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私にグサグサ刺さる紫色の世界1


 簡単に言えば、ずっと家にいるので積み重ね続けた雑誌の解体を行った結果に出会った〝大好き岸くんテキスト発表アワード(パクリ)〟の開催です。要はTwitterへの連投防止策ですね。


 ご容赦いただきたいのは、あくまでも私に刺さるテキストであって当たり前ですがコレが岸くん本人の性格を表しているわけではありません。現に私は拾い上げていない方向性として、最近クレジットカードを人生で初めて使ったなんていう数日で億を動かす26歳とは思えない激的に可愛いエピソードなんかもあります。え、今まで通販したら払込票持ってコンビニに行ってたの?King & Princeのリーダーが?!可愛すぎるにも程があるわ!となるような話は多分出てこないので、私の好みに付き合ってもらうだけの文章です。



●運命の出会い

 きっとそういうのはいないと今は思ってますね。将来的にも見えないです。将来的な設計図を今は見たくないですね。生きてる今が大事だから、自分の中で運命の出会いは求めてないっす。

(2020.2月号WU キシノシキ【運命】岸くん)


 ハイ、彼のこういう冷めた言葉が大好きです。ぜんっぜん夢見てません。彼にとって恋も結婚も現実の延長線上にある生活の変化の一つみたいなものに過ぎない感じが大好きです。そしてこの「生きてる今が大事だから」これ、ここがめちゃくちゃ岸くんですよね。なんかどこか悲しいというか切ない文章になってしまうというか音楽でいうと短調寄りというか、コレについては後でまた書きます。


●香り

 1日の中で好きなのは、外に出て風を感じる時間。とくに夏。日が落ちてきて夜風が吹き始めた時は、思い出の香りを感じるんだよね。夏の思い出が多いから、その香りをかぐと、自分のバックボーンを思い出してなつかしい気持ちになるんだ。だから時々、外に出て思い出の香りを感じるのが好き。

(20200807D誌9月号)

 
 たまに夜の散歩をしているよ。10分くらいの軽い散歩なんだけど、いいリフレッシュになるんだ。近所にキンモクセイが咲いていて、その香りをかぎながら歩いている。キンモクセイは「急ピッチで年末になって年が明けるんだろうな……」って一年が終わるさみしさを予感させるけど好き。香りで季節を感じることがよくあるよ。雨上がりのアスファルトのニオイには梅雨を感じたりね。

(DUET 2020年12月号)



 岸くんて〝匂い・香り〟に敏感ですよね。コレは私の自担である永瀬さんもそうなんですけど、我々とは違う世界に生きているような気がする彼らも同じように香りで季節を感じているって良いな〜と思います。

 しかも、岸くんも話している通り〝香り=季節〟を思い浮かべる背景には自分が育ってきた人生があるわけですよね。雨上がりのアスファルトの匂いなんて特に幼少期に感じる匂いだと思うんです。小学校から見えていた景色や、今となっては狭くて細い道なのに、当時は広く見えていた通学路を子供傘をさして歩いた日を思い出したりする方も少なく無いのではと思います。こんな風に何かしらの季節の匂いを感じるとき、岸くんの心にもそういう過去の景色が浮かんでいるのかも知れないなと思うと、すごく香りに関してのテキストが大好きです。そして秋になると永瀬さんか岸さんから出てくる金木犀の香りの話は毎年読みたい私の中の秋の風物詩です。



●人生論

最近は、人との出会いや、その人と一緒にいる時間を大事にしたい気持ちが強い。今まわりにいる人と一生一緒にいられるかどうかわからないからね。

(20200807D誌9月号)


 岸くんは〝諸行無常〟なんです。いや、すみません正しい諸行無常を知らないかも知らないです。ただ〝いろはにほへと〟の歌を知ってますか?まぁ日本人なら知ってますよね。ちなみに私は全文を意識したことがなかった非国民でしたが。たまたま簡単な解釈を見つけてよく考えて読んでみたら、コレ岸さんじゃん!ってなっちゃいました。


