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センスのいい大人になりたいものだ

お引越しのお祝い返しは…

引っ越しに際して、生徒さんやお友達、仕事仲間から図らずも沢山の頂き物をしてしまいました。というわけで、何かお返しに神戸のお菓子でも探そうかな、と外に出ようとしたら、ポストにメッセージとプチギフトが投函されている、という追い討ちにあいました。

とにかく皆さん、すごくセンスがいい。

頂き物を思い返してみると、本当にセンスのいいものが多いなって思います。センスっていうのは、見た目がお洒落とかってことじゃなく。わざわざ買わないんだけど、頂けるのであれば嬉しいといったモノを、引っ越しで荷物にならないようにとか、寒くないようにとか、新居のキッチンで使うよねとか、忙しいだろうけど栄養摂ってねとか…、精神的に負担に感じるほど高価だったりせず、でも必要なものを、という心を働かせるということですね。

そんなこともあり、<お菓子でも>贈ろうか、という自分の考えの安直さをちょっと残念に感じながら、お店を見て回ったものの結局決めかねて帰宅しました。「気遣いとは・・・なんだろうか・・・」と、重い気持ちを抱えながら。。。

おふくろさん騒動における虎屋の羊羹とは

ここで思い出したのが、こっちに来てからお気に入りの上沼恵美子のこころ晴天というABCラジオの番組。先日の放送で、作詞家の川内康範さんと森進一のおふくろさん騒動に話が及んだのですが、これ、著作権がどうこうってのはほんのきっかけに過ぎなかったんじゃないか?というんですね。日頃のちょっとしたお付き合いを疎かにしてきたことの積み重ねがあった上で、歌詞の改変というトリガーを引いてしまったのではないかと。

(え。いや、知らんけど。。)という皆さんのお気持ちは横に置いておいて、さらに話は続きます。

で、さらに謝罪のための手土産が虎屋の羊羹というのはアカンわ~、と言うわけです。虎屋の羊羹という「まあ、ブランドものなら間違いないやろ」「年寄りは羊羹好きやろ」という浅はかな思いが裏にあったのではないか、と。それが余計に川内先生のお怒りを増幅させたんじゃないのか、と。

閑話休題。ここで上沼師匠、「私なんて、適当にキオスクか何かで買ってきたお菓子を挨拶の時に渡されたら、その場で捨ててます!一旦捨てて、もう一回拾います。まあ、お菓子に罪はなかったな~って思って。」と仰せになっていました。ほんと天才。大好きです。

では、そういうときの贈り物の正解は何なのか?という話で盛り上がっていったわけです。まあ、これは番組の中のネタなわけですが、どれだけ相手の立場を想像することが出来るか、ということなんだよねえ。それがさらっと出来ちゃう人ってやっぱセンスがいいんだよなあって思ったわけです。

ちなみにおふくろさん騒動虎屋の羊羹事件については、議論の末、柿の葉寿司がいいんじゃないか!という話になっていました。さらに「柿の葉寿司の柿の葉は川内先生です。お寿司が柿の葉に包まれ護られているように、僕は先生に護られておりました。」とでもメッセージを添えておけば、ばっちり!という結論に達していたですね。

ともあれ、私もセンスのいい大人になりたいものだ。と思った次第です。換言するならば、自分に余裕がある時にしか他の誰かを思いやれないような人間(私はたぶん本質的にそういうタイプのゲスです)であることをやめていきたい、ということでもあります。

ブログ記事としては扱いづらい諸々のよしなしごとを綴る時にnoteを使っていきます。

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