見出し画像

舌痛症とドライマウス

ドライマウスの兆候を初めて感じたのは、歩いているとき。あれ?歩いていると口が渇くな?と。

それから1週間くらいしたら、歩いているとき以外にも常に口が渇くようになった。当初はすぐ直るだろうと、軽く考えていた。だが、発症から4か月以上たつ今も、根本的には治っていない。

e-ヘルスネットによると、

ストレスや薬の副作用などで口の中が乾燥する状態。他の疾患の一症状として現れることもある。進行すると口の中がう蝕や痛みなどを引き起しやすい環境となる。口の中の唾液が少なくなり乾燥する状態で「口腔乾燥症」ともいいます。

(中略)

ドライマウスは女性に多い症状といわれており、薬の副作用やストレス・緊張による交感神経の刺激で唾液の分泌量が少なくなることで起こります。シェーグレン症候群(自己免疫疾患)などほかの病気や年齢による唾液量の低下も原因となります。


出た!女性に多い症状。舌痛症もそうだが、女性に多い病気は治療法が確立されていないことが多いと感じている。

血液検査で糖尿病やシェーグレン症候群、甲状腺などの内臓疾患は該当しないことがわかったので、考えられる原因は自律神経失調症、老化、更年期障害といったところなのかもしれない。

シュガーレスキャンディ、シュガーレスガムを食べたり、ちびちびと水を飲んだり、マウスジェルやスプレーをしてみたり・・・色々試してみたけれど、改善せず。舌まで渇いてきて、ザラザラしてくる自覚症状が出てきた。

ドライマウス発症から1か月後。朝起きると舌にキョーレツな痛みを感じた。痛くて食事も会話もままならない。一日中舌が痛くてたまらない。鏡で見ると舌は赤く、唾液から飲むヨーグルトの味がしてきた。舌だけでなく歯茎全体も痛い。絵にしてみると、こんな感じ。


先端と端っこの部分が真っ赤になっていて、少し歯が触れるだけでも痛い!一晩たっても、1週間たっても治らない。これはただ事ではないと思い知り、口が渇くだけでは済まないドライマウスの恐ろしさを知ったのだった。

舌の痛みは悪化する一方だったが、発症から2か月たった頃に処方されたイトラコナゾールという抗真菌薬の治療で痛みは大きく和らいだ。舌の痛みが酷かった時にカビが舌の粘膜を食い荒らしたのか、イトラコナゾールの治療が終わって1か月たついまも舌の粘膜が妙に敏感になっている。知覚過敏は舌痛症の後遺症のようだ。ドライマウスは発症当時とあまり変わっていない。

私の舌の知覚過敏は、舌を上あごに付けると発動する。舌からヨーグルトやチーズのような味が絶えずしてきて、ピリピリしびれたり、上あごが冷たく感じたりする。痛みはない。知覚過敏は気持ち悪いが、このような感覚があると唾液が分泌されてくるので、ドライマウスに対する体の防御反応なのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?