世界樹の迷宮2リマスタークリア所感


影響が大きい1との変更点

1に比べて難易度が上がったように感じたが、1で強かったスキルが軒並み削除されたり弱体化を受けたせいかと思われる
1でぶっ壊れ筆頭だった医術防御を始め、半永久的に探索できるバードのHPTP回復スキルやキャンプ処置辺りが上げられるか
他にも全体的にスキルの燃費が向上しており、1と同じ感覚で使おうとするとすぐにガス欠する
これは魔法職より物理職が顕著で、1の物理職の燃費が安すぎたともいえるが
逆に強化された点として、ブーストがスキルとして明確化された
これで各職で相当格差ができてしまっているが、敵(特にFOE)がかなり強化されているので上手く使いこなさないとレベルを上げ以外で対処が難しいかもしれない

新職業の追加

1の職業は全部続投の上で、新職業が3つ追加されている
このうちストーリーを進めないと使えないのはペットだけで、他は最初から全部使えるようになっている
世界樹には珍しい万能系のドクトルマグス
レンジャーとは違うタイプの後列物理職のガンナー
独特でかなり癖のあるペット
やはり世界樹スタッフは癖のある職業は最初から使えないようにしてバランスを取っている模様
何となく全職業作ってみたが、結局使わない職業もあったので無駄になった感
それ込みで30人という膨大な人数を登録できるのだろうが、途中からLV1の新人を使うとなると育成も大変である
この問題は3である程度解決されている模様

難易度の向上

1の時点でDSのゲームとしては難易度の高いゲームではあったが、2は1で慣れたプレイヤーしか購入しないと判断したのか更に難易度が上がっている
雑魚的の強さもさることながら、FOEが全体的に強化されている上に数も多い
しかも地形を無視して動くFOEもいるので、油断をしていると避けたつもりが遭遇した、なんていうことも頻出する(この手のは若干弱めに設定されてはいる)
加えてFOEは経験値0なので素材目的以外で狩る理由がない
1では相応の経験値を持っていたので少々無理してでも狩る旨味はあったが、2では無理に狩る必要がほとんどない
下調べをした上でなら装備品目的で狩るのはありか
この仕様のせいかFOEをコントロールできるアイテムがあり、これを上手く使えるか否かでかなり快適度合いが違ってくるようにも感じられた

採集での金策がかなり難しく

1ではレンジャー5人に採取スキルを覚えさせて高額素材を採取しての金策が常套手段であったが、2はこれがかなり難しくなっている
まず採集スキルが大幅に弱体化されており、最大LVが下がったのも相まって1日で採集できる回数が大幅に減少
加えて一定確立で敵が襲い掛かってくる(先制かつその階層の最上位の敵)ので低レベルの採集専門部隊などで行くと瞬殺されてしまう
金策が必要になるのは終盤なので正直ここまで徹底する必要はなかったようにも思うが、裏を返せばその段階では取れない素材などを回収できるとも
そこまでする必要があるかどうかは微妙なところではあるが

ざっくりとプレイを振り返る

例によって
ソードマン=剣
レンジャー=弓
パラディン=盾
ダークハンター=鞭
メディック=癒
アルケミスト=魔
バード=歌
ブシドー=刀
カースメーカー=呪
ガンナー=銃
ドクトルマグス=巫
ペット=獣
と記述する

最初は剣鞭刀巫魔で、FOEを相手にする時は盾、採集する時は弓を採用
せっかくだから新職業を使おうとも思ったが、弓と銃は被るように感じたのと、獣はどうにも癖が強いように思えて採用したのは巫だけ
巫は癒に比べて回復能力が劣ることもあって、巫のTPが尽きる=帰還とやっていたらレベルが程よく上がっていたように感じる
巫がそこそこ殴れることもあって、三回層辺りから剣を呪に変更
鞭刀呪は1と比べて大幅に強化されており、この三種を縛ると結構な縛りプレイになりそうにも思えた
結構ボスが強めなのだが、何だかんだでそこまで苦戦せずに勝てていた
やはり追加されたフォーススキルが強く、これを上手く使いこなすと格段に楽になる
もっとも、フォーススキルを使い出したのは二回層クリア辺りからではあったがww
特に鞭のオールボンテージと魔の超核熱の術式は相当に強く、苦戦したらこれを使ってればいい、くらいまであった
また盾の完全防御は1ターン完全無敵という使いどころを間違わなければ全滅を簡単に回避できる
そりゃフォース上昇アイテムのアムリタ弱体化されるわww
1と同じ仕様だったらマジでフォースゲーになっちゃうからな

