中国行きのスロウ・ボート
村上春樹さんの作品を読んだのは久しぶりでした。(おそらく4年前に「一人称単数」という書籍を読んで以来…)
1983年に刊行された「中国行きのスロウ・ボート」という短編集が先日復刊されたので、それを手に取りました。
手にしてから「そういえば実家にあったかも…」と思い立ち、実家の本棚を見てみると、当時の単行本がありました。
それは父が若い頃に買ったもので、もちろん経年劣化もあり、また今でこそ禁煙しましたが、当時は結構な喫煙量だったようで、その煙も影響したのか装丁は茶色く変色してい