【競馬】優駿牝馬オークス2021 ソダシの取捨とその相手

グランアレグリアがノーステッキでやべー上がりを使ったヴィクトリアマイルから早一週間、みなさんの馬券はいかがでしたか?

私は良馬場想定でピックアップした馬で組み立てたんですが、見事重馬場想定でピックアップした馬が来ましたね。馬券ヘタクソか~!

というわけで5月のG1ラッシュも後半戦、3歳牝馬の最強決定戦オークスです。

ソダシは信用できるのか?

結論から言いますと、できます。

ただし、複勝圏内でという注文がつきます。

頭固定では買いたくない。

理由についてはいろんなところで散々言われてると思うので簡潔に流しますが、血統からの距離不安、脚質からの展開不安辺りがあります。

・血統からの距離不安

父クロフネ、母父キングカメハメハという血統構成。
クロフネ産駒は2000m以上の芝重賞の勝利経験がありません。
ただし馬券内という意味ではアエロリット(天皇賞秋3着、中山記念2着など)やオークス3着のホエールキャプチャなど好走馬はいます。
なのでクロフネ産駒だからという理由で切ってしまうのはさすがに早計かなと思います。

母父のキングカメハメハ自体はダービー勝ち経験もありますし2400までなら融通きくので実はそこまで不安視しなくてもいいんじゃないかと……。

ただ、それなりに取りこぼしそうではあるし無敗の期待も込めての1倍台だと単勝はまずあじですね。

・脚質からの展開不安

オークスではほぼ全ての馬が初体験となる2400mを走る事になるので、大抵がスローペースで様子を見ながら直線で末脚を爆発させる上がり勝負になりがちです。よって好走馬は差し追込み馬が多く、先行脚質のソダシには黄色信号というアプローチ。

桜花賞上位の着順、通過順、上がり3Fを見てみましょう。

1着ソダシ       3-3  33.8
2着サトノレイナス   15-16 32.9
3着ファインルージュ  8-6  33.7
4着アカイトリノムスメ 3-6  33.9
5着アールドヴィーヴル 8-9  34.1

ソダシより速い上がりを使えてるのがサトノレイナスとファインルージュだけ。6着のククナが33.2を使ってるのですが4角最後方で届かず。
サトノレイナスはダービーに行くのでオークスにはいませんし、そうなるとソダシは他の馬より前にいたのに後ろにいた差し勢と同等またはそれ以上の脚を使っています。そりゃ強いわ。

桜花賞の再戦にとも言えるオークスで、少なくとも桜花賞メンバーに後れを取る事はなさそうです。着差以上に能力の差があると思います。

・気になるソダシのお相手

というわけで距離も展開もなんとかなるやろ、桜花賞組とは格付けが済んでる、というところまでは来たのですがここで気になってくるのが桜花賞以外の別路線組。

狙いはズバリ、ステラリアです。前々日5番人気。

キャリア6戦中5戦で上がり最速。クイーンカップでアカイトリノムスメ他に敗れているが1600はこの馬には正直みじかい。今回の2400への距離延長でさらなるパフォーマンスアップが見込める。

忘れな草賞はラヴズオンリーユーやウインマイティーを送り込んでいる近年注目のリステッド競走。レースレベルとしては十分で逃げ粘るエイシンヒテンを唯一かわしたのがステラリア。

父キズナはご存知ダービー馬、ディープインパクトの系譜ではあるが、重賞勝ち馬はディープボンドを出していたり、下級条件でダート好走馬を多く出したりディープインパクトに比べると骨っぽいところがある。この骨っぽさが週末ちょっと湿った馬場で底力を要求された時に弾ける、はず。たぶん。

母父Motivatorはその父にモンジューを持つ欧州の一流血統。こちらもパワーを求められたら強い。

ちょっと逸れるけれど基本的に日本で走る馬の血統のイメージはこんな感じ。
日本型(サンデー系)は芝の切れ味につよい!
アメリカ型はダートのレースにつよい!サンデー系産駒の母父にいるとスピードはやくなる!
欧州型はパワーやスタミナがつよい!

というわけで2400への距離延長がプラスになりそうなステラリアを◎
対抗はもちろんソダシ○
▲にフローラS上がり最速のユーバーレーベン、△にはフローラS上位のクールキャットとスライリー。

ステラリアからワイド流して穴を拾えれば…!!

というわけでこんな感じになります。
読んでいただきありがとうございました。
皆様に良い週末が訪れますように。

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