表ボスまではそこまで苦戦しなかったが

1は強いスキルを乱発していればボスはどうにかなっていたが、2はそういった強いスキルはないので楽勝という感じではなかった
巫の強化スキルが強いというか、単体にしかかからない代わりに強化は強めなので防御強化を盾にかけて挑発すると単体攻撃はほぼシャットアウトできたりする
さすがにフロアボスは単体攻撃だけではないので対策は必要だが、鞭のオールボンテージと魔の超核熱術式をぶっぱすれば割とどうにかなったりも
相変わらず封じが強いゲームだと認識させられた次第
一度ダンジョンを出るとフォースゲージが0になるのでゲージを溜めるのが結構大変なのがネックだったり
表ボスはまさかの二連戦で、一戦目が思ったよりあっさり倒せて手応えないなと思っていたらまさかの二戦目
これも初見殺しかと思いつつ、しっかりと準備をしたら意外とあっさり
全体的にボスはあんま苦戦しなかったな、と思っていたが裏ボスがかなり強い
というか行動パターンが完全に決まっている代わりに一撃一撃が相当に痛い
対策無だと一撃で致命的なダメージなり状態異常なりにされてしまう
これ初見で倒せたプレイヤーおるんか? と思えるほどだww
結局これもフォーススキルを駆使することでどうにか倒せたので終始フォース頼みだったかww
アルケミストがすぐに落ちるのとアムリタを回せないのでここだけガンナーを採用
多分2で一番苦戦したと思われ

各職業の所感

ソードマン
1と同様に途中で他職に変えてしまったww
チェイスが剣斧両方で行けるようになったので利便性は増している
スキルポイントに限りがある世界樹において剣と斧双方にそれなりに使えるスキルが配置されているというのは微妙に使いにくい
本気で使いたいならチェイスを生かす編成にする必要があり、その点でも自由度がなくなるのもマイナスポイントか

レンジャー
1では火力担当でもあったが、2ではややマイルドになった模様
変わりに探索や補助で使いやすいスキルが幾つか追加されている
この辺りは玄人好みなスキルも多く、無理に使わなくても良さそうな雰囲気もあるww
行動順が飛び抜けて速いので緊急時にアイテムを使ったりするには適任

パラディン
1では三竜くらいしか使いどころがなかった(というか私が上手く使えなかった)が、2では単体攻撃相手なら挑発で完全シャットアウトしたり、医術防御がなくなったので属性ガードも出番が増えた
またフォーススキルが1ターン完全無敵なので使いどころを間違えなければ絶対的な効果を期待できる
1は属性ガードにあまりスキルポイントを振らなくて良かったが2は最大まで振らないと効果が薄いのは若干痛手か
とはいえ他に振りたいスキルも少ないのでそこまで気にする必要はないかも

ダークハンター
1でも結構強かったと思うが何故か強化された
目を引くのはフォースのオールボンテージで、これを使ったら数ターンエクスタシーを連打することで大ダメージを出せる
1はエクスタシーを使いたかったら複数人で縛るのが前提だったが、2は自己完結してしまっている
そもそも縛りが強いゲームで問答無用で縛れる時点で強すぎる
加えてその後の火力まで完備
鞭が強すぎて剣を使う理由がないが、縛りプレイなら剣もありかww

メディック
1では医術防御が強すぎて使わないのは縛りだったが、見事に削除
加えて長時間の探索を可能にしていたキャンプ処置まで削除
更に回復量は劣るが速さに勝り補助もできる巫の追加
とまあ1で強すぎた反動か見事なまでに弱体化を貰ってしまった
とはいえ状態異常や戦闘不能を回復できるのはこちらに分がある
私は最後まで使わなかったが、状態異常に関しては格安の回復アイテムでも十分だと思った(アイテム欄を圧迫するが)
戦闘不能に関しては奇襲から落とされこともザラにあるので普段から回復を持ち歩いてはいた
1では必須だったが2では無理に使わなくてもいいかと

