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アニソンインデックス!!の公募企画に挑戦したら優勝した話

こんにちは、アジフライです。

「いきなり揚げ物を名乗って何のつもりなんだ」と思われるかもしれませんが、このハンドルネームで10年近くSNS生活を送ってるので軽く流してください。

さて、いろいろあってこの度アニソンインデックス!!という歴史の長い超すごいアニクラのDJ公募企画にて優勝させて頂きました。

その影響もあってか急にX(旧:Twitter)のフォロワーも増えつつあったので、これを機に自己紹介も兼ねて今回の公募企画に参加した経緯とか感想とかを書き綴ってみたくなり、わざわざnoteに会員登録して本記事を書くに至った次第です。

【注意】
あくまで経緯とか心境の変化とかそういう自己満足的な話だけを綴ってるので、公募に提出したMixの解説とかそういうタメになる話ってのは全くありません。


なんだかすごいですね。


DJアジフライって何者?経歴は?調べてみた

物心ついた頃より特撮ドラマやロボットアニメや新旧アニソン特集番組ばかり観ていたせいで自然とオタク化。
以降、

  • 特撮作品全般にハマる

  • ロボットアニメ全般にハマる

  • 新旧アニソン特集番組の影響で昭和のアニソン全般にハマる

  • おもしろフラッシュ倉庫の影響でラーメンズにハマり、ラーメンズにハマった影響で爆笑オンエアバトルにハマり、爆笑オンエアバトルにハマった影響でお笑い全般にハマる

  • ニコニコ動画の影響で淫夢にハマる

  • 淫夢MADの影響で音ゲーにハマる

  • フリースタイルダンジョンの影響で日本語ラップにハマる

  • HiGH&LOWシリーズの影響でLDHにハマる

  • 突如何の前触れもなく女と女がいちゃつく系のアニメにハマる

などいろいろなコンテンツにハマっては飽きてハマっては飽きてを繰り返す人生を送り、今現在もしっかりとハマり続けていると言えるのはアニメとお笑いと淫夢くらいしかない。死んだ方がええこんなオタク。

ちなみに上記の中で一番オススメしたいのはHiGH&LOWシリーズです。よろしくお願いします。

2014年に福岡県を拠点にDJ活動を開始。
始めてから数年間は音ゲーの曲が専門的に流れるクラブイベント(俗称:音クラ)に出演したりしていたが、活動の中でアニクラを知った事をきっかけに徐々にアニソン原曲DJへと方向性をシフト。
九州地方を中心にいろいろアニクラにお呼ばれしたり、時には自分で特撮楽曲専門のイベントを主催したりしつつ、2022年には福岡県で毎年4回定期開催されているアニソン原曲イベント『あに式』にレギュラーDJとして加入し、今に至るまでぼちぼち活動を続けている。

と、ここまで書いたのが自分の簡潔なオタクDJ人生のあらましですが、今年でDJ活動10年目を迎えるにあたり自分の中には以下の様な不安がよぎるようになってきていました。


不安

特に大きな目標も持たないまま10年間もだらだらと活動を続けた結果、今年で32歳を迎え、世間一般的に見ればもう十分「ええ歳」の部類と数えられても仕方ない年齢となってしまいました。

そんな中で地元福岡引いては九州全体では、自分より年下でDJスキルもピカイチで、なおかつオタクとしての知識も情熱もバチバチに持ち合わせた新風吹かすイケイケな若手DJ達が次々と頭角を現しシーンに食い込んできていました。

最近の若手の奴らって本当に凄いと思う。


また、自分と同年代~年上のDJ達は「長年培ったDJスキル」や「コミュニケーション能力・人脈」「オタクとしての熱量」などを活かして既にシーンでの居場所というものを確固たるものとしており、そのどれらにも当て嵌まらない自分は『特に取り柄のない、経験年数だけ無駄に食った奴』として、居場所を失って消えていくのではないかという不安が数年前からうっすらと脳裏をよぎるようになっていたわけです。

