斉木くるみ

物語を味わうのも書くのも大好きです。考えることが好きです。児童文学作家を目指しています…

斉木くるみ

物語を味わうのも書くのも大好きです。考えることが好きです。児童文学作家を目指しています。24才。考えたことや感じたこと、短編、それからイラストなど。思考のひとさじ。おいしいものを食べたあとのような満足感を文章で。斉木このみとは、双子のきょうだいです。

記事一覧

固定された記事

物語を書くことが好きです。

はじめまして。 わたしくし、斉木くるみ(さえきくるみ)と申します。どうぞ、お見知りおきを。 初めての記事には、自己紹介文を書くといいですよ、というnoteさんの助言に…

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赤い毛をしたきつねベルイの4話目を執筆中ですが、長くなりそうなので小分けにして投稿しようと思っています。読書ってやっぱり楽しい。図書館でゆっくり休日、なんてことも夢見ています。近いうちに。

斉木くるみ
3か月前
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好きなときに、好きなだけ わたしとファッションについて

 今日は日曜日(三週間ほど前のことです)。今は朝の六時半です。土日は目が早く覚めがちで、今朝は久しぶりに四時半には目が開いてしまいました。それからは、あれやこれ…

斉木くるみ
3か月前
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これも「知識」

「知識」って、あればあるほどいい、みたいによくもてはやされているような気がするけれど、「知識」=「情報」ではないですよね。これの名前を知っているとか、これの由来…

斉木くるみ
4か月前
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片付けについて 時間と心のゆとりのために

 最近、部屋の片付けをしています。  みなさんは、家や部屋の片付けの具合はいかがでしょうか。  今思えば、あの子の家は、「散らかる」なんて言葉とは無縁だったろう…

斉木くるみ
4か月前
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自分の言葉を書くむずかしさ

 (いつも長めな文章を書いてしまうので、今回は、なるべく簡潔に、短く書ければいいなと思います。)    クリスマスお正月がもうすぐで、想像すると温かな気持ちになり…

斉木くるみ
5か月前
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(短編物語)赤い毛をしたきつねの話 3不思議な声

 これは赤い毛をしたきつねベルイのお話の3話目ですが、何話目から読んでも楽しめるように書いています。通勤電車の中で、午後のおやつの時間に、ぜひ、どうぞ。 (記事の…

斉木くるみ
6か月前
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赤い毛をしたきつねベルイの話の3話目を執筆中です。平日は数行と書けないですが、iPadは開くだけ開いています。それだけで満足。

斉木くるみ
6か月前
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(短編物語)赤い毛をしたきつねの話② 親友の決意

秋ももうかなり深まってきてしまいましたが……もうすぐハロウィーンですね。  ベルイは、きつねだった。それも、夕日のような、赤い色の毛をしたきつねだった。ベルイの…

斉木くるみ
7か月前
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(短編物語)赤い毛をしたきつねの話

(深く考えすぎず、加筆修正ありきで気楽に書いていきたいと思います。)  どんどん、と、扉をたたく音がした。  べルイは、腰を沈めていた古い花柄ソファから身を起こ…

斉木くるみ
7か月前
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INFPへの愛を語る

前書き  お久しぶりになってしまいました。note書いてないなあ、と思ってはいたのですが、時間と心理的な制約上、中々手がつきませんでした。書きたくなかった、という…

斉木くるみ
8か月前
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(短編小説) カフェの四人組

 こじんまりとした、けれども、空間を広々と使った、居心地のいいカフェだった。通りに面した全面は、端から端まで、すき通るようなガラス張りで、午後の穏やかな自然光に…

斉木くるみ
11か月前
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わたしの、ほんの、理想の話

みなさま、大変お久しぶりです。  途中まで書いていた短編があるので、それを早いところ完成させて、次の投稿にしようかなと思っていたのですが、存外まだ完成しそうにな…

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自分らしい、文章を。

 最近、というより、ずっと、かもしれませんが、色々と忙しくて、間が空いてしまいました。日々の仕事に加え、やりたいことがたくさんありすぎて、いくら時間があっても足…

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『MBTIへのいざない』を読んで

 今、一つ書きかけにしている短編(ショートショートというのかもしれません)があるのですが、今週は、ぼーっとしたかったりして、そちらへ割ける時間を取れておらず、す…

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好きな本を紹介したいです! リンドグレーン「はるかな国の兄弟」