アルケミスト
相変わらずの使い勝手
序盤の毒アゲハを一撃で屠れるというだけでも採用の価値がある
加えてフォースの超核熱の術式の威力がおかしい
序盤でFOEを狩りたかったらこれを使うのが手っ取り早いか
また弱点を突いた時に威力が上がる解析や、中盤以降の弱点がない相手に対する核熱の術式など、1では中盤から頭打ちになっていた火力も補強されている
代わりに毒は呪に持っていかれたが
1と違いHPブーストにスキル振れるので若干耐久面も強化されたが、それでもHPの低さは相変わらず
裏ボスに対しては火力が微妙になるのと耐久面から不採用に
総じて1とほぼ変わらない使い勝手と言える

バード
TP回復の強化が削除
これを毎回使っていればほぼ無尽蔵に探索できるから仕方ないね
相変わらず全体に強化できるのは優秀、加えてターン制限がないのも変わらず
その分上昇量が幾分控えめになっている模様
2は最大レベルまで上げて引退を繰り返すことでレベル上限が1ずつ開放されるという鬼畜仕様なので、99を目指すならホーリーギフトがほぼ必須か
そこそこ殴れて回復もできる巫と二択になりそうだが、こちらは全体にかけられるのと属性付与ができる点が優秀
一番の敵は強化が三種類までしかかけられないという仕様なのかもしれない

ブシドー
1では使い勝手が微妙だったが、一手余計にかかる手間が消えたのでかなり使いやすくなった
高火力紙耐久というのも変わらないが、攻撃力が高い敵には巫の防御スキルをかけてやると意外と耐えてくれたりも
1では世界樹の仕様である三種類までしか強化がかけられないというのがかなり足を引っ張っていたが、2ではそれに悩まされることもないのも追い風
ちなみに1の時は偶然レアドロップで強い刀をゲットできたので途中から切り替えたが、それがなかったら使っていたか怪しいww
2は五層手前で武器を大幅更新できるのも良い感じか

カースメーカー
1では唯一使わなかったが、2では全体睡眠が強化されたので使い勝手が向上
初手に全体睡眠をばらまけるのが馬鹿みたいに強く、雑魚に睡眠体制を持っている敵がほぼいないことから脳死で使っていける
他には無理矢理弱点を付与する変化の呪言
ボスにも普通に効果がある上に全属性対応なので実質全体を強化しているのに等しい
ペイントレードもかなり癖が強いが使いこなせば火力も出せる
まあこちらはかなり玄人向けなスキルなので私は使わなかったがww

ガンナー
火力特化した代わりに命中や防御に難がある弓、といったポジションか
私は裏ボスだけ採用したが、火力は申し分なかった
命中に難があるという触れ込みだったが、オールボンテージで足を封じていたせいかそこまで気になることもなく
脆いとはいえ後列から殴れるし、魔ほどでもないので魔なら落ちるが銃ならギリ耐えるという状況も有り得なくはない
普段使いなら弓の方が便利そうだが、ボスに対してならこちらの方が良さそうな気も

ドクトルマグス
世界樹には珍しい万能職
本職に及ばないものの回復補助をこなし、自身もそこそこ殴れるFFの赤魔術師的ポジション
世界樹は装備している武器で速度補正がかかるので、杖より早く動ける剣を装備できる時点で回復役としては優秀か
また補助の方も一人にしかかけられない上に5ターンしか続かないがその分効果は高めで、一定ターンで切れるというのも世界樹の仕様に噛み合っている・・・かもしれない

ペット
ほとんど使わなかった
攻撃役にするか壁役にするかの二択だが、攻撃役にした場合は命中にやや難があり、壁役にした場合は自身の高い防御力を生かしにくい
イベントで強制的に使わされる箇所があるので、そこで使ったくらいか
熊がいたので何となく「赤カブト」と命名してみたが、銀牙知ってる人はおどれくらいおるんかねww
今は続編がカイジのスピンオフ並に出まくっているとも聞くが
いやすみません、ほとんど使ってないからネタがありませんww

総括

1よりも難易度が上がっているが、その分こちらも強い攻撃手段が用意されているので知識が要求されるか
難易度が上がったと感じた要因に1で強かったスキルが軒並削除されたことと、金策がやりにくくなったことが上げられるか
スキルはともかく採集関連は少々やり過ぎな感じも否めないが
とはいえ全体的には1とほぼ変わらない感じで遊べたようにも
巫がいなかったら1の焼き増しに感じていたかもしれんww

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