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四国吉野川杯レディースソフトボール大会②と子供の大会

重い荷物と、何故か箱みかんをみんなで分担して持ってグランドを移動する。
初戦敗退チーム同士の交流試合です。お相手は高知Fighting Cat’sさん。
初めて対戦した時は、みんななかなかボールに当たらなかった良いピッチャーを擁しています。

20分弱の休憩タイムにその場から消える人はいません。
今までは振り返れば誰もいなくなるチームでしたが、若者はまじめです。

この試合は後攻で、先発ピッチャーは竹ちゃん。
しっかり体重が乗っていい球投げてました。
初回は8球でチェンジの上場の滑り出し。

1回裏、2番ななみちゃんが出塁すると、早速盗塁してもらうことに。
しかし、何回サインを出しても彼女は1塁から動きません。
詩音は無駄に2ストライクを取られ、フルカウントまで行きました。
結果最後まで走ってもらえず、ベンチに戻って詩音はお怒りでした。
ななみちゃん、サインをすっかり勘違いしていたようで、一体どうやって全国大会乗り切っていたのか恐ろしくて聞けません・・・
この回無得点。

2回表、三者凡退で抑えます。

2回裏、ワンアウトからもえちゃんが出塁すると、物は試しで竹ちゃんに送りバントをしてもらいました。
これが今までのガチガチバントとは違ったナイスバントで、竹ちゃん初めての送りバント成功。自分が投げる試合はリラックスできるのでしょうかね。
その後相手のエラーもあってまず先制点。
この回1点。

3回表、この回も三者凡退で抑え、竹ちゃんのナイスピッチングが続きます。

3回裏、ツーアウトから詩音が出塁し、美咲、ゆみちゃんの連続安打で2点目が入りました。

4回表、なんとこの回も三者凡退。
センターゴロアウトにしてくれてありがとう紗央里。
ゆみちゃん、ななみちゃんが本人以上に、いつもすごく喜んでくれるから気分も上がるようです。

4回裏、この回もツーアウトからゲームが動きます。
綾乃が出塁して、続く紗央里もヒットで出塁しツーアウトランナー1.2塁。
ここは綾乃からテンポラリーで入った助っ人Xに頑張ってもらってダブルスチール成功。
バッターななみちゃん、今度はサインわかってくれたようで安心です。
ランナー2.3塁としてから内野安打で綾乃がホームイン、相手の隙をついて2塁ランナーの紗央里もホームインでこの回2得点。

5回表、なんとなんと、この回も竹ちゃんは三者凡退に抑えます。

5回裏、この回もツーアウトからもえちゃんのスリーベースヒットでチャンスを作るも、後続断たれて無得点。

6回表、下位打線に突然2つの四球でノーアウトランナー1.2塁。
バッタートップに帰って、打球は安心安全の平野さんのもとへ。
4-4-3のダブルプレーで、ツーアウトランナー3塁とし、その後この回を無失点で切り抜けました。

6回裏、なんとかダメ押し点が欲しいところ、残念ながら三者凡退に抑えられました。
やはり良い投手です。相手守備のエラーがなければなかなかしんどい展開。
この回の綾乃さん、顔面付近のボールを避けようとして、奇跡のグリップバントを披露してくれました。
びっくりしたのかボールに差し込まれて体制を崩したのか、一瞬ふらふらしてから1塁に向かっていました。ひどく笑ってしまってごめんなさい・・・綾乃の頭上に星が飛んでるんかと思ったよ。

7回表、ヒットでトップバッターを出すも、4番バッターをセンターフライにピシッと抑えてまずワンアウト。
そのあとは安心安全の平野さんともえちゃん4-6-3のダブルプレーでゲームセット。
終わってみれば竹内投手、被安打2本の上出来なゲーム。
四球がなれば完璧だったな。

今年はたった6試合しかできていなかったシーズン。
この2試合はとてもとても貴重な試合でした。
コロナのせいで練習試合も一回もできなかったシーズン。
僅かな経験の中から、来年に向けての課題を見つけ練習していかないと!
これでスワローの今シーズンの試合予定は終わりです。

試合が終わったのが13時くらいだったか。
昼ご飯は前もって調べておいた徳島ラーメンのお店、西食さんへ。
運よく車が止められて、運よく14名が一斉に入店できました。
次から次へとお客さんが来て、店の前にはあっという間に行列ができ、なかなか急いで食すことに。
全員食べ終わるまで座っているのも申し訳なく、食べ終わった人から順次退店し、ここの駐車場で解散としました。

さて、今年も残すところあと3回の練習でオフに入ります。
それまでに、今年の課題を練習しておきたいなと思い、男子ソフトボール砥部クラブのピッチャーに投げに来てもらうお願いをしました。
春に続いて、山本優さんに来てもらうお願いもしました。

年明けは1月6日から始動。
砥部の冬の夜はやばい寒さですが、4月の全国予選に向けて動いていかないと間に合いません。
来年こそは通常モードに戻ってくれることを期待しつつ、自分たちができることをコツコツやっていくしかないです。

話は変わりますが、先日は小学生女子ソフトボールチーム、砥部クラブジュニアの大会参加に帯同してきました。
監督コーチが自分たちの大会と重なってしまった為に、予定の空いていた永木コーチと私が行くことに。
ゆみちゃんのじーちゃんとお父さんが主催で、四国中央市の土居小学校に招かれて、子供たちは初めて目にする他県チームとの試合です。
体の大きさやアップの凄さの雰囲気にすっかりビビる砥部の子供たち。
じーちゃんの縁あって、東予の新メンバー3人も一緒に試合に出てもらいました。

試合は残念ながら負けはしましたが、ちゃんとソフトボールの試合が成立していることに驚きを感じます。
昼からは高学年のホームラン競争に、全チーム混ざってチーム分けをしての交流戦。
全員守備の全員バッティング。
外野が6人か7人いたのですが、縦に3人並んでるから2人がトンネルしても大丈夫。
1年生のちびっこも大活躍です。

この試合がかなり刺激になったのか、突然頼もしくなる子供たち。
ほかのチームの子に迷惑を掛けられないという思いや、知らない監督さんに甘えられないという自覚からか、ちゃんと動けてるし、ベースカバーも忘れてないし、暴投も無かったかな。

知らない子に混ざっても、他チームの子を励ましたり、ともに喜んだり、ちびっこの面倒をみてもらったりみてあげたり。
子供たちの交流能力には本当に頭が下がります。
知らない人に混ざって不安かなと思い、ベンチの隅に座ってはいましたが、私がやることは何もありませんでした。
子供ってほんと凄いです。

何から手を付ければいいのかわからないくらいのカオスの状態のスタートから、よくぞここまで成長したなと感心感動です。
コーチたちが基本練習を頑張って指導してきた成果が、時間を掛けて少しずつ芽が出てきているのだと思います。
今回は少しずつというより突然ではありましたが。
知らず知らずのうちに身についていたのでしょう。今まで隠しとったんかい!!

ホームラン賞やMVPや交流戦勝利チームにはお菓子がもらえ、子供たちはとにかく大盛り上がり。
ソフトボールって楽しい!!って改めて思ってくれたと思います。
最後に、「今日楽しかった人!」って聞いたらみんな張り切って手を挙げてくれました。
チームの垣根を超えて、地域の垣根を超えて、大人みんなでソフトボール界の宝を育てている雰囲気が最高の大会でした。

主催してくださった真鍋家一同、川岡女子ソフトボール部、古高松女子ソフトの皆様、良い経験をさせていただき本当にありがとうございました。
また来年も参加できるといいね。
ソフトボールの輪、どんどん広げて行きましょう!!