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きみと眠り生きた日々よ【詩集】

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#生と死

高く透明な黒の果て

すきま風にぼくは起きた 寒波到来で凍える夜 布団のなかは冷えきって はみ出た耳も指先も 感覚なんて消えている ぼくは無理矢理そこを出た 毛布をとりに部屋を出た 寝室を別にしようって 言い出したのはいつだっけ 少しあいたドアの隙間 真っ暗なそこに目をこらす やがて視界も慣れてきて 小さなベッドが空だとわかる 端にいるのが背中とわかる カーテンをあけて腰かけるきみ こんな寒さで何を見ているの 明日の予報は雨のち曇り 月も出てないし暗いだけだし いつまで経ってもわから