特に〆切もないのに湯河原で原稿執筆パックをしてきたレポ
題名通り。書きたい事はあったので、やる意味はあった。あと湯治のような事もしたかったので、1人でやってきました。
利用したのは原稿執筆パックで有名なTHE RYOKAN TOKYOさん。
2泊3日でチェックアウトまでに14000字くらい書けたので捗った。しかも、2日目の午前中は万葉公園に行って、さらに片道徒歩30分の最寄りのコンビニまで行ってる。湯河原を満喫してやがる。
これを書いているのはチェックアウト後の3日目、午前中である。腹を空かせる為に外出たい。
予約は楽天トラベルで行ったら、公式だと5食なのに6食になった。お得すぎる。
2泊以上かつ15時まで居座るなら楽天から予約した方がいい。気が付かないでチェックアウトしたら昼食何がいいか聞かれて驚いた。きちんと説明を読め。
公式からの予約でしか得られない特典もあるので、比べて気に入った方で予約すればいいんだよ!
1日目
東京から向かったので、小田原経由で湯河原へ。
直近で小田原観光はしていたので、観光済ではなかったら、間違いなく小田原観光をしていた。すごい観光客の量だった。帰りにかまぼこは買って帰る(決意)。
湯河原駅に着くと、いきなり狸の木像があった。明らかに後から着せられた浴衣を着ている。しかも駅の開業99年の冠をつけている。浮かポン狸……。
湯河原温泉が狸によって発見された温泉、という解説があった。万葉集に載る歌が詠まれる前に狸が見つけてたんか!? とはなったが、それはほら、伝説だから……。近いところでは姥子温泉の話も好き。
電車に揺られている間に、宿から「送迎バスを出せなくなったから、タクシーで来て」と連絡をもらっていたので、時間的に多少の観光は許された。
宿に行く前に歩いて、産土八幡神社と五所神社へ詣てからタクシーを呼んで宿に向かった。
五所神社遠い。重い荷物がある場合はおすすめできない距離にある。歩いたからであってバスを使えばいいのでは。それはそう。
産土八幡のお賽銭箱が埋め込み式で、見たことがなかったので、ちょっとワクワクした。
宿から指定のタクシー会社を教えて頂いていたので、電話をして迎車待ちしてたら、駅前ロータリーの目の前にいた。目が節穴!
湯河原駅からタクシーに揺られて、10分くらいで宿、THE RYOKAN TOKYOさんに到着。昔の写真にあるような鳥居みたいな赤いオブジェは無くなっていたシックなシンプルイズベストでこれはこれで素敵。
チェックインがスマホで行うパターンだった。そしてそこで食事の時間を自分でいくつかのパターンから選択する方法だった。
くさなぎ宿泊時点では、登録後に食事の時間を再確認する方法が無かったのできちんと覚えておくか、スマホのスクショを撮らないと、カフェと部屋を何度か往復する羽目になるぞ! やらかした。
チェックインや食事をするカフェスペース、飲み放題のコーヒー紅茶その他お茶の置かれている場所は4階で、宿泊する部屋は3階だった。不思議な階の作りなので、3階くらいなら重たい荷物があっても全然大丈夫そう。階段踊り場に、貸出用品が並べてあって、浴衣はあるし、卓上ライトもあるし、普通に宿泊する方向けに、ボードゲームとかもあった。おしゃれ卓上ライトを借りて行った。
4階カフェスペースに、雑誌や本が置いてあるのだが、よく見るとTRPGの、というかクトゥルフ神話TRPGが置いてあったので、そういう合宿もできるんじゃないでしょうか。インセインもあるのが渋い。インセインの収録リプレイ好き。大学生らしきグループがボードゲーム囲んで、カフェスペースでワイワイしてたので、すごい青春だった。
日帰り温泉施設でもあるので、部屋以外にもトイレがあるのが、チェックアウト後の安心要素だと思う。
部屋は8畳の部屋を予約(どうせ作業しかしないので、新設のクリエイターズルームでもいいか! と思っていたけれど満室だった。みんな作業しているんだ!)1人なら作業する机出したまま、布団を敷けたので十分すぎる。
部屋の中には空気清浄機はなく、廊下に設置されています。何でだ?