自分はもともと人とのコミュニケーションに関して苦手意識があり、クラブで出会った人との会話は「そうなんですか」「すごいですね」などを駆使して絶対に二言三言で終了させ、その場に微妙な空気を流すことが出来る能力を持っています。

そういった生粋のコミュ障意識も、上記のような不安を自分の中で助長させる要因になっていたのかもしれません。

ここまで書いたのはほぼほぼ自分の中の思い込みによるものが強いとは思っていますが、DJ活動において特に目標もなくこうした漠然とした不安を数年間抱え続けた結果、「もう若い奴らに道を譲ってやってもいいかもね」という気持ちも芽生え始めており、全国各地で開催されているDJ公募企画などに参加する情熱はとうの昔に消え去っていました。


転機

とはいえありがたいことにそんな自分の事を慕ってくれる人、自分のプレイが好きだと言ってくれる人(通称:アジフライファンボーイズ)は一定数居てくれているらしく、会うたびに「アジさんならもっとデカい場所でやれるよ」「デカい公募とか出してみようよ」と声をかけてくれていました。
(アジフライファンガールズは存在しません。自分が女性と会話するのが苦手なので。)

その筆頭ともいえるのが自分が所属するイベント『あに式』の主宰にして、九州引いては西日本最強アニソンDJとの呼び声も高い男、南こへびである。

アイコンが1年前からアノス様のままなのどうにかなんないかな

2022年時点で特にどのイベントにも所属せずふらふらしていた自分を拾い上げてくれた人であり、DJ的にも人間的にも尊敬している師匠のような存在である。
どうやらこの人は本当に自分の事を高く買ってくれているらしく、「アジくんはもっとデカい公募とかで結果出して羽ばたいて欲しい」といった事を常々話してくれていました。

本人もマジの期待を込めて厚意で言ってくれていたのだと思いますが、とはいえとっくにそんな情熱など消え失せていた自分にはどうしてもその言葉が重荷のように感じられ、「ヘヘ………まぁ考えときますわ……ヘッヘヘ……」としょーもない社交辞令でその場を逃げるのが一連の流れとなっていました。

話は変わって2023年12月。
毎年12月といったら皆さん何の季節ですか…………………?



そう、M-1グランプリの季節ですね




M-1グランプリ』(エムワングランプリ)は、吉本興業[注 2]朝日放送テレビ(ABCテレビ)[注 3]が主催する[6][7]日本一の若手漫才師を決める大会である[8][9]。通称『M-1』。2001年から始まり2010年に一度終了したが、2015年に復活し、以降毎年12月に開催されている。決勝戦の模様は朝日放送テレビ(ABCテレビ)の制作により、朝日放送テレビ・テレビ朝日系列で生放送される。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アニメと同じくらいお笑いが好きな自分は毎年M-1グランプリの決勝戦を見届けるために一年間生き抜いているといっても過言ではなく、2023年大会の敗者復活戦~決勝戦も数時間テレビにかじりついて観戦していました。

M-1を観て泣く激イタ激キショお笑いファン

2023年大会は令和ロマンが圧倒的に不利とされる決勝トップバッターの出順から勝ち上がり、最終決選にてヤーレンズとのデッドヒートを繰り広げ圧巻の優勝。

最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

さて、このM-1グランプリ、近年では決勝戦の放送数日前に運営が製作したPVが公開され大会を盛り上げるのに一役買っているのも見どころの一つ。
過去大会ではPV中に流れる楽曲として「板の上の魔物 / Creepy Nuts」「昇る太陽 / 宮本浩次」「暴れだすV / ウルフルズ」などが使用され、人生のかかった一世一代の大勝負に挑む漫才師たちの心境とリンクした歌詞にお笑いファンが勝手に感銘を受け勝手にエモくなるのが近年の流れとしてありました。