 わたしは、これがもう好きでたまらない!といった感情を抱くことが多くないので、ときどき、自分は何事にも無関心な人間なんじゃないか、自分に好きはあるのだろうか、と…

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物語を書くことが好きです。

物語を書くことが好きです。

はじめまして。
わたしくし、斉木くるみ(さえきくるみ)と申します。どうぞ、お見知りおきを。
初めての記事には、自己紹介文を書くといいですよ、というnoteさんの助言に従いまして、今回は、軽く自分を紹介するような感じで、書いてみたいと思います。

(そう、この記事、わたしの初めての投稿なのです。どんな文体で書いていいものやら、緊張のせいもあってか、なんだかこちこちして奇妙な、そして気味の悪い文章にな

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赤い毛をしたきつねベルイの4話目を執筆中ですが、長くなりそうなので小分けにして投稿しようと思っています。読書ってやっぱり楽しい。図書館でゆっくり休日、なんてことも夢見ています。近いうちに。

好きなときに、好きなだけ わたしとファッションについて

好きなときに、好きなだけ わたしとファッションについて

 今日は日曜日(三週間ほど前のことです)。今は朝の六時半です。土日は目が早く覚めがちで、今朝は久しぶりに四時半には目が開いてしまいました。それからは、あれやこれやと脳に浮かんできて寝付かれず、とはいえ眠いことには眠いので、覚醒しているのだか、うとうとしているのだか、よく分からない状態でベッドでごろごろしているうちに、スマホで時間を確認したら六時二十分。ベッドを抜けて、起き出してきました。母ゆずりの

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これも「知識」

「知識」って、あればあるほどいい、みたいによくもてはやされているような気がするけれど、「知識」=「情報」ではないですよね。これの名前を知っているとか、これの由来を知っているとか、そういうことばかりではないし、もっというと、言葉を媒体にして、脳に保存されるようなものばかりでもない。風を感じると心地よいってことだとか、その心地よさだとか、その匂いだとか、そういうのも、「知識」だと思ったりするのです。

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片付けについて 時間と心のゆとりのために

片付けについて 時間と心のゆとりのために

 最近、部屋の片付けをしています。

 みなさんは、家や部屋の片付けの具合はいかがでしょうか。
 今思えば、あの子の家は、「散らかる」なんて言葉とは無縁だったろうな、と思う大学の友人がいます。一度も遊びにいかずじまいになってしまったので、少し残念です。いつもノートやプリント類が丁寧に整理されていて、見せてもらった写真に写った部屋の片隅は、(そのときは、ぬいぐるみの写真を見せてもらったのですが)、や

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自分の言葉を書くむずかしさ

自分の言葉を書くむずかしさ

 (いつも長めな文章を書いてしまうので、今回は、なるべく簡潔に、短く書ければいいなと思います。)
 
 クリスマスお正月がもうすぐで、想像すると温かな気持ちになります。楽しみです。

(この文を書き始めたときは、まだクリスマスまで一週間以上あったのですが、気がつけばもうあさってはイブになってしまいました。)

 わたしは、季節のイベントや節目の行事などに、それらをできるだけ大切にしたい母と比べてほ

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(短編物語)赤い毛をしたきつねの話 3不思議な声

(短編物語)赤い毛をしたきつねの話 3不思議な声

 これは赤い毛をしたきつねベルイのお話の3話目ですが、何話目から読んでも楽しめるように書いています。通勤電車の中で、午後のおやつの時間に、ぜひ、どうぞ。
(記事の一番下に、1話目、2話目のリンクを貼っておきました。)

1 ベルイの考えごと

 朝の散歩ついでに、図書館へ寄ってきたベルイは、庭先のベンチに腰かけ、借りてきたばかりの本を片手に、親友のキルシュとおしゃべりを楽しんでいるところだった。

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赤い毛をしたきつねベルイの話の3話目を執筆中です。平日は数行と書けないですが、iPadは開くだけ開いています。それだけで満足。

