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趣味友だち
ここ数日、恥ずかしながら、△△△△がしたくてしたくて……。不倫関係にある女性に、LINEで「△△△△がしたい」と連呼しすぎていたら、少し嫌がられ始めたかもしれません。
それで、過去に使っていた出会い系っぽいサービスに、しこしことログインしています。いくつかのサービスがあるのですが、もう数年使っていないサイトにログインしてみました。そうしたサイトにいる女性は、男性に誘われ慣れているので、ぼくのような冴えないオッサンなどには見向きもしません。だからダメ元で…というか暇つぶしに覗いてみたんです。
そうしたら……
そのサイトの趣味友募集みたいな掲示板に、「〇〇〇〇が好きな方いませんか? それに関する色んなお話ができればうれしいです」と言ったことが書かれていました。
その女性が言う「〇〇〇〇」とは、関東全域で探せば、好きな方は多いと思います。ただ、ぼくほど好きな人も珍しいだろうというような趣味……というか場所……なんですよね。まあ「〇〇〇〇」というのは趣味名ではなく場所名なので、そこにまつわる共通の“趣味”の人を探すなら分かるんですけどね。
例えていうなら、趣味友募集で「鹿島スタジアムが好きな人、いますか?」と書くようなものです。「鹿島アントラーズのサポーターの方いますか?」でもなく「サッカーが好きな方いますか?」でもない。※ちなみにぼくは鹿島アントラーズのサポーターでも、サッカーが趣味なわけでもないです。
そして「〇〇〇〇」というのは、知らない人からすれば、とても高尚な場所だと感じると思います。一生に一回、誰かに連れられていくことが、あるかもしれない……くらいの場所です。もっと身近なところで例えて言えば「図書館」みたいなものですね。「図書館が好きな方、いますか?」みたいな……。でも、最近の図書館を知っている人だったら、もしくは読書が好きな人からすれば、「図書館が高尚だって? なんだそれ?」という話ですよね。なぜかって言えば、図書館に漫画を読みに行く人は多いです。また、本を読むのが好きだからって、それは映画やテレビドラマが好きというのと、なんら変わりませんからね。エンタメの一つとして、たまたま媒体が本だったというだけの話です。
話が長くなりましたが、「〇〇〇〇」が好きだという女性に、ぼくは興奮しながらメールを送ってしまいました。まさか出会い系サイトで、そんな募集があるとは思っていなかったからです。
メールを送ってから気が付きました。
そのサイトのブログ機能も、使っていたことがあるんです。そこには、このnoteと同じような内容を綴っていました。つまり、メールを送った女性が、ぼくのブログを読んだら……ぼくが単に「〇〇〇〇したいだけの〇〇〇〇だってことが、バレバレなんですよね。
少し読み返しにいくと、やはりサイテーな自分が綴られていました。削除していこうかとも思いましたが……まあそれが本当の自分なわけで……それを女性に読まれて、拒否されるなら、それはそれで仕方ありません。しかし、彼女が出会いたいであろう男性に、ぼくほど適合した人はいないと思うのだけど……こればかりは仕方ない……ああ……△△△△したい……。
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