色覚検査を受けてきました:その2・大学病院編
シン・仮面ライダーがついに公開されました!最速上映を観てきました!何を言ってもネタバレになるので何も言えないのですが、とにかく良かったです。リピート確定です。
まぁそれはさておき。
先日の眼科クリニック受診の際に、アノマロスコープ検査を受けるために長崎大学病院 眼科宛の紹介状を書いて頂きました。それから早1ヶ月。予約していた受診日がやって参りましたので行ってきました。実は長大病院の受診は初めてです。
診察予約は9時ですが、30分前には外来の総合受付へ来る様に指示がありましたので、8時30分より少し前に1Fの総合受付へ。既に患者さんで一杯です。病院スタッフの皆さんの頑張りには本当に頭が下がります。
総合受付で初診手続きを終わらせて、指示通りに5Fの眼科外来へ。ここも既に患者さんで一杯です。
眼科外来の受付で簡単な問診票を書いて提出。お薬手帳を持っていたらそれも提出します。「どんな病気を持っていてどんな治療をしているか」という情報は診察の際にとても大事なので、皆さん忘れずに持っていきましょうね。
しばし待ちまして、まずは簡単な検査から。視力・眼圧等の検査を行います。次に医師の診察。問診と簡単な診察があります。そして今日の目的の色覚検査へ移ります。
「大学病院でも一通り色覚の検査をしておきましょう」という事で、まずは仮性同色表から。SPP-1と石原式を行いました。
何気にSPP-1は初めてな気がしますが…う〜ん、全然答えられないですね…。石原式はまぁいつもの感じでよく分かりません。
お次は先日も行ったパネルD15検査。これは2回行います。1回目はスムーズに並べられたのですが、2回目は3〜4個目あたりのところでつまづいてしまいました。2つのコマの色が違うのは分かるのですが、前のコマの色とどちらが近いかと言われるとどっちも同じくらいに近いんですよね…。
「あえて言うならこっち?」という方を選んで、そこからはまぁスムーズに並べたのですが、最後の3個くらいで「やはり何か繋がりがおかしい様な?」と思いつつ、並べ終わりました。
そして本日のお目当てのアノマロスコープ検査。色覚特性のタイプの診断に必要な検査です。どんな検査かというのはコチラをご覧ください。解説して下さるウェブサイトがあるというのはありがたいものです。
リンク:安間眼科「色覚検査」
さてさて、薄暗い部屋でスコープを覗き、ドキドキしながら下のノブを捻ってみたら、あれあれ?意外と同じ色に合わせられるな…という事で、測定点としては3個くらいであっさり終わってしまいました。もっとやってみたかったなぁという感じですが、まぁゲームではないので不謹慎ですね。
というわけで、色覚検査そのものはトータル30分くらいで終了しました。
色覚検査の後、未散瞳での眼底撮影と網膜の断層撮影を行なって、眼科としての検査は終わりです。眼底写真は散瞳して撮影した方が良いのですが、来週に元のクリニックで散瞳検査を予約しているので、今回は未散瞳での検査でお願いしました。
最後に医師の診察です。ちょっと眼圧が高め(正常範囲ではあるのですが)だった事に気になりつつ、色覚検査の結果は以下の通りです。
まず仮性同色表。SPP-1と石原式の結果です。
見事な2型色覚。まぁこれは順当な結果ですね。仮性同色表では色覚特性の程度までは診断できませんので次に行きましょう。
お次はパネルD-15テストです。2回目がちょっと戸惑った感じだったのですが、結果はどうかな…。
やっぱり2回目は戸惑ったところで間違えていますね。けれどもその先はある意味近い順に並べられていますね。1回目も1ヶ所だけ間違えていますが、いずれにしてもパネルD-15検査では2色覚や強度の3色覚ではなさそうです。
ここまでの検査では先日の検査と同じ「軽度(正確には中等度以下)の2型3色覚」です。日常生活での色弁別能力の実感と合っている様に思います。
そして今日のメインディッシュ、アノマロスコープ検査です。さてさて、どうかなどうかな…?
2型2色覚!?
おんやぁ?ちょっと驚きです。診察頂いた医師の先生もちょっと解釈に困っている感じでした。
自分が医師(産業医)である事はバラしていましたので、一体こりゃどういう事なんでしょうねとお話ししたのですが、「まぁこれが多様性というヤツですかね」という事でサクッと着地させました。
こんな感じで診察が終わり、費用精算して本日の受診は終了。12時30分過ぎに病院を出たので、病院にいた時間は正味4時間でした。
話は外れますが、総合病院を受診する際は午前の診察でもできるだけ半日休暇ではなく全日休暇で受診した方がよいです。総合病院の診療システムは非常に洗練されているのですが、それ以上に受診者が多いのです。病院のスタッフの皆さんはとてもキビキビと頑張って働いておられますので、病院に行く時くらいは仕事の事を忘れてゆったりした気持ちで受診しましょう。読書用に本を持っていくといいですね。
お話を色覚検査に戻します。
最終的な診断結果は「軽度(正確には中等度以下)の2型3色覚なんだろうけど、アノマロスコープ検査では2型2色覚」という何とも解釈の難しい結果になりました。
さて、これについてのMy考察です。
アノマロスコープ検査に慣れておらず、色の見分けがきちんとできていなかった。もう何回かやっていたらきちんと見分ける事ができたかもしれない。その場合は「軽度の2型3色覚」の診断と一致する結果が出たかも。つまり「ハードとしての機能はちゃんとあるが、ソフト側でその機能を活かせなかった」パターン。
アノマロスコープ検査の示す通り本当は2型2色覚やそれに近しい強度の2型3色覚なのだが、これまでの実生活やCUD研修の準備で色弁別の方法を学習して、見分ける事ができた。こちらは「ハードとしての機能に懸念はあるが、ソフト側でそこを補った」パターン。
こんな感じでしょうか。自分自身の実感としては1.の方、つまり「軽度の2型3色覚」の機能は持っているのだけど、「色を見分ける技能」がイマイチだったので「今回の」アノマロスコープ検査では2型2色覚くらいの色弁別能力しか発揮できなかったのだと感じています。
アノマロスコープ検査を何回かやってみたら、ひょっとしたら「軽度の2型3色覚」の結果になるかもしれませんが、病院側もお忙しい中でそうそうできる検査ではないからですねぇ。
そんな事をオクサマとも話しつつ、最終的に出た本日の結論はこれ。
「検査結果はしょせん『検査の結果』。それよりも『実生活等の場でどんな事に困るのか』を考える方が大事。」
やっぱりここに着地しますね。良い勉強になりました。
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