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#4 決意

 お疲れ様です。

 ここ一週間ほど、ずっと悩んで考えて、冷静に、何度も何度も、考え直して、人に話して、人の話を聞いて、また考えて…………を繰り返していました。つかれた。

 本当に諦めの悪いもので、まだ頑張れる、まだできる、と思い込んでいました。現状を受け入れられなかったのもあり、ここから何とかしてみせると思っていたのです。

 そんなはずは無く、、現状から職場復帰できるか、もしくは復帰した後も続けていけるのかどうかという、突きつけられた現実にひたすら向き合い、自分の気持ちを合わせていこうとしました。

 人の言いなりで自分の人生の大きな選択をしたくない。まあ、ほとんどの人がそうなんじゃないかなと思います。

 校長先生や親と話すたびに、退職を決めた前提で話を進められてしまい、提案を理解しつつも、それに自分の気持ちを追いつかせることが、少しストレスでもありました。カウンセラーからも、急いで決断することではないし、自分の考えをしっかり伝えられるといいね、と言われました。いろんな意見を聞いたからこそ迷い、悩みました。悩むことも必要なことではあると思いますが、自分の本当の気持ちが分らなくなってしまいました。。

 年齢も、職種も、性別も違うたくさんの人に話を聞いていただき、前向きな言葉をたくさんかけていただきました。おかげで多面的な見方で考えることができたと思います。その上で、自分の中で一つ、決心しました。


 退職します。小学校教諭という職から退きます。


 私自身、小学生の時から学校の先生になりたいと思い、これまでの全ての人生の選択は先生になるためのものでした。職業体験も、進学も、アルバイトも。小学3年生から続けている空手も、稽古の中で後輩に教えたり、小学生と関わったりする中で、小学校の先生になりたいという気持ちを強くしたことは事実。家族だけではなくて、空手の人も、バイトの人も、みんな私の将来の夢を応援してくれて、採用されたときはみんな喜んでくれました。その時は、みんなの応援に、期待に応えられた、という感覚もありました。

 自分でなりたい職業に就いたのに、今、自分のノートに教師を続けるメリットとデメリットを書き出したとき、自分でも信じられないくらい、デメリットの方が圧倒的に多かったのです。

 冷静な気持ちで、本心から思った言葉ですが、「本当に教師になりたかったのだろうか」とも書いていました。今思うと、小学生が将来の夢としてなりたいものを描くとき、自分の好きな物に関わる仕事をしたいと、単純に思うのだと思います。漠然としたその思いを一つ一つ、具現化し、掴んだものに何も偽りはありません。

   私はもともと人前で話すのも苦手だし、子どものお世話が得意というわけでもなかったけど、周りの人たちの励ましもあり、それらを学生時代の下積みで克服し、弱点さえ強みにして、採用試験を受けようと思ったのです。

   だからといって、試験を受けようと決めた当時の決断に後悔しているわけではありません。病休期間から今まですごく時間をかけて、未だに睡眠の問題が解決せず、病院をたらい回しにされかけていますが、この23年間無駄だと思った出来事も時間もありません。むしろ、こんなに時間をかけて自分を見つめ直す機会をつくって下さった校長先生はじめ、認めてくれた人たち、支えてくれた全ての人たちに、感謝してもしきれません。

   もっと頑張れなかったのか? 空手やってるのに精神疾患になるの? 何のために引っ越してお金かけてきたんだ? やる気が無いだけだろう、もともと教師向いてなかったんだろう………。

   私から言わせれば何とでも言ってくれって感じです。だって、よそ見しながら揺らぎながらも、着実に前進しながら、千思万考して出した結論だから。
   後悔しないか、勿体ない、いいえ。
   立ち止まってる時間が勿体ない。自分をダメにするもののために限りある時間も労力も使いたくない。

   もっとゆっくり考えたら?と言われました。
   決断は早めにしたいし、苦しいのは短い方がいいです(笑)。
   焦って出した答えかもしれませんが、全く今まで考えてこなかったわけではないので、今までの自分の考えをアップデートしただけっていう感じです。

   病んでもいないし、マイナスな考えからきた結論でもないです。
   自分を今の状況から解放してリセットすることで、むしろ見えていなかった世界が見える、そう信じています。
   陰ながらでも応援してくれると嬉しいです。

   今後の予定はまだ詳細に決まっていませんが、おととい試行勤務を中止する書面に押印し、終了しました。今後、残りの休職期間は、試行勤務期間前のように、来れる時間に学校に来て、できる仕事をする。ちゃんと終わりの時間を決める(←自分への戒めw)。転職後も子どもと関わる仕事を続けていきたいので、その感覚を絶やさないというのと、学校に行くという目的があった方が生活リズムが整いやすいからという2つの目的があるからです。

   子どもたちの前で授業をすることはもう無いかもしれません。今のところ想像もできない…笑
   でも、私の特性を生かして、個別支援を中心に子どもたちと関わっていけたらと思っています。

   とりあえず、長くなってしまいましたが(いつも)、自分の中で大きな区切りをつけました、というお話でした。

   最後までお読みいただきありがとうございました!

   次の記事で、仕事の話とは少し逸れますが、最近あった嬉しい話をして、皆さんと幸せを共有したいなと思います(ˊ˘ˋ*)

♥いつも記事に「スキ」して頂きありがとうございます♥

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