公式HPに書かれているアメニティ以外はきちんと無かったです。基本的には温泉旅館で、コーヒー紅茶飲み放題で食事がおしゃれ、くらいに思っておくと荷造りしやすい、かもしれない。
一応飲み物、酒、おつまみの自販機が浴場近くにあるので、緊急で必要になった時には最低限の物は買える。けれど、周りにコンビニも何もないので、最初から持ち込んだ方がいいです。
じゃないと30分くらい歩いてコンビニにいく羽目になる※そんなのばかりだな。
夕食前に先に浴場で旅の垢を流しました。貸切状態だった。そして41度を示している湯は熱かった。本当に41度?? てなった。すぐに慣れた。こっちが冷えてたんかな……。
食事は全てカフェスペースで取りました。部屋番号が置いてある席に着席するシステム、1度も場所は変わらなかった。
1日目夜は、魚のフライ定食。鰆と鯵と、何だっけ……3種類だったのは確か。揚げたてで美味しかった。けど、めちゃくちゃわんぱく定食だった。揚げ物がきつい、て久しぶり。デザートのおふろcafeさん特製ミルクチーズケーキが美味しかった。湯河原の柑橘ジャムもいい感じでした。ここおふろcafeなんや……てやっと気がついた。
その日は翌1時頃まで書いて、風呂に行って「夕方より熱く無いぞ……」てなって就寝しました。風呂は自分以外いなかった。時間を見ろ。
4階のカフェスペースを覗いたら、アイスコーヒー・アイスティーは無くなっていたが、コーヒーマシーンは稼働しているし、温かい紅茶はパックで入れられるので、多分24時間飲みたい時にカフェインが摂取できる。
20時までという公式HPの記載は何だったのか……夢かな。もしくは補充は20時までなのだろう。
浴場横の自販機にはモンエナもあった。神か。コーヒー飲んでるからモンエナ買わないけど。よっぽどの限界じゃんそれは。
宿泊者の入浴時間は16時〜8時までで、終了が公式HPより1時間早くなっていた。日帰りが11時開始なので、清掃時間を考えると妥当だし、朝ご飯の開始が8時最終なので全然妥当。納得性が高い仕様。
2日目
朝食の時間を間違えて早起きした。
朝風呂に浴場に行き、湯船に浸かって「一番長風呂できる温度」となって、そんなに長く浸かっても朝食に間に合わなくなるし、てそこそこで出て、カフェスペース行ったら、時間を間違えていた。何の準備もされとらん。何時にしたんだっけ……? てなりながら部屋に戻って、ちょっと書いた。
公式HPにあるように、朝はおちょこ御膳。
飲み放題のアイスコーヒー・アイスティーが「絶対牛乳入れたら美味しいやつだ」となって、急遽、コンビニへ牛乳を買いに走る。
ついでに万葉公園に行っておこう、という事で、チェックアウトの人たちに紛れながら、宿を飛び出したら、道がすごい高低差だった。リュックサックで来てよかった! てなるレベルだった。
県道75号線は湯河原駅方面へなだらかに下っており、奥湯河原方面は文字通り山なのだと実感させてくれる街並みだった。
なんかこう、門前町、山の上の寺町に似てんだこれ。と思いながら先に万葉公園へ到着し、熊野神社と狸福神社を詣でた。
狸福神社は、湯河原駅でエンカウントした浮かポン狸が祭られている神社だ。
あの木像が好き好んで浮かポンしているわけではないだろうが。狸福神社にはにびっくりするほど1円玉が積まれており、なんでそんな事を……と思いながら、自分も1円玉を積んできた。
神社の絵馬は万葉公園の玄関テラスという場所で売っている。そしておしゃれコーヒーショップだった。湯河原て観光地やったんか! そうだよ(即で冷静になったツッコミ)。
何とか最寄りの片道徒歩30分コンビニで牛乳を買い、そのままトンボ帰りですごい坂を登って宿に戻った。
戻ってきたらジャージが増えていた。カラフルで可愛い〜〜! となったが、旅館内では自前で作務衣を持って着ていた。これが大正解だったので、連泊する方は作業着を持って行った方が捗るかもしれない。
昼ごはんは公式HPにも載っている、ひとてま茶漬けだった。湯河原温泉の乾物屋さんの出汁を使っているそうで、魚! シンプルな塩味! のお出汁。
具材もしらす、鯛、鯵、牛肉とこの宿に泊まってから信じられないくらい魚を食っている。今の所アジフライが優勝。
部屋に戻って、少し書き進めて、眠くなったのでyogiboに埋まって1時間ほど寝た。
原稿しながら癒されてる〜! といった風情になるので連泊をお勧めするぜ。
ただ、気がつくと4時半で、ほぼ進んでいない原稿が目の前にあったので、さすがに風呂に行くつもりが失せて、必死で原稿をした。1つでも書き終わらんと、自分が許せん! てやってたら、夕食前に2日かかって約1万字の作品が、手直し前とはいえ、終わった。やったぜ。何でこんなに長くなったの。まぁ、プロットも無く「こんなの書ければな」から始めて、書き終わったから頑張ったと思う。
まだ夕食までに時間があるので、風呂はご飯後にして、次のを書き始めた。30分くらいで1500字くらい進んだ。何でこっちの方が筆が乗ってるんだ。途中で食事になった。連泊すると夕飯が豪華になる! なにそれ知らん!!