色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

 こちらですね、興味が有れば調べてみてください。


関連

「ここで手を繋げたら明日がなくなってもいいくらい幸せ」
「地球最後の日…とりあえず寝る。最後を知らないまま、普通にただ寝ていたい」
「いつ止まってもおかしくないと言う思いで、1公演1公演全身全霊で挑みました」
「いつ死ぬか 何歳くらいとかなんとなくでも分かれば それまでに後悔しない生き方ができるかなって」


 これらも私の中で似た位置にある言葉ですね。何ですかねただただ苦しい。そして言葉選びが綺麗です。彼の歌やダンスもそうですけど、言葉や考え方がドラマティックでは無いですか?あ〜これはわかりません。私の中ではそういう彼像が出来上がってしまってるだけなのかも知れませんが。

 特に「地球最後の日……とりあえず寝る。最後を知らないまま、普通にただ寝ていたい」この言葉を見た時、果てしない宇宙が目の前に広がりましたね。頭の中にビックバンが起こってました。人に愛されて仕方ないこの人に最期に会いたい人たちはたくさんいるだろうに、当の本人は何も知らないまま眠りたいなんて、彼を愛する周りの人達はどうすれば良いと思いますか?愛する彼のために自分達の会いたい気持ちを抑えていつも通りお別れするんでしょうか。それを考えたら夜も眠れません()


 余談ですが大好きなコンビきしれんは「明日が来ないかもしれない」って言う岸さんに「明日は来るでしょ」って当たり前のように(いや当たり前です)返す永瀬さんという組み合わせがなんとも好きです。


●だけどメンタル健康

 自分の強みは……いやいやいや、もう、なんでしょうね、強いていえば、『元気なところ』じゃないですか。もちろん人間なので、へこむこともありますけれど、基本は寝れば忘れられるタイプなので、メンタルが健康。気持ちよく寝られるのも強みだと思っています。

(20210628with8月号増刊)


 ここなんですよね。さっきまで謎に悲壮感漂わせる言葉ばかり並べてみたのに、結局彼は元気だって言うんですよ。そして周りの皆さんからの印象としても元気なんです。間違いなく元気な方なんでしょう。その元気でお転婆(神宮寺さん談)な方が紡ぐ言葉が時々こんなに多彩で、そして冷めていたり、諸行無常的だったりすることが私の興味を掻き立て仕方なくて、この人の奥にあるものを見てみたくなるんですよね。きっと一生見えないし、ただのオタクが望んではいけない領域なんだとは思います。

 

 あ〜だからつい最近出た雑誌の「好きな人と一緒にいる時しか生まれない空気とか、素の笑顔もあるんじゃないかなと思う」には泣きましたね。それは君を好きな人の多くが1番見たいものだよ〜〜!となりました。前述したテキストにあるような少しの切なさみたいなものを作り出す彼の奥の方も見たいですけど、あんなに頑張ってクシャクシャっと笑う彼の素の笑顔がどこかにあるなんて、もう一度心の中に宇宙呼んじゃいましたよね。きっと可愛いんだろうなぁ〜〜と思いながら涙ぐんでます。まぁ、あんなに一生懸命生きてる人なので、どこかでそういう柔らかな気持ちで過ごしていてほしいと思ったり、切なくて少し(かなり物分かりのいい大人ぶって少し)温かな気持ちになるテキストでした。切ない度が圧倒的に勝ってますけどね。



 先程更新された『キシリアる』岸くんの尊敬されてーー!可愛いっすね。尊敬されてるのに自信がないのか、「そんなことないよ」って言ってあげたくなる岸くんの言葉選びにたまにすごい魔性というか人に愛して守ってあげようという気持ちを起こさせる力(多分天然でやっている)を感じるので、いつかその話を書きたいな〜とは思います。たぶん。


 好きなテキストを語ろうと思ったのに自分の感想が長すぎて尺を取ってしまったので、一旦この辺で終わります。最後まで読んでくださった方ありがとうございました。

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