【98日目】夏の海では物語が生まれる【クソではない】

一昨日会ったいとこの妹家族も、昨日から祖母の家に来ており、午前中に会いに行った。こちらの家族はニート生活が始まって以来しばしば会っているため、特に距離感もない。

今日は、海に行くとのことで僕も一緒に連れて行ってもらった。前回一緒に行った時と同じくシュノーケリングをしたのだが、今日も海は美しい姿を見せてくれて素晴らしい気持ちで楽しんでいた。

小さいながらもキレイなサンゴを眺めていると、左の乳首に痛みを感じた。痛みを感じた瞬間は、クラゲに刺されたかと思ったが、痛みは一瞬でなおかつ局所的だったので、何の痛みだったかわからなかった。あたりを見回していると、小さな黒いものがぴょこぴょこ動いている。よく見るとそれは、水面付近を泳いでた親指ほどの体長の魚だった。

小さい体を必死に動かして、僕に向かってくるその魚が痛みの原因だと気づくために必要な時間はほんの数秒だった。その魚の小さな体からは、明らかに敵意が放出されており、僕が身をかわしても諦めることなく追いかけてくるのであった。

何と勘違いしたのかは不明だが、なぜかシュノーケリングを楽しむ僕の乳首を噛んできたのである。この魚がもう少し大きかったなら、僕は片乳首を失っていたであろう。

一緒にシュノーケリングを楽しんでいたいとこに報告したら、そのいとこにもアタックを仕掛けていた。

こうして、久々の海で気持ちよく泳げた上に、魚に乳首を噛まれるというエピソードまでゲットした。母なる自然に感謝である。

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