見出し画像

ハワイ占い鑑定士の趣味 その1:YouTubeでタロット占いを見る

タロットカード占いとの出会

私は普段ハワイや日本で四柱推命や算命学、気学などで鑑定をしています。

とても大雑把な説明になりますが、これらはお誕生日や生まれた時間、場所をもとにして、その人の性質や運勢の流れを読む占い方で、「命占」と呼ばれることもあります。

四柱推命の他に占星術や紫微斗数、数秘術なども「命占」に含まれます。

占い方にはこの他に、ある瞬間の偶然を占う「卜占」というのもあり、タッロット、易、おみくじなどがあります。

ちなみに手相や顔相、風水などの占いは、「相占」と呼ばれています。

さて私が専門とするのは「命占」ですが、趣味というか、鑑定の幅を広げたい、もう少し正直にいうと「ただやってみたい」という理由で、30年くらい前にタロット占いの勉強をしたことがあります。

卜占には「偶然で現れたものが必然でもある」、という基本的な考え方がありますが、その当時の自分にはあまり馴染まない考え方で、一応、習ってはみたけれど、自分の趣味に留めることにしました。

ただ、人生が進むにつれて、「偶然は必然でもある」という考え方に、経験的に共感するところも出てきています。

確かにあの出会いは偶然だったけれど、でも、今思えば必然だったのかしら?と思い当たることが幾つかあるからです。


なんだか、豊かになれそうな雰囲気。

人がやっている占いは面白い。

さて話は変わりますが、お仕事として鑑定をしていると、時々、無性に「誰かに見てもらいたい!」と思うことがあります。

ハワイでも有名な占い師さんがいらっしゃるようですが、英語(それもかなり癖のある英語)なので、ある日、ふと思い立ち、YouTubeで「占い」で検索したところ、出てくる出てくる、これでもかというぐらい出てきます。

「おお〜、そうかYouTubeがあったか!」と今更ですが感動し、そこで、偶然、画面の一番上に出てきたあるタロットの占い師さんを選びました。

「うふ、いいじゃん、いいじゃん、この偶然で選んだタロット占いが必然になるのか、見てみようじゃないの!」と、半ば挑むような気持ちで、私の近未来をワクワク、ドキドキしながら聞き始めました。


節制のカード。やたらこのカードとご縁があります。

タロット占いも楽しいけれど、他にも面白いことがあります。

YouTube占いを見ていて思うのは、とにかく占い師の多さです。
もちろん個人鑑定ではなく、星座別だったりテーマ(仕事、恋愛など)別の占いですから、聞いていて「当てはまらない」と思うケースも多々あります。

通常、お気に入りの占い師さんが見つかれば登録したり、後で個人鑑定を依頼することもあると思いますが、私は内容には拘らず、行き当たりばったり、その日、画面に出てきた占い師さんから適当に選んでみています。

私は蠍座なので、例えば「2024年蠍座の運勢」みたいな感じのテーマを選ぶこともあれば、「ご先祖様からのメッセージ」みたいな誰でもみられるテーマを選んでいます。

占いYouTubeにハマった当初は、どんな鑑定をするのか、言葉の使い方や語彙をチェックしながら聞いていました。

カードの説明やカードから見えるストーリーを聞くのは、とても勉強になります。

当たり前のことですが、同じカードでも占い師さんによって解釈が微妙に違いますし、同じ時期の占いでも内容が違うこともあります。

でも、占いをやっている自分が言うのもなんですが、所詮、占いですから当たるも八卦の気分で、むしろその違いを面白がって聴いています。


可愛いマジシャンのカード。

占い師さんの手が気になる。

これは私の印象ですが、多くのタロット占いYouTubeでは、画面にカードが並べられて、占い師さんの顔が出るケースは少なめです。

また鑑定時間も占い師さんによってかなり違っていて、15分ぐらいから90分ぐらい(それ以上の人も)の幅があります。

短い場合はそれほどでもないのですが、30分を超えると、次第にちょっと飽きてきて、占い師さんの声よりも、画面下の方でゴソゴソ動く、手や手の動きが気になってきます。

そこで、改めて鑑定内容ではなく占い師さんの手に注目してYouTubeを見始めると、それがまた面白い。

さらに音を消してみると(占いYouTubeを見ている意味がない!)、手の印象はもっと強くなります。

例えば、ボチャっとした可愛い手、白魚のような美しい指、少し骨ばった手、大きな手、シミのある手、ネールが綺麗な手、占い中、ヒラヒラと動く手、握り拳を作って一生懸命、何かを訴えていることが伝わる手、綺麗なレースの手袋をした手、親指の爪が平たい手、皺のある手、などなど。

またシャッフルの様子も画面に映りますが、ゆっくりとシャッフルする人、やったらめったら、ガンガンシャッフルする人、シャッフル中、カードを落とす人(これはカードが自分で飛び出た、と解釈するらしい)、黙ってシャッフルする人、おしゃべりしながらシャッフルする人、などです。

最近は手を見れば、どの占い師さんか分かるほどになりました。

「おっ、今日は大きい手の占い師さんだ!」(名前覚えろ!って感じですよね)、と思って画面に向かって、「久しぶりですね〜」と、声をかけてる風景はかなりやばい感じはします。

またある占い師さんを登録すると、その方が定期的に画面に現れてきますが、その日によって体調が違うのが感じられます。

咳を我慢している時や、声が枯れてたりすると、思わず「今日は疲れてるねぇ、無理はやめようね」と声をかけています。

反対に、「今日は言葉がスラスラでてくるじゃん!何かいいことあった?調子良さそうだね〜」と会ったこともないその占い師さんに余計なお世話的な声をかけたりしています。

個人的には、淡々とカードを読むタロット占いが好きで、終わる時にも、「それではこれで終わります、さようなら」と言って、さーっと、障子を閉めて退場、みたいな占い師さんが好みですが、いずれの方も、ご自身の手(と声)を使って一生懸命に占ってくださっていて、とても有難いです。

(実は声も、YouTube占い鑑定にはすごく大きく影響していると思います。)

ちなみに私はタロットカードの講習を受けたとき、「君、才能ないかも」と言われて沈没。

でも、美しいカードを見ているのはとても好きなので、時々買ったりします。

今、好きだなぁ、と思うタロットカードはThe Light Seer's、Cozy Witch Tarot Deck、そしてThe Field Tarotです。


お気に入りタロットカード3つ

どのカードもそれぞれに特徴があって、とても綺麗で楽しいカードです。

では今日もこれからYouTube見てきます。誰が出てくるかな?楽しみ!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?