見出し画像

冬はつとめてって清少納言は言うけれど

 こんばんは。1回生の池田真菜佳です。
写真は、11月の暮れに九大戦にむかうフェリーに乗る時に見えた夕焼けです。回生フェリーたのしかった。
 が、しかし、いつのまにか冬です。寒いです。めちゃめちゃ寒いです。春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れっていう清少納言の気持ちは、そこまでは大いに共感できます。

しかし!

冬はつとめてだけは理解できません。京都の冬さむすぎませんか。受験生時代どのようにして毎朝5時前にあたたかな布団を蹴り飛ばし勉強机に向かっていたのか不思議でなりません。東京はあったかかったのかもしれぬ。

 私は基本朝?寝起き?は強いタイプであり、冬になってからも朝起きる時間は夏とあまり変わりません。問題はベッドから出る時間です。ふわふわの毛布、ふわふわのシーツ、ふわふわのパジャマ。これに勝てる人類などいるのでしょうか。ぬくぬくしながらベッドから手を伸ばしてスマホをぽちぽちしてから昨晩の読書のつづきをはじめ、7時半くらいにさすがに起きるかーってベッドから出てカーテンをあけ、結露を取りつつ味噌汁をつくるところでようやく身体があたたまり、私の一日は始まります。なんたるしあわせ。冬特有のしあわせ。名大戦が終わりオフ期間に入ってから、このまったり朝生活がはじまってしまいました。どんどん怠惰な人間になりそうだけど、布団から出てるだけえらい、まあいっかってしちゃってます。布団でぬくぬくしている時点で寒さに負けてますね。朝7時からテニスをするときとか、ちょっと前までは寒さより朝焼けの美しさが勝っていたけれど、最近は寒さが圧勝しています。清少納言は寒さに強かったのでしょうか。

 こうして考えると、京都に来てから四季が一巡したんだなぁと思わされます。早い。1回生としてnoteを書くのは今回がラストみたいです。時の流れの速さをつくづくと感じております。もう年の瀬だし。オフ期間に入ってからもほぼ毎日テニスをしていたら、気づけば今日は年内最後の授業日。早い。最近、来年度の新歓の事務作業をすることが多かったのですが、それによってもそろそろ先輩になるのだなぁと実感しています。今まで先輩方にたくさん甘えてしまっていましたが、これからはきちんと先輩方のような先輩になれるようにしっかりしていきたいです。

 ああ、前置きだけで男子部のnoteのマスト字数超えてしまった。今回も今回とて大変長いnoteになっております。長きnoteも許されてほしいです。
 とにかくなーーーーーーーーーーがいので、年末年始、車でどこかでかけるけど渋滞しちゃって暇だとか、帰省の新幹線でなんか読むものが欲しいだとか、そういう時にでも読んでくださると幸いです。もちろんなんにもないけどただ私のnoteを読みたいから読もうっていう方も大歓迎です。とても喜びます。


 そろそろ遠回りしていてもどうしようもないから、逃げ続けてきた今回のお題「幼い頃の勘違い」に向き合います。先月の馬越さんのnoteで「抱腹絶倒の面白エピソードを書いてくれることを期待しています。」というのを読んでから、うわぁぁハードルめちゃめちゃあげてくるやんぜったいに12月担当だけにはなりたくない…………って思っていたのに、担当、なってしまいました。もはや勘違いとはなにか分からなすぎて広辞苑をひいたほどです。広辞苑によると、「間違った思い込み」のことらしいです。あんなにハードルをあげるだなんて、鬼畜な先輩ですね(._.)(嘘です大好きです)。
 多分、本当はたっっっくさんあるんだろうけど、幼い頃の勘違いって、今の自分にとっては当たり前のことだから、どうしても挙げるのが難しいですよね。当たり前が当たり前じゃなかったころの記憶はいつの間にか消し去られてしまうものです。

 まぁ、そんな中で、大学生になっても尚鮮明に覚えているエピソードをお話しようと思います。勘違い、というのは少し筋違いかもしれませんが懸命に絞り出した結果です。心を広くしてお許しくださいませ。

 そのエピソードは、幼稚園生のころ、夕方みてた「ぜんまいざむらい」というアニメで、主人公がおにぎりにされちゃう回みたいなのがあって、それで幼き私は、私もいつか本当におにぎりにされて食べられちゃうかもしれない、と思い怖くて眠れなかった思い出があります。


 うわーーー伝わらない。簡潔に(?)言うと、人間もおにぎりにして魔物に食べられてしまう未来があると勘違いしていたということです。勘違いじゃあないか、?いやでも今の世界では私たちはおにぎりにはされないから勘違いか。?


