韓国人ママとの想い出

中国の天津に住んでいた時のことです。
子供はインターナショナルスクールに
通っていました。

天津には韓国企業が多くあり、
沢山の韓国人が住んでいますので、
韓国の雑貨、食品などを買うこともでき、
韓国料理のお店も多く、お安くて美味しいです。

クラスは大半が韓国人でした。
行事もPTAみたいな集会もあり
学校にはちょいちょい行きました。

そんな中、確か2人ほど私に背を向ける人が
いました。気のせいかな？くらいでしたが
しばらくして1人は普通になり、
もうお一人はそのままでした。

言葉も通じているような通じていないような
感じですので、あまり細かいことは
気にならないことから、半年くらい
経過していたと思います。

ある日、廊下でその方がついに事情を
話してくれました。

「祖母から日本人の事をよくは聞いて
いなかったし、自分が住んでいた街にある
トンネルには日本の事を悪く書いてある
のを見て育ったの。けれども、あなたに
背を向き続けるのはもう無理。」と話してくれ、
それからは輪に入って笑ってくれるように
なりました。

私は彼女に「気を遣わせてしまって
ごめんね。話してくれてありがとう。」
と伝えました。彼女もずっと
しんどかったんだと思います。

大きな力はなくとも、1対1の関係を
築いていくことも大切だなと思いました。

韓国人ママ達は友達との距離が近く、
めちゃくちゃ楽しいです。
それに友達想いで優しいです。

ある日、私が何かをしょんぼりしていたら、
クリスチャンが多いからか、
「私は教会に行ってあなたのことを
祈りました。」とか言ってくれたり、
ランチに呼んでくれた時、食後に
ソファの前に隣同士で座り、みかんを
一房一房むいて並べてくれた時には
恋人同士か？と思いました笑

カラオケにみんなで行くと、
テーブルに何本か水のペットボトルが
置かれ、それを口をつけずにみんなで
共有して飲むのもびっくり仰天でしたが
私もみんなに倣ってやりました。

ある日、子供の誕生日というのは内緒で、
せっかくだから楽しもうと思い、
クラスのみんなを家に呼んだ時には、
韓国人ママの誰かがみんなに声をかけ
プレゼントを用意して来てくれて
過去最大なお誕生日会となりました。

家にもよく呼んでくれて、
常に仲間に入れてくれました。
おかげさまで楽しく遊ばせてもらっていました。

また、マンションに住んでいた韓国人の
人がある日突然家に来て、日本語を
学びたいから仲良くしてと、いらしたことも
ありました。年齢も近く、私が大連に
引越した後も電話をしてきてくれるくらい
仲良く交流をしていました。
韓国は大学で日本語を学ぶのも
選択にあるって言っていましたので、
日本語を話せる人がたまにいます。

彼女達がどれくらい距離が近いのかというと、
家に遊びに来て、ふわっとキッチンに行き、
キッチンにあるミカンを剥きながら
リビングに来るくらいです。
まるで自宅さながら😂

私はその距離感が新鮮で心地良くて
韓国人ママ達が大好きでした。
今でも良いイメージしかありません。

そんな良き想い出を韓国人ママ達との
交流で得ることができました。

他国との揉め事は無いに越したことはなく、
国で分けるのではなく、人として良き人間関係を
作っていけたらなと思っております。　
韓国人ママも最高ですよっていう話でした。

仲良くしてくれてありがとう🤲✨

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