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#114 小松美羽展

-2022年7月2日-
神奈川県川崎市に足を運んだ。

何の為にかと言うと、画家の小松美羽さんの展示にいく為に。
かなりの暑さの中、汗をかきながら歩いた。

場所はどこかと言うと
神奈川県川崎市生田緑地内にある。
向ヶ丘遊園駅で降りて徒歩24分ほど

小松美羽さんと言えばライブペインティングで描く神獣達が有名で狛犬を多く描かれている。
また24時間テレビのチャリティーTシャツなども最近だと手がけていた。

なぜ見にいきたいと思ったのかというと、

「世界の中で自分の役割を見つけること」

という本を読んだからだ。
また、ブルーピリオドという漫画の作中に出てきたのもあった。
全てのタイミングが偶然重なって足を運んだ。
この個展には京都の東寺で描かれた 曼荼羅 も展示されるとの事で
年の頭に行った東寺で描いていたのかと思うとさらに縁を感じた。
そして場所は岡本太郎美術館。

もう行くしかない!

そんな経緯があって心を踊らせながら汗だくで歩いた。

美術館に入ると通常展示の岡本太郎さんの作品が展示されており、奥に小松美羽さんの作品があるといった感じだった。

展示の仕方としては
小松美羽さんの今までの成長の軌跡を辿るような形で幼い頃の話や高校時代に描いた作品、銅版画、そして現在のスタイルで描かれた神獣達、曼荼羅という並びで進んでいく。

どの作品も細かく描かれており うさぎの裸 という作品は高校3年生で描いた作品だと知って驚いた。

うさぎの裸

そして、次は銅版画。
銅版画は小松美羽さんの世界観が感じられるもので本で制作するにあたっての経緯を読んでいたのもあり色々感じることがあった。
そして銅版画から離れるときに、銅版を切ったという文章があり、その銅板も展示されていた。

様々な思いからその行為に至った事も本で書かれている。

そこからは色を使った画風に変わり、現在のアクリル絵の具を使用したスタイルの絵が並んでいた。

どの作品も力強く生き生きとそしておどろおどろしくも見える神獣達。

他の絵にはないパワーを感じる。
絵の大きさもさることながら銅版画のように細かく描かれていてスマホの中で見ていた絵とは全然違かった。

そこから、有田焼の職人さん達と協力で作られた狛犬も多く展示されており、どの狛犬も魂がこもっていて見ていて楽しかった。

上の写真を撮るとき鈴あたりに顔認証が寄っていったのも驚いた。

そして東寺で描かれた 曼荼羅 。
大きさは160㌢の自分が3人くらいの大きさで
不思議な空間だった。
そのエリアの中に岡本太郎さんの作品が置かれておりまさにコラボという感じだった。

そこからは、現在描かれている作品が並んでいた。
現在に近づくにつれ絵の世界観が大きくなっていっていてまだ自分には理解できない部分も多くあった。

そして展示を見終わり、グッズコーナーでちゃんと画集を買いました。

展示を通して感じた事はこれほどにも大きな絵を描くのにどれだけの集中力と体力がいるのだろうという事ときっとすごいスピードと勢いで描かれているんだろうなという事だった。

小松美羽さん自身かなりスピリチュアルな体験をされている方なので描けるのだろうなとも思えた。
 絵を描く際、必ず祈りから始まるというところからも、絵を描く事が儀式のような意味も持っているのだろうなとも思えた。

それくらい自分が普段見ている世界とは別の次元の絵だった。

だいぶ前だけれどある日の日記。

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