八月の御所グラウンドを読みました

鴨川ホルモーから万城目学作品を読み続けている私。八月の御所グラウンドも早々に手に入れたものの他の積んである本を読んでから大事に読もうと思っていたら直木賞受賞!おめでとうございますー
と、いうことで、長男からかりていた大城文章氏の本を読み終えたので、いよいよ読みました。
十二月の都大路上下ル
は青春小説、そこに絡んでくる彼の人たち。彼の人たちを夢中で追いかけていた日々が私にもあって大好きな木原敏江氏の漫画の言葉に「墓碑銘は青春という」ってあったなあ、と改めて思い出してしまいました。いや、このお話はそんなノスタルジーモノではありません、青春スポーツモノです、また今年の十二月高校駅伝みると、思い出してしまうだろうな。みんな頑張って。
八月の御所グラウンド
読み進めるうちに、え、待って待って、うわ、そうなのかーと唸り最後に切ない気持ちと、爽やかな前向きにな気持ちになる、すごっく暑いと思うけれど、という感想だったのですが、少し自分なりに考えたことなど。
このお話が2023年に出版された、ということ。
読み終えた時にロシアとウクライナとの戦争が始まって2年という報道をちょうどしていて、まさに2023(2024になってしまったけれど)に感じるこの気持ちがあるよなあ、80年前の話が迫ってくる感じがと思ったのです。
そしてシャオさんという存在。頭脳明晰で烈女?な中国人留学生という存在。
話の中にもあった北京オリンピックや北支。さりげなく重要なポイントだと思いました。
普通に京都✖️青春文学と読んで楽しんで良いでもけっこう深い。
万城目ワールドにまたハマった感じでした。


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