四柱推命で自分の活動期と停滞期を知る〜浅野太志先生の命式から学ぶ開運法
長い人生には、大きく一歩を踏み出す時期と、思うように物事が運びづらい時期があります。
ひとことでいうと「活動期」と「停滞期」ですね✨
積極的な行動が成果につながる時期もあれば、あえて行動を控える選択が必要な時期もある、ということです。
天気予報をチェックして今日一日の過ごし方を決めるように、自分の命式を理解すれば、生まれ持った運の流れを活かすことができるんです。
今回は、四柱推命の師匠である浅野太志先生の命式を取り上げながら、先生がご自身の生き方において四柱推命をどのように活かしていらっしゃるのか…
これについてお話ししてみようと思います。
この記事の作成については、浅野先生のご了承をいただいています。
このまま読み進めていってくださいね✨
浅野太志先生は比劫突出タイプ
こちらが浅野太志先生の出生年月日・出生時間を干支に置き換えて作成した命式です。
日主が壬で、水の五行がとっても強い命式であることがひと目でわかりますよね。
ちなみに壬は、十干じゅっかんの中でかなりパワーの強い十干なんですよ。
そして、こちらが、先生の命式の十干十二支の五行のバランスを見える化した浅野先生の五行バランスチャートです。
浅野先生の命式の五行バランスは、比劫の星がとっても強い《比劫突出タイプ》です。
浅野太志先生が、いかに強靭な意志力とバイタリティをお持ちの方であるかについては、先生のブログやメルマガを読んだり、最近では一年間に本を3冊同時に出版された姿を通して十分にわかります。
3冊の本とは、こちらのことですね!
2021年の年末に出版されたこれら本を買い求めて、驚きました!
このレベル、このクオリティの本を3冊同時に出版されるなんて、常人ではありえない!って…
《比劫突出タイプ》の方が「外格」という特別な開運法を取り入れて行動したときの威力の凄さを垣間見る思いでした。
じつは、2020年、2021年は、浅野先生の命式において特別な2年間だったのです。
この特別な2年間で本を3冊書き上げて迎えた2022年3月。
先生は、2014年10月から活動拠点としてきたオフィス《サロン ド シルフィーユ》を閉じられました。
四柱推命で先生の命式を知っていれば、1年間に本を3冊同時に出版された理由や、オフィスを畳むことになった理由を読み解くこともできるのです。
これについて、お話を進めてゆきましょう。
水の五行の影響を受ける特別な2年間
2020年、2021年は、浅野先生の命式において特別な2年間だったと前段でお話ししました。
その理由は、先生の現在の大運干支 丁亥と、2020年、2021年の年運干支にあります。
2020年は庚子、2021年は辛丑でした。
大運干支、年運干支の影響で、先生の命式は、金の五行と水の五行の影響を受けやすくなる年回りだったのです。
2つの開運法〜内格と外格
浅野先生の命式において、開運星である《用神》のとり方は2つのスタイルがあります。
それが、内格と外格です。
四柱推命の専門的な用語なので、ここではポイントのみお話ししますね。
「内格」とは、命式の五行バランスを調える方法で、安定志向をねらう良識的な開運法です。
かたや「外格」は、命式の五行バランスの偏りを受け入れ、型にはまらない生き方をめざす開運法です。
♦ 浅野先生の「内格」の開運法
浅野先生の命式は「内格」と「外格」の両方を取ることが可能です。
「内格」を選ぶ場合は、とても強い水の五行のバランスを調整する方法を取ります。
具体的には、「木の五行」「土の五行」を用います。
強すぎる水を、木の五行を補って吸い取ってもらう方法
強すぎる水を制御する土の五行を補って堤防を築く方法
まとめると、こちらのようになります。
四柱推命鑑定において用神を取るときは、「内格」で取るのが一般的です。
♦ 浅野先生の「外格」の開運法
ところが浅野先生は、水の五行が非常に強くなる2020年、2021年の2年間を「外格」で生きることを決意されました。
「外格で生きる」とは、比劫突出タイプという偏りのある五行バランスを、あえてバランスを取ろうとはせずに突き抜ける生き方です。
ひとことでいうと「一点突破」「自我エネルギーを貫いて生きる」というスタイルです。
浅野先生の現在の大運干支は、丁亥。
大運地支の亥の影響で、社会運も水の五行が強くなっている2年間です(2025年4月まで)
先生の命式において「外格」の用神は「金の五行」と「水の五行」になります。
2020年の年明け、先生は次のようなことをおっしゃっていました。
