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「ゴールド免許と減点方式」の話

減点されなかったから、ゴールド免許をもらった。そもそも減点され得る行動をしていないのだから喜べない。

象徴に実体がなく、流れる時間に目的がないように。【村上春樹/辺境・近境】

認知的不協和だ。

日本の減点方式の評価は根強い。分かりやすいからだろう。そして良いことを加点するのはめんどくさい。安易に理解できる。

組織ごとのルールがあり、良い人悪い人で別れるのだろうけど、あくまでその組織での話だということを考えなければ生きにくい。
合う組織を探し続けて、悪い人などいない世界に行き着くと良い。

しかし組織論を学ぶ限りはこれは相当な難易度である。人間は自分にないものを求めて組織を作るからだ。
それでは凸凹しない組織の完成は無理だ。

これからも違和感抱えながらゴールド免許は私のものであり続ける。これも愛しさを持って受け入れてみようかと思う。

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