見出し画像

医療アートメイクとは?

最近「アートメイク」という言葉を見たり聞いたりすることが増えてきたのではないでしょうか。アートメイクと聞いてすぐにわかる人もいれば「特殊メイク?」とハテナが浮かぶ人もまだ多いと思いますので、今日はアートメイクとは何ぞや?その疑問について書きたいと思います!


専用針で皮膚に色素を入れる美容施術です

日本では「アートメイク」「メディカルアートメイク」と呼ばれることが多いですが実はこれは日本固有の名称。昔は「眉墨」や「眉の入れ墨」と呼ばれていました。海外では「パーマネントメイクアップ(PMU)」「パーマネントコスメティック」「コスメティックタトゥー」などと呼ばれています。美容目的ではなく傷痕のカバーや乳房切除後の乳頭再建など医療目的で行う場合は「パラメディカルピグメンテーション」と呼ばれます。

アートメイクの特徴

専用の極細針を用いて皮膚表面から真皮上層に色素を入れ込むことで眉や唇、アイライン、黒子などを描き『汗や水で落ちないメイク』とも呼ばれています。その持続性は個人の皮膚の状態や体質によりますが1〜3年程で、皮膚のターンオーバーとともに徐々に消退していきます。真皮深くまで色素を入れ込むタトゥーとの大きな違いはこの深さにあります。消えてしまうのかぁ・・・と思いがちですが眉やリップには流行りがあり日々変化していくものですし、加齢によって皮膚の垂みやシワなどが出てくればデザインも変化してくることを考慮すると数年で消退し再度入れるか考えられるのはむしろ、良いのかもしれません。


アートメイクのメリット

メイクにかかる時間の短縮 /  外出途中で消えてしまう心配がない /  スッピンでも眉がある状態を保てる /  汗や水で落ちる心配がない /  骨格にあったデザインを維持できる /  自分では整えられない毛流れも改善できる


アートメイクのデメリット

簡単には消せない /  毛並みは時間経過とともにボヤける可能性が高い / ダウンタイムの数日は眉が濃い状態になる /  体質によって痛みを伴うことがある /  麻酔や色素に対してアレルギー反応を起こす可能性がある(パッチテスト推奨)


施術部位

主に眉、アイライン、唇、ホクロなどです。眉では左右差をなくしたり、濃淡の差をなくしたり骨格や筋肉の動きに合うデザインを決めて施術します。施術方法は眉毛が生えているように見せる「マイクロブレーディング」「3D眉」と、パウダーで描いたような眉に仕上げる「シェイディング」「パウダー眉」、それを組み合わせた「コンビネーション眉」「4D眉」など呼び方は様々。以前は平行太めの韓国眉が流行となっていましたが、最近は細く眉山から眉尻にかけてシャープなデザインを「スキニー眉」と呼び流行ってきています。また流行っている形がご自身の骨格と合うかは慎重に見極めなければならないため、当日はしっくり来るデザインを納得いくまで話し合い、決めていきましょう。

唇はマシーンを使って細かい粒々で色素を入れ込む施術方法で行います。血色を良く見せる、くすみをカバーする、輪郭をはっきりさせる、左右差を補正するなどの効果があります。唇のアートメイクの際に注意したいのは「くすみや元の色を塗り潰して発色」する口紅に対して、アートメイクは「くすみの下に色素を入れ込み足し算で発色」するという違いがあるということです。つまり足したらどうなるかを考えてカラーを選ぶ知識が必須となります。そのため好きな色を選んでそのまま入れるのではなく元の色味と重なるとどうなるか、それを提案してくれるアーティストに施術を任せることをオススメ致します。


アートメイクの受ける際の注意点や、施術前後のケアについては別記いたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?