南池袋公園1

公園からエリマネに!南池袋公園【第一回 ソトノバライタークラス宿題】

初日の感想

公共空間の転換点を知ることができ、様々な国の転換点やキッカケをもっと学び、今後の公園活用に生かそうと思いました。
さらに、記事の書き方についてのいろはを学び、実践形式で体感することができました。

また、参加者と議論し、ソトについて、自分ももっと学ばなければと触発され、ソトについて学び直す良い機会にもなりました。

南池袋公園の見どころを3つ

1.地域に合わせた公園リノベーション

豊島区といえば、乗降客数が非常に多く、ターミナル駅としても有名な池袋を連想するだろう。しかし、そんな池袋でも消滅可能性都市に2014年に指定されてしまいました。

理由としては人口自体は増加傾向にあるものも、定住率が低く、単身率が高い為、今後人口が減少するとの予測されたためです。

当時の豊島区は、消滅可能性都市にならないための対策として「女性にやさしいまちづくり」を掲げ、若い女性を区に流入させる政策をとり、若い女性や親子連れが集まる場を作ろうと考えました。

それが南池袋公園の始まりでした。

その後、有識者・市民・行政・民間を巻き込み、南池袋公園をどういう場にするか考える「南池袋公園をよくする会」を作り、より良いばづくりに努め、現在のような南池袋公園が完成したのです。

地域の特性に合わせてリノベーションされた公園が南池袋公園ということになります。


2.遊具と芝生とレストランと

園内には公園で楽しめるような様々な工夫が考えられています。

ゴザで寝転んだり!

卓球台も!

子供が遊べる遊具もあります!

地元の方がやっているレストランで食事もできます!

学生がウッドデッキでくつろいだり、夫婦がレストランでご飯を食べたり、子供たちが遊具で遊んだり、お爺さんが芝生で寝転んだりと。
公園内で様々な世代がそれぞれ過ごし方ができる場となっています。


3.公園のソトも幸せに!

様々な特徴がある南池袋公園ですが、他の公園と大きく違うところが、「多様な主体者がいる」という点です。

主体者とはつまり、公園内で食事を提供し、収益を得ている、レストラン(Racines FARM to PARK)。公園をより良いものにする南池袋公園を良くする会(市民や行政など)。そして、実は公園の地下を利用し、変電所を設置している東京電力。公園の管理を任されている西部造園。その4者のことです。

土地を利用しているレストランと東京電力が土地利用料として公園に対し、お金を払い、公園に還元しています。そうした仕組みが持続的な公園の運営を成り立たせています。

また、還元された費用は公園内だけでなく、公園のソトも巻き込んで地域の商店街と一緒にイベントを組んだりなどもしています。

日経BPより

それら一連の取り組みからか、南池袋の商店街は賑わいを取り戻し、豊島区は住みたい街ランキングにも名を連ねるようになりました。

地域の特徴を反映し、地域に愛されるような公園が増えるとその地域に生活する人々の笑顔も増えるような気がします。
また、今は使われていない公園も、その地域に合わしたリノベーションをして、新しい顔を持たせるのも、今後より見れるようになるかもしれません。

そんな日がくることを、楽しみにして、私も、そんな日が見れるように奮闘しなければと思いました。



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