたりにて、ちょっと空気が変わってだいぶ昔(1970年代より前)のハリウッド映画のような音が入ってくる箇所があるところもとても心地よい。
なぜか「NHKの連続テレビ小説っぽいな」とも思ったという。

などと感想を書いたところであらためてクレジットを見たらブラス・ストリングスのアレンジャーがArthur Verocai氏で、いったいどういう伝手でお越しいただいたの…。なんだこの曲…(困惑)

あとこの曲には速度を抑えつつ走りたいときや、渋滞を穏やかにすごすのに効果がありそう、というか、あった。(アイマスでいえば他に「太陽の絵具箱」に同じ効果がある)

7.葛城リーリヤ「白線」

変化球が並ぶ学マス曲の中で、ことねとならんでストレートを投げてきたなという印象がある曲。

歌いだしの「あの地平を超えて」の部分、ねこの伸びのような、ちょっと抜けた感じを受けるのが個人的にはフックがあった。
全体的にボーカルに綱渡り感を残してるのも意図があるんだろうなぁ(歌い手が日本語ネイティブではない感じを出そうとしたのかもしれない)。

歌詞でいえば「アイが在るから」のアイのカタカナ表記。最後に「愛」になるところが好み。(ところでスウェーデン語だと一人称は「jag(やー)」らしい。綴りの見た目はドイツ語っぽいけど、音はロシア語の一人称「я(やー)」に近いのが面白い。)

追っかけコール箇所(MVで驚いた)を現場体感する前と後で楽曲の印象が大きく変わりそう。

8.倉本千奈「Wonder Scale」

いきなりミュージカルが始まって驚いた曲。
物語と組み合わさったときに破壊力が増すのは間違いなさそうなので、早くゲームの中で聞いてみたい。

ところで歌いだしの「あのね」と「えっとね」にどうしても喜多見柚の顔がよぎる。(そしてすぐに去っていく)

9.有村麻央「Fluorite」

イントロ聞いて、クラブイベントの最後の最後でかかりそう、という感想が。ライブハウスよりもクラブ、贅沢を言うなら屋外の会場で爆音にて夕暮れか夜明けに聞きたさがある。

MVに「はんげつであえたら」をひとりでやっておられる?的な感じがあったので、ゲームのシナリオがどうなってるんだ…という気になり方をしたのも上手だなあと。

リファレンス:公式プレイリスト

学マス音楽チャンネルで公開されているプレイリスト。

公開当初は「Fighting My Way」から公開順に並んでいた記憶があるのだが、気が付いたら新しいものから順にさかのぼる並びになっていたので、本記事の紹介順とは逆になっている。


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