リードソケット

オーボエのリードを挿すところをリードソケットといいます。
ご存知の方も多いと思いますが、このソケットが大変重要な部位です。
まずソケットには下部にスポッパーがあります。この一番底のところまでキッチリと差し込みましょう。リードが一番奥まで刺さらないで少し浮いている状態だと、その隙間で空気が乱気流を起こしてしまいます。その場合、私の経験ですと中中音のHが不安定な、楽器が壊れてしまったような、何か詰まってしまっているような、、、不安定の音がします。
きちんとソケットの底までキッチリと入れ込みましょう。
またリードのチューブのコルク部分が ゆるゆる の場合も余りよくありません。コルクが緩々」だとリードの抜き差しはし易いですが、ソケットとリードコルクの隙間から空気が逃げて行ってしまいます。そうするとリードの振動が楽器に上手く伝わらず、楽器本来のパフォーマンスを発揮できません。
リードを購入する時に、リードを抜き差しし易いからと言って、コルク部分が緩いのを購入してしまう方も多いです。ソケットの隙間から空気が逃げてしまうので、できればキツキツのリード挿し抜きし難いものを選ぶと良いです。空気が逃げずに楽器に多く入っていきますから、楽器のパフォーマンスが凄くあがるとおもいます。響きも豊かになります。

もしお使いのリードコルクが緩々な場合、対処方法として、
コルク部分にクリーニングペーパーを適当に長方形に千切ってコルク1周分巻きつけます。すぐとれてしまうでしょうから水を軽く紙に染み込ませてからソケットに挿してみましょう。しっかり抵抗感があると思います。
これでリードの振動、空気が横から漏れていかなくなり、すごく効率の良い空気の流れで演奏できるでしょう。クリーニングペーパーの代わりにセロハンテープを巻くのもアリです。


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