ということで、2日目の夕飯は公式HPにも掲載されている湯河原手巻き寿司だった。
本当に魚ばっかり食べている。美味しい。デザートも付いてた。すごい。
夕飯後に浴場で風呂に入り(まさかの窓が全開に開いていて寒かった。閉めた)、1万字書いたから、買っていた酒を飲むぜーー! て持ち込んだ日本酒を開けて、ついでに作務衣をコインランドリーで洗濯し、翌0時くらいまでは記憶があったのに、気がついたら深夜2時半で、yogiboに埋もれていた。寝落ちやんけ。風呂いこ。というわけで、貸切で風呂に入っていた。時間がね……丑三つ時に風呂に……。
そのまま、就寝。就寝の概念がふわふわしてる。
3日目
朝食の1時間前起床。やっぱり貸切だった朝風呂に行き、身支度ついでにチェックアウトのため部屋を片付けつつ朝ごはん。基本的は同じで、違いは魚の焼き物が鯖味醂干しだった。好きなやつなのでやったー! て食べた。後は汁物も肉団子清汁になっていた。美味しい! 食事は全部美味しい!
10時にチェックアウトし、昼食は何がいいか聞かれて驚いて、2日目の昼と同じひとてま茶漬けにした。他にはポークカツか唐揚げが選べたが、1日目夜のわんぱくフライ定食を思い出して、ひとてま茶漬けにした。
今日は帰りの送迎まで宿から出ないから、わんぱく定食だと腹が(物理的に)はち切れてしまう! という懸念からだった。多分する。茶漬けでもはち切れそうだった。何となく狸を思い出したくさなぎであった。ぽんぽこぽん……。
このレポートはチェックアウト直後から書き始め、昼ごはんを挟んでまた書いて、とちまちま進めている。
せっかく素敵なカフェスペースにいるので、置いてある雑誌を読んだり、TRPG『インセイン』のリプレイを読んだり、雑誌を読んだりした。カフェスペースにいると分かったのだが、日帰り温泉で訪れるお客さんも結構いる。
その中でずっとキーボードを打ち続けるのも、異様ではあるが、その為に来てるわけだし……許してほしい。
このレポも4000字を超えているので、2泊3日で2万字近くは書いたことになると思う。捗ったーー!
まとめ
3食風呂付きの夢のような環境。
絵描き文字書き、ともかく創作をされる方は1度、試してほしい宿泊プラン。昼ごはんもあるのが大きい。創作に集中できる……。できれば連泊……。
スタッフさんの配置も必要最低限で、たまたまかも知れないが、昼や夜の作業中にコーヒーを貰って部屋を行き来する時は、スタッフさんにも他の宿泊客にも会わないし(食事の時間で他にも宿泊客がいることがわかる)、宿の規模として、引き篭もるのに適した環境なんだなぁ、といった感じでした。
また執筆パックか、ご自愛パックを利用したい。極端。
帰りはちゃんと蒲鉾を買って帰りました。
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