そんな中で2023年大会のPVとして公開されたのがこちら


観た瞬間に脳天から打ちのめされた。

日食なつこさんという方はそれまで存じ上げていなかったが、マジで凄い曲を書く人だと衝撃を受けた。

あまりにも歌詞が今の自分の現状と重なりすぎている。

まだ何も成し遂げていないのにこのまま消え去っていいのか。


完全に消え去ったはずの火種が、次第に燻り始めた。


別に趣味としてやっている事だし、これをライフワークにしようなんて毛頭思っていない。

しかし、それでも曲がりなりにも10年間続けてきたこと。
消え去る前に、せめて何かを成し遂げてみないと終われない。

これからの人生、『特に取り柄のない、経験年数だけ無駄に食った奴』としてこのまま終わっていいわけがない。


そんな想いが頭を駆け巡る中でちょうど同時期にアニソンインデックス!!のDJ公募企画の告知が行われた。

僥倖。

もう腹を決めるしかない。

かくして自分のアニソンインデックス!!への挑戦が始まった。

そこに大舞台への憧れや名誉への渇望はなく、ただ「何かを成したい」「このままでは終われない」という焦燥感と執念だけがあった。


それから

その後、公募企画に参加する事を既にアニソンインデックス!!出演経験のある地元の先輩DJのtakashingさんに相談したら、「いや自分も参加するんよ」と打ち明けられなんでやねん!!!!!!となったり、その後南こへびさんとtakashingさんにいろいろ相談に乗ってもらったりしながら、なんだかんだあって優勝しました。

肝心なところを省略するなよというお気持ちもわかりますが、正直なところ結果が出るまでの期間中精神的にいっぱいいっぱいであまり文章化できるほど覚えていないというのもあります。
あと自分の公募MIXをどういう風に作ったか解説するのも自分にはちょっと小恥ずかしいので。

ひとまず、南こへびさんを始めとする自分の背中を押し続け応援してくれた地元福岡の先輩方やファンボーイズの皆さん、そしてM-1グランプリと日食なつこさんのログマロープという楽曲の存在が無ければ自分はここまで頑張れなかったと思います。
この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです。

本当にありがとうございます。


改めてみると全国各地のバチクソうまうまアニソンDJ総勢100人がしのぎを削った企画で自分が優勝できたという実感が未だに掴めていないというのが正直な心境です。
個人的には今回の公募企画の参加者の中で自分が一番上手かったから優勝したわけではないと思っており、自分よりもDJスキル・選曲センス・その他諸々が優れていると感じた人はたくさん居ました。

では何故自分が優勝したのか?
何故自分なのか?

しばらくはその意味を考え続けながら生活をすることになりそうですし、出来れば4月20日(土)開催のアニソンインデックス!!の場で、その答えを見せられればと思っています。

次回4月20日(土)開催の情報についてはX(旧:Twitter)やInstagram公式アカウントで随時発信予定なので要チェック!!✅

福岡から東京ということでまぁまぁ遠い場所であるにもかかわらず、既に九州各地から「当日現地まで応援に行くよ!」という声が多数届いていてほんとうにありがたい限りで……………………………

自分が常日頃から「勢いがあって凄い」と思っていて、もう道を譲ってもいいとさえ思っていた有望な若手のDJ達がこうして応援に駆けつけてようとしてくれるのは本当に…………………………………… "嬉しい"

ごめんな、もう少しだけ俺にも道を歩かせてくれ。




というわけで日本のすみっこの九州は福岡の地より、人生で初めて東京のイベントに出演することになったアジフライ



優勝者の彼が当日どのようなプレイで魅せてくれるのか



それはまだ……………………



…………………………混沌の中。



それが…………………………………………




  ド  ロ  ヘ  ド  ロ  



アニメ2期楽しみですね。


次回4月21日以降更新予定、『当日編』に続く。


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