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舌痛症とガム

私の舌は、フチが多少ギザギザしている。歯痕舌と呼ばれるらしいが、それ自体は特に問題ないそうだ。ただ、1か所だけ歯形がクッキリ付いているところがあり、舌のビリビリ感やすっぱい味は、どうもその辺りからやってくるような感覚がある。

それ以外の部分も、舌痛症らしい多少の違和感はあるけど、そこだけは違うのがはっきりわかる。舌の端はどこでも歯が多少当たるけどたいして何も感じないのに、そこの部分に歯が触れると段違いにビリビリしたり、味がしてくる。


私は舌の粘膜が荒れるタイプの口内炎と診断されており、たぶんカタル性口内炎なのだろうと思っているが、舌痛症との区別は曖昧なので、そのまま舌痛症の闘病記を書いている。


物理的刺激によって起こる「カタル性口内炎」
「カタル性口内炎」は、入れ歯や矯正器具が接触したり、ほおの内側を噛んでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる口内炎です。口の粘膜が赤く腫れたり水疱ができたりします。アフタ性とは異なり、境界が不明瞭で、唾液の量が増えて口臭が発生したり、口の中が熱く感じたりすることもあります。また、味覚がわかりにくくなることもあります。

くすりと健康の情報局


この歯形クッキリ部分の違和感の源は、ここに当たる歯との接触だ。接触により口内炎になるというのは、歯科矯正でもよくあることらしい。矯正ワイヤーが舌や頬粘膜に刺さって痛い口内炎ができると、矯正ワックスというロウのようなものを使うそうだ。口内炎に当たる矯正ワイヤーの出っ張り部分をワックスで覆うことで刺激を減らし、口内炎を治すのだという。

歯科矯正用ワックス ホゴール

これはいいのでは?と思い、さっそくAmazonで買って刺さる歯にかぶせてみた。しかし・・・

一か所だけ歯が高くなったら、噛み合わせの重力がそこに集中するよね。逆に刺激が増す結果になり撃沈。そこで・・・ガムを丸めて矯正ワックスと同じようにつけてみた。

ガムを噛んでいる時ほどで違和感は消えないが、舌を上顎につけやすいと感じる。ガムが適度に歯の尖りをカバーできて舌への刺激を減らしてくれるからだろう。適宜、調整は必要だけど口を閉じて何かやる時にいいと思う。ただ、噛み締めには注意しないといけない。


そもそもガムは舌痛症の友で、普段から違和感対策に重宝している。けれどこれまで、噛んだりコロコロしたり、頬と歯の間に挟んだりしていた。矯正ワックスのように使ったことはなかった。


矯正ワックスが矯正ワイヤーの刺激から粘膜を守ることで、歯科矯正中の口内炎が治るなら、ガムを矯正ワックスのように使うことで、私の傷んだ舌粘膜の状態も改善するかもしれない。実際、こういう使い方をしてまだ1週間くらいなんだけど、違和感も酸っぱい味も日に日に減少している感がある。相変わらず治ってないけど。


キシリッシュ ライムクール

私のお気に入りはキシリッシュライムクール味。噛み応えがあるガムは、ワックス風に使いやすい。

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