 どうしてもこれのエピソードを伝えたくて、調べてみたら、なんかありました。2008年12月4日放送の、「にぎにぎ、おにぎり小僧」という回です。今から15年前、私が4歳のころのはなしです。よければご自身で検索してみてください。動画もでてきた。ぜんまいざむらいがおにぎりの中に入れられてしまった場面は、今でも鮮明に覚えています。今みてもちょっと怖いですね。そのぜんまいざむらいをみた日の夜、なかなか寝付けなくて、わざわざ寝室を出て恐らく夕飯の準備をしていたかなんかで私のすぐ側で一緒にみていたわけではない母に、こどもながらにその日のぜんまいざむらいの話の内容を伝えて、おにぎりにされちゃう、怖い、と伝えた記憶があります。その後どのようにして母が私の怖さを紛らわせ寝かしつけてくれたのかは覚えてませんが、恐怖をひとりで抱え込まずに親に共有することで、どこか安心感を得た感覚はあります。
 


 ひとりで抱え込まずにだれかに共有することは、なんやかんやで人生やっていくうえでわりと大事なことなのかもしれません。


 人生って色々なことがあって、上手くいかないことの方が多いし、色々と悩むし、どうしたら正解なのか、そもそも正解なんてあるのか、自分の歩むべき道、歩みたい道が分からなくなることが多いものだと思います。先が見えなくて、歩いていても走ってもいくらもがいても進んでいないような、そんな感覚に陥ることだって。私は割と、迷惑じゃないかなとか、誰かに言っても分かって貰えないだろうし、とか、結局さいごは自分だし、とか思って考えていることをあまり打ち明けてこない人間でした。

 でも、抱えているものを一緒に持ってくれる誰かがいるって、大事なことなのかもしれない、と、最近思います。


 さいきんちょっと悲しくてねとか、これこれこういうことに困っててさ、とか、ただ打ち明けるだけでも、相変わらず悩みは消えなくても、なんかなんとかなるかも、またがんばれるかも、もう少しだけ踏ん張ってみようってなることも、あるものだと思います。昨日までは越えられないと思っていた壁も、今日は少し向こう側の世界が見えたりなんかしたり。


 さいきん、その、まだまだ頑張ろうって思える時には、そばには、いつもkuttの誰かがいるんです。同期も、先輩方も、男子部の方々も。

 思うように打てず焦りや自分に対する苛立ちがあった時も、自己嫌悪に陥ってどうしようもなくなったときも、あまりにもテニスが出来なさすぎて色々としんどくてちょっと離れたいなって思った時も、いっしょにアイスや肉まんを食べながら私のくだらない話を聞いてくれる同期がいて、最近はどうなん?とちょこちょこ気にかけてくださる先輩がいて、めっちゃええやんとストレートに伝えてくださる先輩がいて、ラリーに付き合ったり球出しをしたりしてアドバイスをくれる同期や先輩がいて、夜遅くまでboxでつらい気持ちを受け止めてくれる先輩がいたからこそ、自分のなかの甘えている自分に気づかされて、元気が出て、奮い立たされて、まだなんとかなるかもって思えて、テニスをまた好きになれて、ここまでやれてこれたと思っています。部員には感謝しかないです。



私も誰かの持ってるものを一緒に抱えられる人になりたいなぁと思います。




 いろいろと悩めて、もがくことができて、それを聞いてくれるひとたちがいる環境に身を置くことができるって、気持ちとしては苦しいけど、でもしあわせだなぁって思います。私はあまりにも周りの人たちに恵まれています。


 なーーんて、今日山ランした時に大文字山の火床で夕焼けを眺めながらぼんやりと考えていました。

 さて、ぜんまいざむらいの話から人生の話になってしまいましたが、こうやって私は脱線に脱線を重ねて話が広がってゆくのですね。

 もう部誌もnoteも最低ラインで終わらせることを諦め始めています。ここまでで3400字超えてしまった。

 もうあと4回寝るとお正月ですね。大好きな場所が出来た2023年、たいせつにしたいです。たくさんのありがとうを胸に、2024年を迎えようと思います。


2024年がKUTTの更なる飛躍の一年になりますように。


 私は部の運営には携わっていないので詳しくはわかりませんが、2023年、たくさんの方々にお世話になったことと思います。OB・OG様をはじめとした方々のご支援や、対抗戦を組んでくださったテニス部の皆様等々、ご支援、ご指導ありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。


皆様、よいお年を。







っと、しめくくろうとしていたのですが、忘れていた、
次のお題を出しておこうと思います。

お題は、「2024年の六大目標」です。

2024年=令和「6」年なので。やりたいこと、小さいことから大きいことまでなんでもおっけいです。

私は、いっぱいテニスする、テニス上手くなる、試合で勝つ、大好きなひとたちにたくさん会ってたくさん大好きを伝える、くずし字で土左日記読破する、新しく言語に手を出す、の6本でいこうと思います。

 くずし字といえば、来年の大河ドラマの主人公が紫式部なので、中古文学ブームくるんじゃないかなってちょっぴり期待しています。なので、中古文学の勉強も一層力いれたいなぁって思っています。






がんばるぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉお





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?