2014/09/02
Tumblrだと記事を書いている途中で「ほら、ダッシュボードが更新されましたよ!ほら、続々と更新されています!早く見ないと損しますよ!」みたいなノリで通知してきてめちゃくちゃ使いにくいのでひっそりとしたこちらに移行。
読んだ本とか聴いてる音源の感想とか書こうかなー、と。
<a href="http://raashanahmad.bandcamp.com/album/unreleased-joints-demos-b-sides">Unreleased Joints, Demos & B-Sides by Crown City Rockers</a>
Crown City Rockersの未発表作品が気前良くName your price(投げ銭)で。
黒い生音ヒップホップ気持ちいいよー。
今だとオリジナルアルバムも投げ銭で落とせるので皆様是非。
<a href="http://trekkietrax.bandcamp.com/album/throw-the-egg-ep">Throw The Egg EP by isagen</a>
若手トラックメーカーの憧れは既にtofubeatsなんかじゃなくてTREKKIE TRAXなんだろうなー、と言うぐらいに存在感あるレーベルから京都在住のisagenのEP。
ケバケバしいジャケに比べて内容は割と真面目。本人と京都METROで話した時に「トレッキーのベースバカ代表ですよ!」と言ってたぐらいだしもっと暴れられるだろー、と思うしやれると思うのでこれからが期待。
HercelotがMaltineから出したWakeup Fakepopを出した時も思ったけどやっぱり処女作って緊張するんだなー。2人ともDJの使いやすさとか考えずにもっと自由に作ってもいいんだよ。
2010年前後くらいからネットレーベル追っかけている方ならvol.4 Records主催と言えば親しみを持ってくれるかもしれないし、最近ではClockHazardという新レーベルも立ち上げているトラックメーカーの初フィジカル盤。
ブレイクコアに戯れていた頃が幼く見えるぐらいにJungleやJukeやレイヴカルチャーを飲み込んだ音はさすがにLiveを数多くこなしているだけあって身体性重視のダンスミュージック。Diploなんかと肩並べてもおかしくない。isagenにはこの盤を聴いて次作の参考にしてほしい。Liveや自作トラックはバカっぽいのにRemixは割と整っていて苦笑してしまうTechnoman、余計な成分を取り除いてすっきりしたJuke(というよりストイックなスネア連打)にしたFulltono、ブレイクコアな藤子名人、等豪華なRemixも収録。
最近ではelekingにも寄稿してるライターの処女作。
00年代前半のアンダーグラウンドカルチャー(という物言いがまだ可能であった時代)を取りまとめた本。冒頭が味園ビルにあった鶴の間(というクラブ)に入り込むシーンから始まるのがいい。
さすがにもう名前も聞かないアーティストがほとんどで(本書に載っていて私の観測範囲内で未だに盛んな活動を聞くのは韻踏合組合とECDくらいしかいない)絶版になるのも仕方がないかな、と。しかし、音楽が終わって人生が始まるよりも青さが残る文章で書きなぐられたレビューやインタビューは記録というよりも「今」伝えたい思いで溢れていて10年以上経っても読ませる。UAやDCPRGを批判しているのは苦笑。
遊びつかれた朝に──10年代インディ・ミュージックをめぐる対話
磯部関連2冊目。サクッと読めた。00年代後半から10年代前半までの著者2人の所感を対話形式で収録。
銀杏BOYZに対して異常なほど肩入れするのは仕方が無いのだけれど著者2人がインテリとロウアーの2極分立で語っているのが疑問に残る。銀杏BOYZを支持する層ってインテリの中のロウアー(具体的な例でいえば私立学校で友達も出来ず居場所を無くした少年)のような人達だと思うし、そういう層がたぶん今一番生きづらい世の中(地元で幸せそうに暮らすヤンキー家族を見て虚ろな目をする人達...)になっている。そういう観点がスッポリと抜け落ちている気がしていただけない。
雑に書きなぐっているので追記したいことがあったら色々と書いていきます。
ぼちぼちと。
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