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たまごとポケット2》八幡有哉さん

八幡有哉さん
キャリアカウンセラーとして独立、現在はキャリアカウンセリングの第一線でご活躍されています。

老若男女問わず皆から愛され、誰に対しても愛を持って接し、常に目の前の人の笑顔や幸せを願う。

一度会えば八幡マジックにかかり、笑顔になる人多数!!
そんな八幡さんの、学生時代からお仕事の話まで余すことなくお伺いしました。

「キャリアカウンセラーって、男女どちらが向いているんでしょうね。(笑)自分は中性的なので、合わせられるクライエントの振れ幅が大きい。それは本当に良かったと思います。」

話題は早速、八幡さんのお仕事キャリアカウンセラーの話に。男性は論理、女性は感情で話をすることは一般的に知られていますが、八幡さんはどちらでもクライエントに合わせられるそう。その秘訣は…。

「カウンセリングする時は、声の高さ・大きさ、話すスピード、使うフレーズ…全てクライエントが"心地良い"と感じるような関わり方を意識しています。

"心地良い"雰囲気が生まれることで、クライエントは安心して、深く自分自身を見つめ直せるようになります。

ちなみにそういった関わり方は、全て演技ではなくて、どれも本当の自分。自分の中にあるどの一面がクライエントに合うかを、常に考えて使い分けています。そのためには【自己一致】が大切なんです!」

【自己一致】とは?
心や身体が感じていることと自分自身が思っていること(認識してること)が一致している状態。ありのままの自分を受容していること。

きました、カウンセラー用語!
クライエントの自己成長の力を信じる「来談者中心療法」で有名なロジャーズ(1902-1987)が、カウンセラーに求めていることです。

「大学は消去法で学部を決めたんです。そしたら福祉が残って。

大学時代は多様性に気付かされた充実した時間でした!」

カウンセラーに興味を持った理由をお伺いし、八幡さんの大学時代の人生経験が明らかに…

「コンビニでバイトをしていたんです。新宿駅だったので、サラリーマンやホスト、高架下で暮らす方、いろんな人と仲良くなっていくうちに、幸せって人それぞれなんだなぁって気がついて。

他にも、ニューヨークに2ヶ月間滞在したり、政治家の事務所でインターンをしたり、福祉学部の授業で色んな現場に実習したり・・・。

在学中は、これまでは全く関わりのなかった世界に飛び込み、いろんな人と触れ合いました。」

学生時代に多様な生き方を目にしたことで、"幸せに生きる"とは何かという問いを突き付けられ、その人らしい幸せを手にする支援をしたいと思ったのだそう。

今まで数多くのキャリアカウンセリングをしてきた八幡さんに聞きたいのは、「やりたいことがない…」という悩みへの対処法。

「やりたいことがないことは悪いことじゃないんですよ!」

と笑顔で話す八幡さん。いやいや、だってやりたいことがないとキャリアなんて考えられないじゃないですか…。

「やりたいことがない、やれることがわからない。というクライエントは多いです。

それらを明確にしていくサポートももちろん行いますが、一方で、"仕事選び=やりたいこと(興味関心)・やれること(得意不得意)が明確でなければいけない"と囚われすぎている方も多くいらっしゃいます。

でもそれって、実際にやってみなきゃわからないですよね。

というのも、私自身の経験として、なんとなくやりたいと思って就いた総務の仕事はやってみたら実は全く向いてなかった。(笑)

逆に、不本意ながらも異動して就いたプロジェクトマネージャーは、やってみたらすごく楽しかったし、成果もでたんです。」

でもクライエントが皆同じ経験があるわけじゃないですよね?…という疑問にも、さらりとご回答頂きました!

「全く同じ経験でなくても、アルバイトでも授業でも遊びでも、近しい経験はしていると思うんです。

アドバイスをする時は、そういった本人の過去の経験と結びつけながら話をしますね。そうすると、"確かに今までもそうだった。自分なりに乗り越えてきた。"と、クライエントの中に、納得感や自信が生まれる。

単にアドバイスするだけでは、ただの自己啓発本と価値は変わらない。クライエントのためカウンセリングだから、クライエントの納得感が大切なんです。」

カウンセリングを通じて、自信を持ってもらい、笑顔になってもらいたい…。八幡さんの想いが伝わってきます。

「自分の持ち味や可能性に気づいて、未来に向かって自ら歩いていけるようサポートすることが私のミッションです!」

キャリアカウンセラー最前線を突き進む八幡さんの挑戦は、これからも続きます!

インタビュー日…2018年5月4日
撮影場所…高円寺(東京都杉並区)

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