昔行ったドイツでのお話

15年くらい前にドイツに演奏旅行に行ったことがあります。

しかもソリストとしてコンチェルトを演奏しました。

曲はルブランのコンチェルト1番。

ルブランって確かモーツアルト時代位の人でオーボエ奏者、作曲家でした。

自分で曲を作っては自分で演奏していました。

なんかホリガーみたいですね。

しかも当時ではものすごく上手だったみたいで、当時では超絶技巧であったHighF まで音が出せていたようです。

当時は第3オクターブキーなんてなかったですから、凄い技術ですよね。

バロックオーボエでは めっちゃ難しいですし、(バロックオーボエ持ってます)

クラシカルオーボエでも結構大変だと思います。(吹いたことありません。浜松の楽器博物館では観ました)


っというルブランは良い曲書いているんですよね。コンチェルト沢山書いています。

ホリガーやシュネーマン(ホリガー門下)とか録音していますね。


そのコンチェルトの1番をオーケストラとボーフムというドイツの小さな街で演奏しました。

その時 楽しかったですが、結構小さなミスをしました。

演奏終わって打ち上げで私は落ち込んでいたのですが、

ドイツ人のおばちゃんが話しかけてきました。

「なんかおちこんでんの?どうしたの?」って。

私は「いやー、、ちょっと間違えちゃって落ち込んでます、、、」っと言いました。

すると おばちゃんは「え!?そんなことで落ち込んでるの!?」

私「はい、、、」

おばちゃん「上手だったわよ!私たちドイツ人は演奏の間違い探しにきてるのではないのよ!。私たちは遠いアジア人の日本人がどんな演奏をするのかとても楽しみにして来ているのよ!この前もね、日本の女の子がピアノ弾きに来たけど、演奏会終わった後に大泣きしていたの。なぜ泣いていたか聞いたらね、、、1か所ミスしたからだって!、、、たった1か所よ!私たちはそんなこと気にしないのに、それで大泣きするなんて、、、あなたのような演奏をするタイプはドイツにはいないから面白かったわよ!!」


っと言っていて

私は心救われ 音楽に対する考えが変わりました。

日本人はミスをしないように練習沢山しますが、音楽性は中々練習というか意識しない人多いと思っています。

本場の西洋の方々って意外に結構ミスしますよね。でもそれが気にならない位 音楽が素晴らしい!!

ホリガーでさえ意外とミスしますね。ミスそのまんまの録音もあります。でもホリガーの音楽はめちゃ素晴らしい。


ドイツ演奏旅行中にケルンの大聖堂近くのライン川沿いの大きなホールで とあるAランクオケの演奏会にいってマーラーとか聴きましたが、、、

めっちゃ下手、、、でした。

日本のオーケストラのほうがミスしないし音程も良いし上手です。現地の聴衆も頭抱えていました。

しかし、、、

終わったら皆スタンディングオベーション!!

ブラボー!の嵐。


そう音楽の内容がめちゃ素晴らしかったですし、なにより音楽を楽しんでいる感が凄かったです。あれは我々日本人には出せない雰囲気だな~、さすが本場!っと思いました。

でもミスだらけの音程もめっちゃ悪い、、、


オーボエも苦しい楽器ですが、難しい楽器ですが、、、

音楽を楽しめたらよいですね。楽しむべきです。


最後に宣伝で申し訳ありませんが、、、

私の製作するリードのモットーは「楽しむこと、楽しめること」

世の中キツいリードを使ってなるべく良い音でっと意識されている人は多いです。

でも曲の途中で苦しくなって我慢できなくなって、曲途中で吹くことを諦めたり、わざと間を多くとって音楽をごまかしたり、、

そのような方多いと思っています。

音楽をしたくても、音楽をすることの重要性を分かっていても、そうせざるを得ないのですね。

だって、、、苦しくてたまらないですもんね。苦しくて我慢して吹いていて音楽や音程も意識する余裕がないですよね。

確かに音色感は大事ですが、それよりも音楽ですよね。

私は他のリード製作者が使わないような凄く柔らかなケーン材料を使います。

そして絹糸を主に使用することで、口の負担が軽減します。大変楽で滑らかです。

音楽に意識がいくと思います。

和声感を感じながら音楽を楽しむ余裕ができます。

確かにオーボエを「吹きまっくたぜ!!この疲労感がたまらない!」っというのが無いですが、

音楽を楽しめまくれます。


コストを抑えて少しでもお安くするために基本設定はナイロン糸ですが、

有料オプションで是非絹糸 シルク糸にしてみてください。

食感が滑らかです。

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