トランプかハリスか(国家論)

次期大統領選挙で、メディアはトランプかハリスかでアメリカの国民は盛り上がっている。
そもそも国家と言うのはどうして存在するのであろうか。
一番大事な目的は、国家とは共同体で、ある民族(ある集団)が他の集団から守ることにある。
私の大好きな、ジョンレノンがイマジンで歌った。

「民族もない、宗教もない、金持ちも貧乏人もいない。戦争もない世界を作りましょう。でもそれは無理なんだ。私はただの空想家なのだろうか」

ジョンが言うように、世界が一つになれば、政府は要らない。この意味で無政府主義者こそ、究極の民主主義者である。

もう一つの政府の目的は、ある階級が他の階級から差別することである。しかし、具体的に言うと、会社の社長が従業員と、金銭面だけではなく、すべての面で同等であるはずはない。やはり金持ちは金持ちなのである。ジョンも大金持ちであった。ジョンがすべての資産を投げだし、一労働者として工場で働くことも不可能である。

具体的に言おう。
戦争は絶対にいけない。他の民族が自分の民族を攻めてきたら、絶対に守る必要がある。少なくとも、自国が他国に攻めることは絶対にいけない。
バイデンは自国の民主主義を、世界の民主主義を守ると言う名目で、ウクライナ戦争、中東戦争に加担してきた。
どうしてバイデンが戦争が大好きなのであろう。
それは民主主義を守ると言う名目だけではない。戦争を継続することでアメリカは経済繁栄を続けている。もし、ウクライナ戦争が、中東戦争が終われば、世界は経済的に大混乱するであろう。アメリカは空前の好景気である。この理由はウクライナ戦争、中東戦争など戦争が勃発していることにある。

私がトランプが次期大統領になると確信している。

世界はバイデンの時代からトランプの時代へと変わりつつある。これを一番知っているのはウクライナのお笑い芸人出身のウクライナの大統領である。
もし、アメリカ大統領がトランプになれば、ウクライナ戦争は終結するであろう。お笑い芸人のウクライナの大統領は、トランプがアメリカの大統領になることを見据えて、最後の大戦略を進めている。勿論、弱小国のウクライナが大国ロシアに勝つことは全く不可能なのである。気が狂った、戦争大好きなウクライナのお笑い芸人は、とうとうアメリカの最新鋭のロケットでロシアの本土を空爆した。そしてロシアの大事な大きな橋を爆破した。戦争大好きなウクライナのお笑い芸人は、ロシアを挑発することに躍起になっているとしか思えない。どうしてウクライナのお笑い芸人が、躍起になっているのだろう。トランプがウクライナの和平を実現したなら、お笑い芸人はどうなるのであろうか。欧米の資金は勿論、入らなくなる。お笑い芸人は、「おねだり」が大好きである。今は最新鋭の武器をくれ、万一平和になったら、復興支援の金をくれ、とおねだりしている。

お笑い芸人は政治に手出ししてはならない。

何故なら、お笑い芸人は選挙で票を持っているからである。話術が巧みで、白を黒と言い張ることが出来る。

このように私が言うと、「ではチャップリンはどうだ」となる。チャップリンは政治を批判したが、決して自分でアメリカの国会議員、アメリカ大統領になろうとはしなかった。このことをお笑い芸人は解らないのである。

ある中の私はそろそろ酔ってきた。

結論
次期大統領はトランプになるであろう。ハリス女史に勝つ算段は無い。
何故なら、トランプは戦争が大嫌いであるからである。国家がすべき一番大事なことは戦争を出来るだけ回避することである。
ウクライナ戦争を和平に戻すことは簡単である。領土は戦争の勝者に有利になる。国境線は未来永劫不変ではない。時代により国境線は移り変わるのである。あるいはある民族が他の民族の支配下に置かれることがある。
日本もそうである。かつて日本帝国主義は満州国を建設し、多くの日本人が満州に移り住んだ。満州も、台湾も、かつては日本領であった。しかし、太平洋戦争で敗れた日本は、かつての満州も、台湾も、朝鮮も放棄したのである。敗戦国である日本は連合国に領土を没収されたのである。当然すぎるほど当然であった。
かつてウクライナはロシア領であった。さすがの私もウクライナがロシア領となるのは反対である。しかし、ウクライナのお笑い芸人が戦争を止めるためには、領土に関して一定のロシアに対する譲歩は必要である。これさえ達成されるなら、ウクライナ戦争は簡単に終結するであろう。これは政治的妥協である。簡単なように見え、困難であるかもしれない。しかし、平和を愛するトランプなら可能である。トランプがアメリカ大統領になれば、ウクライナのお笑い芸人もあきらめて、和平に調印することは間違いない。
勿論、ヨーロッパも同じである。
ヨーロッパはウクライナが共産主義に敗北すれば、一挙に社会主義がヨーロッパに広まると危惧している。これこそ、ベトナム戦争でのドミノ理論である。
しかし、ドミノ理論はベトナム戦争で杞憂であることを証明した。
もとももともとヨーロッパでは共産主義、社会主義思想が発達している。資本主義思想と違い、社会主義では理想国家が無いのである。
もし仮に、日本共産党が政権をとっても、日本が直ちにロシア、中国の植民地、属国になるはずはない。当然すぎるほど当然である。ドミノ理論は成立しないことはここにある。

