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音楽用イヤープラグを使ってみました

あっという間に4月です。本当にあっという間ですねぇ。そんな4月に入った4月9日(日)。はるばる佐賀県は鳥栖市民文化会館まで行ってまいりました。目的はコチラ!

T.M.Revolution、久々の47都道府県ツアー「T.M.R. LIVE REVOLUTION '22-'23 -VOTE JAPAN-」佐賀公演です!選挙投票日にこのライブというのも大変乙なものです。
今回はFC会員先行でチケットを取ったので、座席は4列目の中央やや右寄りというとても良い位置でした。しかしそうなると気になってしまうのが一過性の音響外傷。

ロックのライブコンサートは腹まで響く大音響が大きな魅力なのですが、一方で聴覚へのダメージも懸念されるわけでして。実際、ライブに参加した直後から2〜3日は耳鳴りが続く様な状態になっておりました。そのタイミングで聴覚検査を実施した事があるのですが、それは見事なC5-dip(4kHzの高音域の聴覚が低下)を示していました。数日したら元に戻りましたので、「一過性」の音響外傷と言うわけです。
近年、イヤホンやヘッドホン等を不適切な大音量で長時間使用する事による若者の聴覚障害が懸念されており、WHOの2019年の報告では世界の若者(12〜35才)の半数となる11億人に難聴のリスクがあると書かれています。
自分はもう若者というわけでもなく、普段から困らない程度の耳鳴も認める様になっておりまして(精密検査を受けても耳鳴りの原因がなく、ストレスが掛かると耳鳴りがひどくなるので、心因性なのでしょう)。その状態なので、爆音に曝されて音響外傷を来した場合にきちんと回復するのか心配になってしまうわけです。これでも一応医師ですので、耳は商売道具の一つなわけですし。

そういうわけでどうしたものかと考えておりまして、以前より評判になっていたコレを試しに使ってみる事にしたのです。

音楽用イヤープラグ AZLA POM1000

音楽用のイヤープラグです。まぁぶっちゃけて言えば耳栓なのですが、「音楽用」たる所以は音質というか音楽的なバランスに与える影響を少なくしつつ耳が曝される音圧レベル(音量)を適度に下げるところにあります。

今回購入したのはAZLAのPOM1000。妻の分と2つ購入しました。

イヤーピースが素材2種・サイズが3種ずつ入っていて、自分の耳に合うものを選びやすいのがいいですね。ポーチが付いているのも地味に便利です。

ポータブルケースと紐

持ち運び用のポータブルケースも質感が高くてイイ感じです。左の紐はどの様に使うのかと言えば…、

肩掛けの紐を装着

この様に肩掛け式にできるのです。これで激しいライブでも落として紛失する事を防ぐ事ができるわけです。ナイスですね。

なぜこの製品を選んだのかと言いますと…、

2つのモードを選択可能

自然な遮音を行うオープンモード(開放:右の「・」側)と、より強い遮音を行うクローズドモード(密閉:左の「|」側)の2つのモードを選べるからです。言うなれば「弱」モードと「強」モードでしょうか。

購入してすぐ効果を試してみようと、TVを観る際や車通りの多い道路で使ってみたのですが、これがイマイチ効果がよく分からなくてですね…。本当に大丈夫なのかな?と思いつつ、ライブ当日を迎えてしまいました。

機材運搬トラック、カッコいい

まぁここまで来て色々考えても仕方ないよな…と思いながらイヤープラグを装着してライブが始まったのですが…。
おや!聞こえる音がマイルドに!!これは耳が楽です。西川さん(ボーカル)の声がちょっとこもりがちな気がしないでもないですが、慣れてくると普通のバランスになってきます。これは不思議。

モードを切り替えてみると、その違いもよく分かります。バランスとしては弱モードの方が良いですね。強モードの方がボーカルが抑え気味になります。しかしそのまま装着しているとその違和感がなくなり、自然なバランスに聞こえる様になります。

本編ラストとアンコールラストの2曲だけイヤープラグを外したのですが、音圧の強さにビックリしました。それくらいイヤープラグの効果があるという事です。
SNRの表示はないのですが、公式サイトを見ると-20〜-35dBの減衰効果がある様子。

転載:株式会社アユート AZLA POM1000

Apple Watchのアラートを見るとライブ中の騒音レベルは95dB(A)と出ていたので、75dB(A)くらいに減衰できている可能性があります。大体掃除機レベルくらいでしょうか。車通りの多い道路よりも下げる事ができています。
そこまで減衰できているのであれば聴覚への負担はそこまで気にする必要はありません。ライブ後も耳鳴りがひどくなった感じはありません。むしろ翌日の仕事後の方がストレスで耳鳴りがひどくなっていました。orz

ライブの楽しさは耳で聴く音だけでなく腹に響く低音の振動もあり、もちろんこれは減衰しません。聴覚の心配を忘れてライブを楽しむ事ができて、とても良い買い物だったと思います。

4月27日(木)の長崎公演にも参加するので、その時も持って行きます。今度のチケットはFC先行を申込み忘れて一般販売で確保したので、座席は後ろの方かもしれません。
今回のライブはスピーカーの近くだったので強モードで装着していたのですが、後ろの方だったら弱モードや未装着でいいかもしれませんね。うまく使い分けてライブを楽しみたいと思います。

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