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唐突にヴイアラの動画を推す記事

筆者はヴイアラ(アイドルマスター プロジェクトvα-liv)をちゃんと追えているわけではない。
ただ、気づいたらヴイアラが面白いことをしており、これはもっと多くに見られるべきであろう、とオタク特有の謎の義務感に駆られ、この記事を作成するに至った。

「ヴイアラというものがある」ということは知っているが、配信は見たことがないというアイマスPのなかで「毎週アイマスMoRをおまけ放送まで聴いている」方、なかでもクリエイターゲスト回を毎月の楽しみにしている方に、この記事が届いてくれればうれしい。

ヴイアラそのものについては、この記事を読むだけであればひとまず愛夏(まなか)、宇宙(こすも)、レトラの3人のアイドル候補生がいて、それぞれアイドル目指して頑張っている、というアウトラインを理解していれば十分だ。


本稿でおすすめする3本の動画

今回おすすめするのは、いずれも23年7月下旬に配信された下記の3本の動画である。
何も考えずにこれらを見ていただいても本稿はその目的を達することになるが、次項以降にこの3本の動画の見どころを軽く紹介する。

3本を通じての見どころ

今回おすすめする3本の動画はいずれも、3人のアイドル候補生がアイマスの既存楽曲をカバーとして歌うにあたり、楽曲の制作者(BNSIの渡辺量さん)に個別レッスンをしてもらう、という内容だ。

共通する流れは

  • 候補生が用意したプランニングシート(歌詞カードにどう歌うかのメモや、ブレスの位置などを書き込んだもの)をみながら、練習してきたことの方向性について渡辺量さんと確認

  • 一度フル尺を通しで歌う

  • それをもとにフィードバック(ディレクション)

  • パートごとに改めて歌い、さらに逐次フィードバックをしていく

というもの。

もうピンときた方もあると思うが、やっていることは擬似的なレコーディングである。

アイマス系のラジオ番組で、演者さんが「この曲ではこういうディレクションがあった」という話をされることがよくある。
ただ、僕らが耳にできるのは、そうしたディレクションやディスカッションがあったという情報と、その結果である完パケのテイクのみだ。(※それが普通である)

しかし、この3本の動画では演者さんの歌唱がディレクションによって変化していく様を文字通り目の当たりにできる
ヴイアラならではの不思議な立ち位置の企画だが、楽曲の作られ方の一端を知る、という意味では非常にありがたいものと言えよう。

画面的には候補生たちが歌っている間も渡辺量さんがワイプで抜かれつづけており、作り手が歌唱のどういった箇所に反応するのかを見られるのも興味深いところだ。

個別の見どころ

宇宙回

個人レッスン企画シリーズトップバッター。
「そもそもプランニングシートとはどういうものか」ということを知るのにも良い内容だと感じられた。
それだけに告知パートに突然差し込まれる渡辺量さんのご実家の家業のはなしのインパクト。

愛夏回

個人レッスン企画シリーズ2回目。
課題曲(関裕美「楽園」)を歌うときのバックのオケがこの動画の注目点。
CDに入っている完パケのインスト音源ではなく、会沢紗弥さんによるレコーディングの前に渡辺量さんが打ち込みで作成した仮オケという世に出ていないレアトラックが用いられているのである。
一体どこから出てきたのその音源…。

レトラ回

個人レッスン企画シリーズのラスト。
この回は若干変則的。
一度通しで歌ったあとで、実は今日3パターン持ってきてて、と更に2パターンをそれぞれワンコーラスのみを歌い、そこからフィードバック/ディレクションに入るという構成。
聴き応えとしては一番だった。

結びに変えて

冒頭に書いた通り、筆者はヴイアラをちゃんと追えているわけではない。

正直に書けば、彼女たちの配信をちゃんと見たのは6月のおわりの電音部カバーの歌枠リレー配信が初(ちゃんとでなければそれ以前もなんどか運転中のBGMとして配信のアーカイブを聞いてはいる)。
続いて、その電音部歌枠を受けるようなかたちになっていた7月の課題配信(これも渡辺量さんがゲストである)をリアタイして、ようやく自分がヴイアラをどう楽しめばいいのか、の端緒をつかめた気がするというのが現在地だ。

今後もゆるゆると楽しんでいけたらと思いつつ、最後に7月頭の配信を番外のおすすめとして埋め込んでおきたい。この配信もMoR的に楽しめる内容だ。(前述の電音部歌枠を見ておくとより楽しめる)




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