結論
アメリカ人は、他の民族と同じように平和を望んでいる。
戦争は絶対に良くない。特に侵略戦争は絶対に良くない。
アメリカ人は戦争に反対するトランプを支持するであろう。そして戦争を永遠に続けようとするバイデン、ハリスに対して「ノー」を突き付けるであろう。

もう一つの大問題は、「富の再配分」である。民主主義のアメリカでも、これが大きな問題になっている。好景気のアメリカでも、金持ちは儲かり、貧乏人はどんどん貧乏になっている。確かに、アメリカでは、物価上昇で庶民は生活に苦しんでいる。日本のたこ焼きがアメリカでは2500円と聞いて、私はびっくりした。生活が苦しいのは当然である。
即ち、戦争で稼いだ金は金持ちに流れ、庶民に還元されていないのである。
アメリカの民意が「戦争反対」になるのは当然である。
次期大統領は平和を守りたいというトランプになって当然なのである。


インドネシア
日本はかつての世界第2位の経済大国から、アメリカ、中国、ドイツ、インドにGDPで抜かれ、世界第5位に低下した。
日本は国家社会主義を標榜している。GDPも人口が多いから世界第5位なのである。異次元の総理大臣の「産めよ増やせよ」と言うスローガンもここにある。日本も国家社会主義を捨て、民主主義に代わる必要がある。具体的に言うと、GDPは国家では無く、一人当たりのGDPに帰るべきである。国家社会主義では国家のGDPである。
日本が次に国家のGDPでどこに抜かれるのであろう。
私はインドネシアであると思っている。インドネシアは日本と酷似している。
インドネシアは人口問題に苦しんでいる。首都であるジャカルタは、日本の東京のように人が満ち溢れている。国家社会主義を標榜する日本では首都移転は不可能である。この難題をインドネシアはジャカルタの人口集中を解決するべく、首都移転を決定した。インドネシアは日本と違い、ジャカルタ島から違う島へ移転するのである。そして、その島に壮大な首都を建設すると言うのである。
どうして日本が途上国とはいえ首都移転が出来ないのか。これを容易く?インドネシアは決定したのである。
これは大きな問題である。日本は途上国である。日本は途上国であるから首都移転が出来ないのか。私は先進国、途上国と言う理由ではないと思う。インドネシアも日本も同じ途上国である。しかし、少しは日本の方が先進国に近いと思っている。すなわち、国家社会主義を標榜する日本では首都移転が出来ないのである。
かつて日本の首都機能が京都にあった。明治政府が首都を京都ではなく東京に移転したことは大英断であった。
先進国であるアメリカでは経済の中心はニューヨーク、政治の中心はワシントンである。国家社会主義を標榜する日本は官僚主義である。首都を東京から他の都市に移すことは官僚が許さないだろう。国家社会主義を標榜する日本では首都移転は現実的に不可能なのである。勿論、政治都市と経済都市に分けるのはもっと不可能であろう。

もう一つ大事なことがある。
国家社会主義を標榜する日本では政財官が三身一体となっている。
銀行、鉄道、郵政など国家の支配下にある。そして今、電力が問題になっている。国家は原子力が絶対に必要であるとうそぶいている。国家社会主義者は電力も国家の統制下にあると思っている。私は、原子力に絶対反対である。核兵器につながるからである。

インドネシアはいち早く地熱発電を取り入れたと言う。
私はこのニュースを聞いて驚いた。私はインドネシアの状況について全く知らない。日本は技術途上国であるから地熱発電は不可能であると言う。しかし、ヨーロッパの先進国では一部に地熱発電を取り入れていると言う。地熱発電は確かに確立された原子力発電と比べて技術が必要である。大きな問題があるのは事実である。しかし、原子力発電と比べてはるかに安価であり、安全なのである。そして発電力が少ないから多くの発電所が必要である。しかし、日本には多くの温泉がある。理論的には温泉のお湯を発電に利用するだけである。各地の温泉に発電所を作ることは日本の乏しい技術でも十分に可能なのである。インドネシアの技術は、フィリピンの技術は日本より上なのであろうか。

