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第37回 四国吉野川杯レディースソフトボール大会

夜明け前の早朝に出発し、この日向かうのは徳島県の吉野川北岸ソフトボール場。
第37回四国吉野川杯レディースソフトボール大会、3年ぶり2度目の参加です。

今回も人数が足らず、登録しておいた助っ人Xに参加を乞いました。
選手9人にばーば4人と私、14名での参加です。

大会ギリギリに届いた組合せ表で、参加チームを初めて知りました。
前回は3チーム、今回は4チーム。
佐川急便高松さんと高知Fighting Cat’sさん、是非とも対戦したかったチームが参加していて気持ちが高まります。
どちらも良いピッチャーを要するチーム。
初めて対戦する若者たちがどれだけ対応できるか、非常に楽しみにしておりました。

初戦の相手は佐川急便高松さん。
2016年に練習試合でボロ負け、2017年は九州オールレディースの決勝で対戦、延長の末辛くも勝利した相手です。
数年前の対戦の記憶から、1番と4番バッターにはかなり用心が必要だと思っていましたが、なんとビックカメラに所属しておられた中西さんが3番ライトで出場していました。

警戒する人が増えてる・・・

後攻が決まり、ゲーム前ノックに入るも、打つ順番間違えて皆さんワタワタさせてごめんなさい。
その時に気付きもしませんでしたが、マウンドの位置が13.11mに設置されていたらしく、ベンチ前集合してから審判さんたちが慌てて12.19mへプレート移設作業を始めていました。

気を取り直して試合開始!
最初のマウンドに立ったゆみちゃん、後ろ足がプレートで掘られた穴にはまって投げにくそうでした・・・
珍しく四球を連続で出したものの、驚異の4番を三振に取るなど、初回を無失点で抑えます。

1回裏、1番紗央里が四球で出塁するも、盗失と2つの三振で三者凡退。
なんだかピッチャーがレベルアップしている。

2回表、エラーでランナーを出すも、ゆみちゃんは後続二人を三振に取ってくれる心強い投手です。

2回裏、ボールがバットの芯を外される投球術で三者凡退。

3回表、ワンアウトから嫌なポテンヒットで2番打者に出塁を許す。
怖い3番をセンターフライ、というかライナー?で抑えて何とかツーアウト。
またまた怖い4番はフルカウントまで粘られた末に四球で出塁。
これでツーアウトランナー1.2塁。

続く5番打者はセカンドへのボテボテのゴロ。
よしっ!と思ったのも束の間、1塁ランナーが絶妙な走塁で、セカンドななみんが珍しく調子を狂わされた。
守備妨害にならないギリギリの走塁技術だったと思う。
捕球体制に入るのが送れ、ボールをこぼした隙を逃さずに2塁ランナーが一気にホームをついた。
悔しいけど相手が上手で、こういう隙を突く走塁ができるチームは強い。
うちも見習わなくては!
この回1失点。

3回裏、テンポよく7球で三者凡退を喫する。
完全に相手のペースで試合が進んでいる。
これでひと回りしたから次の回からに期待。 

4回表、こちらも7球で三者凡退に打ち取り、流れをなんとかして呼び込む。

4回裏、ツーアウトから詩音が粘りのポテンヒットでこの試合チーム初ヒットで出塁。
オーバーランを狙われ危うくアウトになりかけた。
不細工にグランドに横たわる詩音。応援に来ていた詩音の彼氏が大爆笑していたらしい。
とにかくセーフでひと安心。
本当に隙の無いチームで試合をしていて為になる。
後続続かず2塁が遠い・・・

5回表、ワンアウトから3番にこの日一番の痛烈な右中間への2塁打を浴びた。
柵が無ければホームランの当たりに肝を冷やす。
続いて4番、故意四球も考えたが、ボール球だけで攻めれば何とかなるかと色気を出したのが間違いだった。
技ありのタイムリー3ベースを食らい、痛い2点目を献上してしまった。

5回裏、2つの三振に内野フライで三者凡退。
相手投手のギアが上がってきた。相変わらず芯を外されるしボール球を振らされる。
きっかけが掴めない。

6回表、内野安打で出塁したランナーが盗塁を決め、進塁打で送られワンアウトランナー3塁のピンチ。
スクイズかエンドランが考えられる場面に緊張が高まる。
もうこれ以上の失点は避けたいところ、ラッキーなことに相手のサインミスで3塁ランナーが飛び出した。
三本間でのランダウンに持ち込み、ツーアウトランナーなしと一転ラクになった。
この回無失点。

6回裏、三者凡退。もはやお手上げなのか・・・

7回表、こちらもクリーンナップを三者凡退に抑える。

7回裏、何らきっかけを掴めないまま三者凡退で試合終了。

終わってみれば外野に1球も飛ばせず、詩音のポテンヒットが無ければノーヒットノーランの完敗だった。
ついでに紗央里の四球が無ければ完全試合達成だ。
無失点に抑える術はあったが、1得点する術がなかった。それはもう完敗です。

ピッチャーゆみちゃんは初めての7回完投。
本当に良く頑張って投げてくれました。完璧な被安打は1.2本だったと思います。

こういうチームと試合できたことで、新たな課題も見つかりました。
この投手をどう攻略するのか、隙の無い守備からどう得点するのか。
また守備ではいかに隙を作らないか。
ランナーを置いた時のベンチから見ていて冷や冷やする瞬間を、一つ一つ潰していかなくては。

試合経験が無さ過ぎて色々見えていなかったことも、良いチームと試合をさせていただくことで色々と浮き彫りになり、本当に来てよかったと思います。
練習試合をお願いしたくて、監督さんと連絡先を交換させていただきました。

普通の大会ならば初戦敗退で終わりのところ、交流戦を用意していただきグランドを移動して反対ゾーンの敗戦チームとの試合。
対戦相手は、ぜひともやりたかったもう一つのチーム、高知Fighting Cat’sさん。

こちらは3年ぶりの対戦です!