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21.11.21(日) 4.愛知体育館(ドルフィンズアリーナ)

プロレスでの名古屋遠征は初めて。というか、ナゴドにもあまり行ったことないですし、一番よく行ったのはナゴ球ウエスタンリーグですし。てことで、試合前はてくてく歩いて名古屋城を散策してました。菊の品評会? みたいなので評価基準見て「なるほどわからん」という顔をしてきました。むかし祖父が育ててたなあ、ただ育てたんじゃダメで、こういうルールがあったんだなあ……とびっくりしつつドルフィンズアリーナへ。

二階スタンドですが南側のリングセンターで視界も良く、かなり楽しめました。アリーナの後ろの方が当たるくらいなら、リングに近い側の二階席は十分アリですよねえ。今週末の藤沢も二階席です。

1.田口隆祐 - YOH (6点)

よかった、好きポイント復活してた。わたしが初めて生で観たBEST OF THE SUPER Jrって、26のBブロック開幕戦なんですよね。このカードはその時のメインです。だから試合として「それを超えるもの」を観たいって欲はありました。まあ試合順や状況を比して、そうはならんやろなと分かりきったことではあったので、脇に置くとして。田口さんとYOHさんの試合はどうしてもおかしなことになるので、今回はどうするんだろう、ってのが事前に気になることだったのですが、やっぱりおかしなことになりましたね。好き。走らされてから走らせ返して、お尻に低空ドロップキック。田口さんといえばお尻ですけど、YOHさんのお尻へのコダワリ(?)だってなかなかなものだと思うのですよ、完全な余談ですけど。ストロングXだってお尻へのフットスタンプでしたし。やってたバンドの「サクラデンブ」だって言い方変えたら「桃尻」ですよね? ハンドサインの「ω」こんなやつだってお尻じゃないですか。トイレとかおしりとかそんなんばっかだな! 以上余談です。てことで何故か尻を狙い打たれて死後硬直? の田口さん。脚を90度に上げたまま固まった姿を見て思わず微笑んでたYOHさん。かっ、かわいいなちくしょう! 良いよ笑っても!!(良いのかな……) そのあと諸々我慢しようとしてなのかほっぺを舌でコロコロしてるのも可愛かったです。いやだってアレで笑うなって言うのはひどい。人の心がない。笑うわ。ダウンカウント中に立てと雄叫びをあげるYOHさんは、かわいいYOHさんでした。ああいうYOHさんが普通に観れるようになるのかな、将来的に。なるといいな。バク転でお尻を交わすのは初見ではちょっと脳みその処理が追いつかなかったです、飛んでいくお尻とバク転をぼけっと見ちゃった、写真も全く撮ってない。どどん堪えてタイガースープレックスはひえぇって声が出ちゃったし、ドラゴンスープレックスで返すのも好きだったです。コーナー上の攻防はさして好きではない(かつYOHさんが成功させた記憶が出てこない)ので、もうちょっと他の攻防が見たかったなというのはありつつ、コーナーでギタる田口さんは好きポイント高かったのでまあ良しと言いますか。このBOSJ、バクステでYOHさんは対戦相手から色んな言葉を受け取っているわけですが、そん中でも特大級なのが田口さんの「YOHという名前に縛られている」というコメントでしょうか。「YOHという呪い」「元3Kという呪い」は確かに存在するのでしょうけれど、果たして「小松洋平の呪い」は無いのでしょうか? 個人的には「YOH」より「小松洋平」の呪いの方が強いんじゃね〜の、と思っていますが。一理ある、と言わざるを得ないコメントですから、どうなるのかは気になります。が、それが動くのは早くて両国でしょうと思うので、一旦忘れようと思います。次だ次! あと入場ガウンはやっぱり4着目。YOHコレクションだよコレ。ミラノさんに対抗するっきゃない。何で? 黒が混ざってると言われていますが、この黒に意味はないと考えています。そもそも大阪救出時も黒ライン入ってたし。真っ白だけじゃテイスト変えても「同じガウン?」って言われるだろうから、わかりやすく「全部別ですよ〜」って主張するなら差別化が必要だと思うし。長野も真っ白じゃなくてクリーム色みの強い生地使ってたし。と、言いつつ、白から別の色に染まるならそれはそれでついていきます、という覚悟です。ウッス。

2.マスター・ワト - 石森太二 (5点)

