社内ニートバーやりました 11/2(土) エデン本店にて
1. 謝辞
Twitterで反応をお寄せくださった方々、店舗スペースをお貸しくださった笹谷店長、創始者のえらいてんちょうさん、そして何より、ご来店くださった皆さまに心からの感謝を申し上げます。
多くの方々のご協力により、なんとか社内ニートバーをまっとうできました。
2. 売上報告
最終的な売上は22,300円でした。
イベント中は注文と会計の処理や、お客様方とのお話に耳を傾けていましたので、いくら売れているかまったく意識できてせんでした。閉店後にあらためて売上を確認したら思っていたより売れ行きが良くて肝を抜かれたのを覚えています。
さすがにエデングループの総本山だけあって、お客様方の財布のヒモが緩んだようですね。ありがたいことです。
お陰様で交通費と宿泊費とを回収することができました。神奈川県の南部から参上しててけっこう遠いので助かりました。
3. 当日の様子
14時くらいに現地入りして準備を行いました。ササっと準備してソファーでゴロっとしたかったのに開店時間ギリギリまで手間取りましたね。次はうまくやります。
最初は店内の掃除です。カウンターの中と、イス周りを重点的にホウキ攻めして細かいゴミを取り除きました。
ついでにトイレ掃除も行いました。
今のところイベントバーエデン トイレ掃除RTA は僕が世界一位です(全世界参加人数一人)。記録を抜いた方はぜひご一報ください。1いいねを差し上げます。
最近はしょぼい起業家の間でカレーが流行っているらしく、対抗して豚汁を作りました。
豚肉、玉ねぎ、にんじん、サツマイモ、大根、ネギ、豆腐が入っていて栄養豊富です。最近炭水化物ばかり食べていませんか?
お店を開けると、普段からお世話になっているニート株式会社シェアハウスの面々がまずいらしてくれました。
僕は彼らのシェアハウスに何度か宿泊したことがあり、行くたびに遊戯王カードを差し入れたり、適当に料理をふるまったりして彼らの反応を見て面白がっていました。
完全に下衆の手遊びですが、彼らは恩義を感じて今回遊びに来てくれたようです。ニートの恩返しです。いい話ですね。童話化不可避。
それからは、普段イベントバーで仲良くしてくださっている方々がいらしてくださいました。横浜方面から遠路はるばるお足を伸ばしてくださった方もいて、恐悦の至りです。
イベントバーに出没するという妖精さんの姿を視認した時は黄色い声を上げてしまいしましたね。
ご新規さんも来てくださいまして、最繁時は10人ほどに。
ほぼ満席になりました。意外と信用築けてたんだなと自分の行動の影響にたまげています。せいぜい5人も来てくれれば御の字だろうと思っていましたからね。
用意した豚汁も完売になり、作り手冥利に尽きます。
イベントバーテンの皆さん、フード提供に豚汁いかがっすか。機会損失が出るくらいには人気出ました。
おそらく炊飯器でも作れます。切って放って味噌を溶かしてスイッチオン。具材を絞ればもう少しコストも下げられます。
味の追究は料理ガチ勢に任せます。
手軽に作れて栄養豊富なのがウリです。
ちなみにニー株シェアハウスの面子だけで豚汁が半分くらいなくなりました。ここぞとばかりに栄養を貯め込みに来ましたね。
機会損失が出たのはたぶん彼らが主要因です。僕は悪くねぇ!
こんな感じのレポートもコンテンツの一つとして配置しました。論説としてはお目汚し以外の何物でもありませんが、賑やかしくらいにはなっていたと思います。
お客様がお読みになっている間はバーテンが休めるので、何かモノを持ち込むのはバーテン作法として割合有用なのではないかと思います。
想定よりもお客様がお見えになったため、注文と会計の処理に細かいミスが頻発してしまい、あらためて自分の短期記憶の矮小さと平行作業に不向きな特性がよくわかりました。お客様方が助け舟を出してくれてなんとか漏れなくできました。みなさんその節はありがとうございました。
21時くらいからお帰りになる方もだんだん出始め、まったりモードに。その後も楽しくおしゃべりし続け、23時に平和裏に閉店。容器とゴミの始末をして帰りました。
駅にたどり着くまでにちょっと迷子になったのは秘密です。
余談ですが、今回はスーツを着用してバーに立ちました。
ニートを冠した存在がキッチリスーツを着込んでいるというおかしさを表現したかったのです。要するにただの演出です。
イベントバーテンでスーツはあまりないだろうと思い、ほとんど奇襲に近い形でスーツを着てきました。これがけっこうお客様方からウケたのが狙い通りで楽しかったですね。普段は作業着なのに。
「ニートに見えない」「ニートなのに真面目にバーテンやってる」という反応をいただきました。うまく常人に擬態できていたようですね。なお普段より明らかに仕事量が多かったのは本当です。
笹谷店長からも「普段スーツでバーテンやる人はいないから、なんだか信用できる」とのお言葉を頂戴しました。聞きましたか?信用を得るにはスーツですよスーツ!
4. 高校生のあなたへ
珍しいことに、高校生のお客様もいらっしゃいました。彼とは以前、別のイベントで顔を合わせたことがあり、一応の面識はありました。
このnoteを見てくれているかわかりませんが、彼に向けて文章を残しておきます。
豊島区は要町の裏通り、薄暗い明かりにたたずむ怪しいバーの扉を開くのは、相当の勇気が必要だったでしょう。それだけに、恐怖を振り払ってお店の中に入ってきてくれたことを、僕はとても嬉しく思います。
「将来に漠然とした不安がある」とあなたは話してくれましたね。
自分はちゃんとした職に就けるのか、就けたとしても続けられるのか、今は想像つきませんよね。
周りが平然とした顔をしているのを見て、自分の感覚がおかしいのかと悩みますよね。
正体のよくわからない不安のことを話しても、理解してもらえるのかという懸念もあるかもしれません。
うまく言語化できないというのは、本当につらい。
どう表現したらいいかわからない胸の中のモヤモヤを、ぽつりぽつりと僕に語ってくれたのが印象に残っています。
あなたは吐き出したかったんですよね。聴いてもらって、受け止めてほしかったんですよね。
違っていたら、すみません。
多くのお客様のご注文をさばくのに意識が向いてしまい、あなたのお話をちょっとしか聞けなかったのを、僕は少し悔やんでいます。
傾聴の得意な人をあなたに差配できなかったのも、完全に僕の力量不足でした。ごめんなさい。
それでもこれだけは言っておきます。
僕はあなたを気にかけています。
あなたが思っているよりも、周りの人だってあなたを気にかけています。
公的な制度も、あなたの力になってくれます。
例えば役所の健康福祉課や、福祉保険事務所に行って相談すれば、あなたのような不安を抱えた方の話を聴いてくれる人や場所を紹介してくれるはずです。
あるいは、スクールカウンセラーさんに話してみてもいいでしょう。
あなたを助けてくれる人や制度を、うまく活用してみてください。
そして、今回バーまで来られたことについて、自分を褒めてあげてください。
不安な心をきちんと知覚して、少しでも良くなりたいと思ってバーに来たというあなたの行動を、僕はとても高潔で尊い行為だと思っています。
余計なお世話だったかもしれません。
今はピンと来ないかもしれません。
だから、「自称社内ニートの変なヤツが、気にかけてきている」とだけ、今は覚えていてください。
5. 協賛
岡田 真大 様(フライヤーご支援)
NEET株式会社 様(社内SNSで宣伝)
イベントバーmoja 様(宣伝ビラの貼付)
同店店長 たけい 様(シェアハウスご提供)
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