アメリカではスリーマイル島で原子力発電所が事故を起こした。ロシアでもチェルノブイニで事故がおきた。日本より科学技術が数段上のアメリカでも、ロシアでも事故がおきているのである。
しかし、どうして日本の原子力が危険なのであろうか。どうして福島で原子力発電所が爆発したのであろうか。これは日本の技術が遅れているだけの理由なのではない。日本が途上国であるだけの理由ではない。勿論、途上国である日本が原子力発電をするには当然無理である。
確かに日本の技術では原子力発電は危険である。これはウクライナ戦争で、多少の原子力発電所も被害があった。しかし、放射能は漏れていない。もし、メイドインジャパンの原子力発電所なら大事故になっているだろう。放射能は漏れ、大事故になっているだろう。しかし、問題は原子力発電所の技術だけではない。日本は地震とそれによる津波が多い国である。
技術途上国である日本に原子力発電は似合わない。もし、どうしても国家社会主義者が作れと言うなら、内海である。例えば東京湾である。そして広島湾である。
徳川家康は江戸に幕府を開いた。東京湾は内海であり、大きな津波が起きにくいのである。そして日本海軍は広島にその海軍の基地を作った。瀬戸内海は大きな津波が起きにくいからである。徳川家康も日本海軍も、津波の怖さを知っていたのであろう。
もし、どうしても国家社会主義者が原子力発電所を作りたいのなら、東京周辺、穏やかな瀬戸内海周辺(広島周辺)に作るのが適当であろう。

先進国であるアメリカでもロシアでも原子力発電所の事故にあっている。アメリカではスリーマイル島であり、島である。爆発してもその被害は最低限に抑えられる。日本でも同じである。人里離れた島に原子力発電所を作れば良いだろう。日本は無人島が多い。その一つの島で原子力発電所を作れば良いのである。しかし、途上国である日本では島から本土に送電する技術がない。金もない。途上国の悲劇である。
ロシアのチェルノブイニは人里離れた土地であると言う。ロシアの領土は広大である。半径100キロ圏内、200キロ圏内の住民は避難することは不可能ではない。それでも、住民は不安である。先進国であるロシアではスーパーにガイガーカウンターを設置して、住民の不安を取り除いたと言う。
絶対に原子力発電所は容認できない。もし、容認するとすれば先進国のように、スリーマイル島のように本土から離れた島でするか、ロシアのように人里離れた土地ですべきである。

どうして日本が原子力発電所が大好きなのかは理解に苦しむ。

インドネシアが原子力発電ではなく、地熱発電を採用したことは驚嘆に値する。今の時代、原子力発電所を作ることはどの国でもできる。日本でもできるのである。
当然、日本より科学技術で先進国である台湾でも原子力発電所について論議が行われている。今ある原子力発電所を廃止するかどうかである。

原子力発電所は作るのは簡単である。問題は事故がおきたときである。先進国であるアメリカでもロシアでも事故は起きているのである。一旦事故がおきれば、先進国でも対処できないのである。ましてや途上国である日本で対処できないのは当然すぎるほど当然である。問題外の外である。きちがいとしか思えない。この意味でインドネシアが新首都を作るときに地熱発電を採用したことは驚嘆に値する。

結論
遠い昔、世界第2位を誇った日本経済はどんどん衰退する。
中国に抜かれ、西ドイツに、そしてインドに抜かれ、次にはインドネシアに抜かれるであろう。
すでに科学技術力では台湾、韓国に抜かれているだろう。かろうじて日本がGDPで上を行っているのは、これらの2国より人口が多いからである。

日本は国家社会主義を標榜している。国家社会主義である以上、国民の豊かさより、国家の総生産量(GDP)であるだろう。
私はGDPではなく、一人当たりのGDPが必要であると思う。

日本に一番大事なことは、いや世界中の人々にとって一番大事なことは平和で戦争のない世界である。この意味で次期アメリカ大統領はトランプであると思う。
そしてその次に大事なことは国民が豊かであることである。この意味で消費税減税こそ日本の採る道であると確信している。
そして日本は国家社会主義を脱却することである。異次元の政策で、日本は信じられないゼロ金利政策を行った。
国家社会主義では政、財、官の三身一体である。そして鉄道、郵政、電力もそのれいその例外ではない。地熱発電がインドネシアで可能である理由は、決して科学技術が日本の方がインドネシアより劣っているからではないと思う。日本の国家社会主義と言う制度の問題であると思う。

追伸
沖ノ鳥島の海底でマンガン鉱が発見されたと言う。このマンガン鉱は改定奥深いと言う。日本の技術でこのマンガン鉱が実用に広く普及することは不可能であると思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?