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予約するのが苦手な人

予約をするのが嫌いだという人がいる。おそらく気分屋なのだろう。例えば、仕事や歯医者、床屋などは、最たるもの。仕事と歯医者は仕方ないとして、床屋などは予約無しでも対応してくれるところはある。それなら、「いま髪の毛を切りたい!」と、できるだけ気分が絶頂に達した時に、切りにいきたいと考える。予約したものの、予約したその日に、自身が「髪の毛を切りたい」と思えるかが分からないからだ。むしろ、予約してしまって、いざその日がやってくると「今日は髪を切る気分じゃない」なんて思いがちなのだろう。それで予約をキャンセルしたりする……このキャンセルをするのも苦痛で、「やっぱり予約なんてするもんじゃない」と思ってしまうのかも。

朝、子供を学童へ連れていこうと「おい、もう行くぞ!」とせきたてた。もちろん子供は、まだ「学童へ行きたい」という気分になっていない。だから靴を履くまで、体の動きが緩慢だ。一方のぼくは、「いま家を出たい!」と強く思っていた。だから「いま」じゃないとダメなのだ。だから、なかなか靴を履かない子供を置いて、さっさと自分だけ家を出てきてしまった。ひどい親だと思われるかもしれないが、まさにぼくは予約が苦手だし気分屋。「いま」の気分を逃すと、次は来ないかもしれないという焦りがある。(しかも、子供は一人でも学童へ行けるのだ)

家を出て歩きながら思ったのが、予約が苦手な人は気分屋なんだろうな、ということ。今朝の場合だと、自分が子供に対して、どういう言動を取れば良かったのか? なんて考えてみる。分かりきったことだが、自分なら、気分が乗らない場合に、どう接すればいいかを考える。気乗りしない「しなきゃいけないこと」を達成した先に、どんな楽しいことやメリットがあるかを、明確化すれば良いような気がする。

「学童へ行けば、仲の良い〇〇くんと一緒に遊べる」などのメリットを伝えれば良いかも。例えば「今日は学童で、〇〇くんと、何をして遊ぶの?」とか「昨日は学童で、どんなことして遊んだの?(今日はその続きをするの?)」とかなどは、良いんじゃないだろうか。

うちの子の場合は、いちおう学童を嫌っていない。でももし学童を嫌いな子だったら、どうだろう……。

難しいな……うちの子が学童が嫌いだと言い始めたら、また考えることにしよう。

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