DECK1 勝利への讃歌 ロロネロルデッキ
8月某日の深夜のこと……
九龍「よーしこれで月末のCSに使うロロネロルが出来たぞー。試運転も上々だしせっかく休み取ったんだから予選突破は目指したいよなぁ」
カコカコッ(LINE受信音)
九龍「ん?なんやこんな時間に」
友達『大会中止になった。ドンマイ』
九龍「……」
てなわけで!
出ようとしてたCSが無くなってしまったので、そこで使うデッキをしっかりと紹介しよう!!!
決して苦労して取った休みが無駄になったことを泣いてないぞ!!!
レシピ
このデッキは構築時にTRAILBLAZER様(https://trailvg.com)の構築を参考にしており、そちらの解説と合わせてみると、採用理由などがわかりやすいだろうと思う。
各カードの解説は後述するとして、このデッキのコンセプトと大まかな動かし方を解説しよう。
コンセプトとして、とにかく完全ガード封じが強力なG3ロロネロルの効果をより強力なものにするために準備をする。
そのために相手の手札に攻守の両方から圧力を最大限掛けることを優先した構築だ。このデッキはしっかりと動き出せるのが最速3ターン目と遅めだが、今の環境を見ると、その速度でも間に合ってしまったりするので1〜2ターン目は力を貯めるつもりで動いていいだろう。
また『茜色らんうぇい』の効果があるため先手後手の心配はさほどしなくても良いのがこのデッキの良いところ。状況次第では後攻3ターン目のメインフェイズ中に4枚ドローして戦況を整える事も可能だ。
守備力もエクノアの手札補充に加え、エルメルの強固なガード能力も相まって相手の突破は難しい。
攻め込める準備が整ったら「六花ふらくたる」などで一気に猛攻を仕掛ければ、勝利の讃歌を響かせることができるだろう。
それを踏まえて、各カードの解説をしよう。
各カード解説
ライドライン
言わずもがなこのデッキの主役。
ライドデッキ含め4枚の採用。
やはり特筆すべきはその攻撃性能だろう。
4ターン目から1枚目で『茜色らんうぇい』でクリティカルを上げて、『六花ふらくたる』をアタック時効果で歌えば、2万〜5万のパワーパンプに加え完全ガードを封じ込めることができる。
相手の溜め込んだ手札をロロネロルの攻撃でほぼ吐かせる事が可能なため、時間をかければかけるほどその攻撃の凶悪さに磨きがかかる。
ライドラインのみの採用なので各1。
どちらもオーダーカードをオーダーゾーンに「置く」効果なので、オーダー使用制限に数えないのは、このデッキだからこその特色だ。更には、この効果は手札から置くことも可能で手札から置くと1ドローと、万が一対象のオーダーを引き込んでしまっても、決して「引き損」にならないのが良い点だろう。(極光やニルヴァーナは似た効果があるが引き込んだ時のリカバリーが効かない)。
かわいい。以上。
メインデッキ
G2
このデッキのメインエンジン。当然4枚採用。
ぶっちゃけこいつ引けないと、勝てる対面も負けてしまうので、意地でも引き込もう。
自動効果はターン中に歌っていたら強制発動のため、追加コストでの2ドローを発動しなくても、2回目のアタックでは使用済みとして扱われる。ドローしたいときのコスト管理は要注意。
このデッキの裏の主役。4枚採用。
こいつをゲーム中に何回手札に抱えることができるかで、ゲームの勝敗を占うといっても過言ではない。終盤に3万要求をこれ1枚で処理できると考えればこのカードのやばさがわかるのではないだろうか。
ロロネロルが戦うにあたり、終盤での要だ。
極光相手には出さずに手札に持っておこう。
自由枠。枠の都合上3枚。
現状採用している理由は、エクノアが引けなかったり、相手によって除去られたりした時のセカンドアタッカー。
手札が整っているなら、手札コストにしてしまってもいいと思う。
G1
コスト確保要員。できるだけ引いておきたいが都合上3投。
支払うコストがない点や発動条件の緩さを見て、パンプ効果がオマケでついている点については◎。
強いていうなら本人のパワー値が低いので、序盤のアタッカーにはなりにくいが、実践上では大した問題ではないかもしれない。
完全ガード。当然4投。
テーマの雰囲気に合わせてこのカードを採用したが、同じ効果で5種類もあるので好きなカードを採用してもよい。
