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春の畑仕事

 きのこの廃菌床と米糠を混ぜて、一年以上おいた堆肥と草木灰をまいて、小さなトラクターで浅く耕した。

冬の間に読んだ本に「炭素循環農法」があった。

 この畑に出会ったのは、3年前。コロナが流行り出した頃。長男が中1で三男が小1、ピカピカの1年生が始まったというのに、入学した途端に休校や短縮授業ばかりだった。私は「ゲームに集中したいから部活に入らない」と決めた長男に困っていた。
そんな時、畑を使ってくれる人を探しているという話が舞い込んできた。庭に花だけでは、物足りず、苺を植えだした私は、二つ返事で引き受けた。子供たちにも体を動かす場所になるだろうと。
慣行農業を10年ぐらいやったから、家庭菜園だし、なるべく有機で、育ててみたいな!なんて考えてしまったのは、あまかった。
1年目、ナスは高さ50センチも育たなかったかもしれない。カリフラワーは花蕾が付かなかった。さつまいももびっくりするほど小さかった。
雑草は生えてないが、本当に何も生えてない畑だったのだ。
2年目、人参が親指ぐらいだったり、胡瓜も1本小さな曲がったのを食べた記憶があるぐらい。
でも、1年目より確実に土が良くなってるという手応えを感じていた。インゲンやズッキーニをを少し直売所に出せた。
3年目、あま〜いスイカを沢山食べた。3株だった苺が30株になって、5月頃から秋までずっと食べた。
ナスが1メールぐらい育つようになった。土は年々確実に良くなっている。

「炭素循環農法」「有機栽培」「慣行農法」「自然農法」「無肥料栽培」色々な方法がある。

さて、4年目だ。私はどうしよう。
作物の生育の様子を伺いながら足りないものに気付けるだろうか?
試行錯誤しながら、自分にピタリとくる方法を見つけたいと思う。

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