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私が帯状疱疹になったとき

ここ数日、私は謎の筋肉痛だった。
プランクを何度かしてからの直後だった為、私は筋肉痛なのを疑わなかった。
3日は続いた頃
いよいよ、3日も筋肉痛が続くほどの歳になってしまったかと思い
4日目たってもまだ筋肉痛だった私が
月一で通っている脱毛のおねぇさんに

「ここだけプツプツ赤いです」

っと言われて……???
初めて私は私の身体に疑問をもつ
プツプツ?赤い?
それからこれまで続いている筋肉痛……
名探偵のつもりになって
検索した…アレルギー?
…検索…虫刺され?…あぁ( ・ᯅ・  )……
これ…帯状疱疹っぽいな……
肋骨にそって
丸いプツプツがいくつかみえる
いやっでも検査せんことには
わからん


でも、明日はおばあちゃんのお見舞いにいかねばならぬ
しかし、このまま何かわからずに
お見舞いに行くのはリスキーすぎる。
私は次の日(土曜日)
息子を午前保育にぶち込み
足早に皮膚科へいく

田舎あるあるなのですが
30分車を走らせた街に
やっと3件ほど皮膚科があるが
1件は土日受診をしておらず
2件目は土曜日はしているが皮膚科の先生おらず泌尿器科のみ受診
泌尿器見られましても……
3件 やっと受診している所だが人気すぎて(ここしかない)めっちゃ待つらしい…皮膚科に到着
そして1時間たち2時間まるっと待ち…
あぁこれは12時までの息子のお迎え間に合わねぇなと母にSOS

「ホイクエン オムカエ タノム」

母は、そこの皮膚科の待ち時間の経験者だったらしく
やはりっと息子をお迎えに行ってくれた。

その頃やっと私は先生に腹をみせ秒速で
「はいっ帯状疱疹ですっ」
私大爆笑で
「あっやっぱりですかwww」
先生続け様に
「明日はもっと痛くなるからね〜」
私は真顔で
「嫌です」
wwwwwwwwww
先生笑っとる
笑ってんじゃねーよ
痛いんだわこっちとら
くそ ふざけんなよ

ちなみに帯状疱疹のシステムは
種類は水ぼうそうの菌で
それにかかったことがある子の身体(背骨など)に潜んでおり
その本体(私)が弱った時に
活発になり悪さして出てきたのがプツプツ
神経を通って出てくるので
神経にそって
しかも左右どちらかに出てくるのだ。

見事 帯状疱疹 発症

はーいおめでとうございます〜

たしかに最近ストレス多すぎとは思ってたけど
それ以上に楽観的な私が
帯状疱疹なんておもろすぎるだろーw

たしかに前の月に
虫殺そうとして叩いた窓ガラスがパーンと割れ
それを直しにウロウロしていると
その日のうちに事故り
私がコツンって当たったのは確かなんだけど
軽い横揺れで首いてぇってなんだよ
車の傷もほとんどどこかわっかんねーよ……
もーもーもーもーもー!

はぁ…

でもまぁこのプツプツを触らない限りは感染はほぼしないってことで
ばぁちゃんのお見舞いに行くことに

ばぁちゃんは怪我を原因に
足が動かなくなり
そのまま入院していて
もう残りの人生病院かもしれないという状況だった

でも顔見に行ったら
やっぱりばあちゃんはばあちゃんで
すごく周りに気をつかい
すごく美人な大好きなばぁちゃんだ
記憶も、もう怪しい状況と聞かされていたけど。
「ばあちゃん○○きたよ〜」
っと声をかけると
にっこり笑い
「○○ちゃん絵描きよ〜」

あーーーーーーばあちゃーーん
泣きそうになったけどぐっと堪えて
絵描きよるよ〜って
出来るだけ
いつもと同じように意識しつつ
ばあちゃんの動きや言葉に集中した。

ご飯の介助のみの面会で
看護師さんがささっと薬を飲まし
ご飯を食べさす。
ご飯といっても
近未来の食事のような見た目
もしくは離乳食だ
離乳食の方が美味しいかも…
ちょっと食べさせて貰ったが
だいたい甘い豆腐のようなものか
スライムのようなお米
カロリーを出来るだけ取らないといけないのはわかるけど…
どうにかならんものか…
梅干しを持って入り
しょっぱくしてあげたり
酢を少しいれてあげたりする

ばあちゃんがみくちぐらいを
飲み込むと

もういらん
いっつも一緒や
ゆっくりしぃ

ばあちゃん全然食わんけど
そりゃそうだわなぁ
どうにかならんもんか…
残りの時間ぐらい
美味しいもの食べさしてあげたいなぁ…

帯状疱疹になって身体は
ジクジクと痛んでいたけれど
頭はばあちゃんのことでいっぱいだ

その日は、いったん自宅と
病院の中間地点の家族風呂にお泊まり
そのまま次の日私と息子は帰るか
悩んでいたが
やっぱり日曜日も会いに行くことに。
早めについたので
駐車場で花を描いた
薔薇とチューリップだ
病室は生花を置けないらしい
そんな…花ぐらいって感じだけど
せめて絵を描いた。
描いてると息子が野スミレを
窓から入れてきた。
あ このスミレぐらい見せてあげよう!

小さい小さい花束作って
ばあちゃんに見せてあげると
すごく喜んだ
ご飯を父が食べさしてる間に
スミレも描いた。

案の定、帰り際に花はおいていき〜
っていうので3本だけ紙に貼っつけ
壁に貼り付けてあげた
絵も隣に貼った。

ばあちゃんの身の回りの全ては
何もしてあげれない
やはり病院のチカラをかりないと
到底無理なのはわかってる
わかってるけど。

いままでずっと家につくして
着付けの先生もやってて
動けるその日まで針子の仕事をし
いつもにこにこして
誰しもがばあちゃんの事が大好きだった

ばあちゃん
大好きなばあちゃん
出来る限り
今よりもっと楽に
嫌なことをもっと取り除いてあげたい


夜のご飯までの間
時間があくので

じっとしてられない息子と
近くに住んでる昔ながら仲のいい友達親子を呼び出し
のまうまハイランドに行くことに🐴

子供たちは嬉しそうに走り回る
追いかける親はゼーゼーヒーヒー

馬に乗せてあげたいと思ったが
制限体重は25キロ
息子は32キロ…ww

諦めて遊具やシャボン玉などして
できる限りの子供達のHPを使う

不思議だなぁ

本当に不思議で濃密な
2日間を過ごしている

夜のばあちゃんのご飯の介助も行った
やはり嫌がってみくち程度と
あとは持ち込んだみかんのつぶつぶゼリーを飲んだ。
飲み込むのもままならない。
でも生きてる。
ばあちゃん生きてる。

死んで欲しくない。は
すごく酷なわがままだ。

ばあちゃんは甘んじて受け入れてくれている

でもやっぱりじょじょに死に近くのを
私達も感じている。

絵を描こうと思う。

育児が大変でも
帯状疱疹になっても
私は絵を描くべき人間だ

帰りに観ていたDVDの言葉が耳に入る

「夢を実現しようと頑張らなければ、その夢は一生お前を苦しめる」

苦しむかはわからないけど
じんわりと死ぬのはわかる

私はまだもう少し生きようと思う。

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