注意すべきはロロネロルミラーだと手札で腐る可能性があるので、うまく立ち回る必要がある。
オーダーカード
このデッキのメインギミック。当然4投。
「みんなに響け ロロネロル」のアタック時効果で歌えば少なくても2万パンプが確定する。その上でリアガードのユニットがスタンドするため、更なる追撃が可能となる。
また置かれたときの効果は長期戦でその強さを発揮できるため、使い方には十分気を付けよう。
注意点としては、他のオーダーと違い、自分で引いてくるしかない。さらには歌った時の効果処理で歌っている最中の「六花ふらくたる」を枚数に加えてしまう人がいるが、効果処理中はまだ裏になっていないため、処理する際は気を付けよう。
ただただ強い。先攻だと若干弱いかもしれないが誤差のレベルなので4投。
相手がG3なら1枚ドローがおまけされる。
「みんなに響け ロロネロル」のメインフェイズの効果は、ほぼこれを歌うことだろう。
後攻なら、G2のライドされた時効果で手札から貼って2枚ドロー、メインフェイズにオーダー使用の権利を使って、もう1枚ドローと一気に手札補充が可能だ。状況に応じてメインフェイズで「茜色らんうぇい」を歌い、アタック時の効果でもこのオーダーを歌うと、クリティカル3の完全ガード封じと、決して侮れない攻撃が可能となる。(この時に超トリガーを引くと…想像しただけで恐ろしい)
「六花ふらくたる」の置かれた時効果で、表にするオーダー候補筆頭。
うん、まぁ…ライドラインでほぼ確実に圧縮できるし、1枚くらいはね…
そう思っている方も多いだろう。
実は地味にすごいんです!
地味な5000パンプに地味な1枚ドロー。
だがそれがすごく助かる。相手が5ダメージの際は「茜色らんうぇい」より実は優先度が高くなるので、このカードは大切に使うのがおすすめだったりする。また3ターン目では歌う1枚目のオーダーとして、適任だ。
後攻なら「茜色らんうぇい」と絡めてメインフェイズに4枚ドローまで可能なので、盤面形成や手札補充にうまく役立ててほしい。
圧縮役と侮れないカードだ。
トリガー構成
☆:5枚 引:6枚 治:4枚 超:1枚
要調整ではあるが、現状はこのような構成だ。(採用カードは好みでどうぞ)
初期構想では「六花ふらくたる」で起き上がることを前提にフロントトリガーを採用していたものの、ヴァンガードが殴り続けるコンセプトがある以上はクリティカルでさらにプレッシャーを与え続けるほうが強いという判断に至った。
ドロートリガーを多めに積んでいる理由としては、引き込んでおきたいカードの多さが要因だ。
不採用カードとその理由
以下はこのデッキに入りそうで入らなかったカードを紹介する。
画像や効果は省略するので、興味がある人は調べて試してほしい。
裏腹な優しさ ヴァージニア(G2)
「気合リチャージ! ルイサ」と比較。
G2から殴れるとして採用するレシピもあるが、盤面から自ら消えるため、継戦能力や使用回数の面からここでは不採用。
挫けぬ才能 ヘンリエッタ(G2)
「サバサバ姉貴分 オードリー」と比較。
実は初期構想ではこっちを採用していたが、「舞い踊る五線譜 エルメル」とコストが被ってしまい、泣く泣く不採用。
潮騒とわいらいと(G2・オーダー)
「茜色らんうぇい」と枚数調整の結果不採用。
理由としては後攻だと優先度的に「茜色らんうぇい」が選ばれてしまうことから。置いたとき効果も歌ったとき効果も、デッキコンセプト上若干使いづらい感じになってしまった。
ヴァイブラント・シンフォニー(G2・オーダー)
「サバサバ姉貴分 オードリー」と比較。
一番の入れ替え候補。セットオーダー系とタイミングが被らず、条件はあれど3万のガードをノーコストで使える点は評価できる。
ただし、オードリーが抜けることでリアガードに置くアタッカーが減ってしまうので、今後の研究次第では1~2枚採用が限界か?
まとめ
以上でロロネロルデッキの紹介は終了だ。
8月末の時点でかなり優勝報告が聞かれているデッキタイプのため、今後は相手にすることも増えるのではないだろうか?
使うつもりがないプレイヤーも、この記事を参考にして対策など練るのもいいだろう。
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