セミとどっちがどっちかすごく悩んだんですが、こっちを上に。理由は「BOSJの公式戦に求めるものって結局こーゆーのじゃん?」という内なる声のせいです。全公式戦が全部コレであれ、という意味ではないですけどやっぱり求めるのって「こーゆーの」だよなっていうところ。どう考えたって勝つでしょ強いもん、って石森さんに追い縋って越えようとするワトさんを応援しながら観てました。決まらなかったレシエントメンテを再びかけてカバーまで入って思わず声をあげて。最終的にタップアウトで「あー!」ってなって。ワトさんがんばれがんばれって思って観れた試合でした。あれ、わたし、ワトさん大好きだな? と思うなどしたり。

3.ロビー・イーグルス - エル・ファンタズモ (4点)

試合までのストーリー、お互いが意識しあってる雰囲気、試合自体、全部が揃ってる文句のつけようがないやつ、です。ロビーとELPお互いのスペシャリテという感じでお出しされた皿で、完璧だったと讃えたい。ウラカンラナで決まるのも、次があるよって感じますし、そこが好きでした。お互いの張り合いっぷりがすごくて、ヒェー……ってなりながらも冷めるほどのドン引きにはならず。凄すぎたり激しすぎたりすると、途中で振り落とされてついていけなくなるような感覚を覚えることがあるのですが、なんとかついていけました。しっかり良いもんを見たな! 一番すごい試合はコレだったな! という感想です。しかしこの文は好きな順に並んでいるので……。

4.金丸義信 - DOUKI (3点)

同門対決はおちゃめなおじさんが観れたのでそれはそれで大満足。きっちり双方の見せ場があって、試合時間いっぱい色々観れたなって満足度が高く好きな試合。サハラウィ・スープレックス気持ちいい〜好き〜。技が出た時のどよめきで、周囲の反応が特に大きかったのはコレだった気がします。分かる。声出る。お互いに顔面かきむしりとか、鉄パイプと角瓶交換と見せかけてあーげない! とかオトナ気ないおじさん好き。

5.高橋ヒロム - エル・デスペラード (2点)

5と6どっちがどっちか悩んでしまったわけですが、こっちが辛うじて上に来ました。なんなんだろうなあ、いい試合とかすごい試合とか面白い試合とか、そういった前評判が高いものに対しては減点評価になりがちということなのかな。結果ありきで引き分けか〜、そっか〜となってしまいました。決着ついてたら3か4だった気がします。なんだろうなあ、公式戦30分引き分けを見ると「いいな」「ずるいな」と思っちゃうんですよね。逆恨みの精神構造なのは分かってます。八つ当たりで採点辛くなってる自覚がありますが、期待値高い試合でその期待に応えたと言う評価を得てるのであれば、わたしが評価しなくてもいいね? という拗ねた気持ちなのかと自己分析。現地では面白かったものの、一晩二晩おいて考えているとなんだかモヤモヤしてきます。うーん。

6.BUSHI - SHO (1点)

試合が終わった瞬間は「こういう試合ができるようになったんだなあSHOくん」としみじみして、試合内容とキャラクターが一致してきた感じ、手応え? みたいなのを感じ取ってました。現地で観ていて、観客の反応が一番鮮やかな試合でしたし。良い反応ではないわけですけど。嫌だけど反応せざるを得ないナニカというか、多分ワールドでは拾いきれずカバーできない観客のリアクションがやっぱり現地にはあるんだなと。そんな感じで個人的には良い評価のはずなんですが、今回の公式戦の中では6にしました。なんでかって言うと、バクステの印象が強すぎて「で、試合どうだったですっけ?」となった時になんかもうなんもよく覚えてない……ので。バクステはワールドのサムネで爆笑しちゃったので花丸あげたいです。バクステ強すぎる弊害では? いやはやしかし、レフェリー不在のラ・マヒストラルはこんなに面白くないのか。丸め込み大好き勢なのですが、ほんとに丸め込みだけで評価二割り増しは固いくらい好きなのに。いや、わかるやんって醒めちゃったのかな。あそこで「丸め込まなきゃ勝てない」って判断したのかと思うと、なんだか猜疑心が湧き上がるというか。あそこでくるっと行くこと自体になんだか不服のふ。遺憾の意。


次だ次! って勝っても負けても言ってそうな気がしますが、次は後楽園ホール。CHAOS同門対決。YOHさんがやっぱりだと確信した分岐点。答え合わせはいつできるのでしょうか。いつ来てもいいように次もしっかり見守りたいと思います。



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