(短編物語)赤い毛をしたきつねの話② 親友の決意

(短編物語)赤い毛をしたきつねの話② 親友の決意

秋ももうかなり深まってきてしまいましたが……もうすぐハロウィーンですね。

 ベルイは、きつねだった。それも、夕日のような、赤い色の毛をしたきつねだった。ベルイのために、ベンチを作りに来た物作り職人のロット・ブラウニーは、ベルイを見て、ストロンチウムの赤だ、といった。ベルイの毛は、焼きつくような、べったりとした紅色だった。
 ベルイは、いつものように、迷彩柄のポンチョを、フードまでしっかりとかぶっ

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(短編物語)赤い毛をしたきつねの話

(短編物語)赤い毛をしたきつねの話

(深く考えすぎず、加筆修正ありきで気楽に書いていきたいと思います。)

 どんどん、と、扉をたたく音がした。
 べルイは、腰を沈めていた古い花柄ソファから身を起こし、扉まで歩いていくと、前脚でノブを回して扉を開けた。
 扉の前に立っていたのは、一人の男だった。人間だ。手には、金属でできた緑色の工具箱を持っている。
「ほんとうだ」
 第一声に、男はいった。べルイは、男を見上げた。小さくて、ぶどうの粒

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INFPへの愛を語る

INFPへの愛を語る


前書き

 お久しぶりになってしまいました。note書いてないなあ、と思ってはいたのですが、時間と心理的な制約上、中々手がつきませんでした。書きたくなかった、というわけではまったくない、むしろ、書きたかったのですが、他にもやりたいことがあると、どうしても手が回らなくなってしまうんですよね。ただ、一日の中であれもこれもやろうとしたところで、無理が生じて、結局せっかくやること一つ一つをじっくり味わえ

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(短編小説) カフェの四人組

(短編小説) カフェの四人組

 こじんまりとした、けれども、空間を広々と使った、居心地のいいカフェだった。通りに面した全面は、端から端まで、すき通るようなガラス張りで、午後の穏やかな自然光に、カフェの中はほどよく明るかった。天井からは、オレンジ色の弱い光を放つ、豆のような形をしたランプが下がっていて、きらきらと、ときおりわたしの目をまぶしくした。二人席の片側に、わたしは、通りの方を向いて、一人で、座っていた。暗い茶色をしたオー

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わたしの、ほんの、理想の話

わたしの、ほんの、理想の話

みなさま、大変お久しぶりです。

 途中まで書いていた短編があるので、それを早いところ完成させて、次の投稿にしようかなと思っていたのですが、存外まだ完成しそうになく、というのも、決してそんな大作を書いているわけでもなく、ただ単に他のことをやっているからなのですが、なので、先に、ちょっとした近況報告的な形で、こちらの記事を書いて、あげてみようと思います。(短編も、そろそろ完成させていい頃だとは、思っ

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自分らしい、文章を。

自分らしい、文章を。

 最近、というより、ずっと、かもしれませんが、色々と忙しくて、間が空いてしまいました。日々の仕事に加え、やりたいことがたくさんありすぎて、いくら時間があっても足りません。マイペースな投稿を、どうぞお許しください。焦らず、できるときにできるだけ、書いてみようと思います。

 記事を読んでくださるみなさん、スキやフォローをくださったみなさんには、心の底から感謝をしています。ほんとうに、うれしいです。う

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『MBTIへのいざない』を読んで

『MBTIへのいざない』を読んで

 今、一つ書きかけにしている短編(ショートショートというのかもしれません)があるのですが、今週は、ぼーっとしたかったりして、そちらへ割ける時間を取れておらず、すぐには完成できそうにありません。お話を挙げるのは後回しにして、今回は、もう少し、ぼーっとしながらでも書けるような、別の話にしようと思います。

(先週、手嶌葵さんの『ただいま』という名前のアルバムを聴きました。自分で買ったわけではなく、家の

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好きな本を紹介したいです! リンドグレーン「はるかな国の兄弟」

好きな本を紹介したいです! リンドグレーン「はるかな国の兄弟」

 わたしは、これがもう好きでたまらない!といった感情を抱くことが多くないので、ときどき、自分は何事にも無関心な人間なんじゃないか、自分に好きはあるのだろうか、と思うことがあります。でも、それは、一歩後ろに下がったところから物事を眺めがちな、そういう自分のクセによるものなのではないか、とも、思ったりしています。

 そして、思い返してみると、自分にもやっぱり好きはあるみたいなのです。それも、ばりばり

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