「ぼくの人生において、庚子、辛丑の2年間は水の五行の勢いが増すピークになる。このような運気は、長い人生でなかなか巡ってこない。だから、この2年間をあえて《外格スタイル》で生きることで、生まれ持っているエネルギーを思い切って活かしきってみようと思う」
このような内容でした。
2020年、2021年の2年間の先生の命式をイメージを写真に表すと、ご覧のような感じです。
大きな河の水が、ザーザー、ゴーゴーと勢いにまかせて流れている、そんなイメージです。
このような運気のなかで、『四柱推命の占い方』『四柱推命人間学』『四柱推命の景色』の3冊は世に送り出されました。
「白紙に戻す」という英断
忘れもしない2022年 3月 31日。
先生はいったいどのように過ごされているのか気になって、公式サイトにアクセスしてみました。
すると、「サロン ド シルフィーユ閉店のお知らせ」という見出しが目に飛び込んできました。
先生の近況が綴られていました。
「疲れたのでしばらく休養をとります」という主旨のメッセージでした。
驚くと同時に、正直とても残念な気持ちになりました。
ただ、メールのやりとりで先生が愛用されている顔文字(^^;; も添えられていて、なぜか微笑ましくなりました。
2020年〜21年の2年間間を外格スタイルで生きて、あのクオリティの本を3冊も書き上げられたのですから、先生が疲労困憊するのも当然のことと思いました。
よりによって今年2022年の年干支は、壬寅。
先生にとっては年運納音の年回りになります。
納音とは、天干が同じで、地支が冲の関係の干支のことです。
寅と申が対局に位置することがわかりますよね…✨
先生自身を示す日干支 壬申にとって、壬寅は、納音という関係なのです。
納音の干支が大運や年運で巡ってきたときは、つぎのように読みます。
納音は、算命学がもとになっている鳥海流で学んだ知識です。
納音は、「物事が崩れたり、できかかったものが白紙に戻る危うい状態」とあるように、一見ネガティブな意味にも取れます。
しかし、大切なのは意識的に白紙に戻すという視点です。
浅野先生は、現状をいったんゼロベースに戻す、という英断を下されました。
「くるみさんが学んだ浅野先生の講座を私も受けたい」
ブログやメルマガ読者さんを中心に、先生の四柱推命講座の再開を待ち望む人たちが相当数いらしゃいます。
先生は現在、お休みを取っておられますが、先生の四柱推命講座が必要としている方に届けられる日が早く訪れたら…と願っています✨
四柱推命を学びたい方に浅野講座をお薦めしたい理由は、14歳から四柱推命を学び、占い研究家としての知識量や研鑽レベルのすごさも一つです。
もうひとつ大切なことがあります。
それは、「命式の活かし方は自分で考えて選びとるもの」という先生の信念です。
今回の記事作成にご協力いただいているように、ご自分の命式を実際に活かす姿を通して四柱推命と人生の可能性をおしえてくださいます。
こちらの写真は、2018年秋〜2019年冬に中級講座を受けたときに撮影した一枚です✨
オフィス《サロン ド シルフィーユ》がオープンした日は、2014年10月11日でした。
命式を調べてみました。
先生の命式に必要な《用神》、木の五行に恵まれた一日だったのですね…✨
浅野先生の開運カラーでもある木の五行のグリーンをインテリアに取り入れた《サロン ド シルフィーユ》での受講は、もう叶いませんが、新しいスタイルで学べる日をお待ちしています。
そんな先生に、木の五行(先生の命式にとっては食傷の星)の氣のエネルギーを補充していただけるよう、お気に入りの動画をお届けします✨
《ピアノ・ガイズ》というアメリカの演奏グループによる「 A Thousand Years / Christina Perri 」という楽曲です。
そして、ひとりでも多くの木の五行を必要としている命式をお持ちの方のもとに、届きますように🍑✨
今回取り上げた知識
用神
内格
外格
納音
四柱推命を一緒に学びませんか
四柱推命の叡智をじっくりと学べる場づくりの準備を進めています。
浅野太志先生のもとで学んだ「陰陽五行の自然思想」を味わいつくして四柱推命を基本からじっくりと学ぶ勉強会です。
興味のある方は、こちらにご登録ください。準備がととのい次第ご案内します。
今回の記事をはじめ、私くるみの鑑定は、浅野太志先生の著書をもとにお届けしています。準備中のオンライン勉強会でも、教材として活用してゆく予定です。
ぜひ、お手にとってみてくださいね!
《 推薦図書 》
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